![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】
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![](./img/okamigakuen/09_C.png) | [どうして普通に生まれてこれなかったのだろう。
恋愛感情というものが理解出来さえすれば、きっと傷つけることもなくて、ともすれば恋人なんてものにもなれたのかもしれないのに。
好きだという気持ちはあっても、普通の人にある感情の規格が自分にはなかったから。
もし、自分が死んでいたのなら、次は普通の女の子として、気持ちに答えられるか、なんて思っていて。
…そこまで話すべきだったのか、いや、きっともっと傷つけただろう。]
本当、最低。
[迫力のある絵葉書を見る。 好きなんだ、と教えてくれた時の表情。 それがとても懐かしかった。] (63) 2022/09/10(Sat) 10:42:37 |
──夢──
[地べたに寝転がっているくっきーの隣でしばらくその様子を眺める。]
悲鳴?
[何の話かは知らない独り言には首を傾げて、その後しばらくして呟いた一言に、薄く笑みを浮かべた。]
……そうだな、大丈夫だよ。
[逃げるのはやめた彼女なら、逃げることから引き留めてくれた彼女ならきっと、大丈夫だと、負けないでいてくれると信じる。
おいてきてしまったもう一人、手が2本しかないなら掴みたいもう一人は大丈夫だろうかと姿を探す。
どうにもほっておけないアイツが結構悪いモードに入ってるなって別れ際思ってたから。]
| (a21) 2022/09/10(Sat) 10:50:06 |
[時間の概念が曖昧だが、くっきーを追って外に出る前だったと思う、まつもっちゃんを引き留めるミサミサを見て足を止める。
おっ、湿布のお礼を言うのか?とオレは期待する。
したんだが、唐突な「武藤先輩は私をハメました」に慌てた。]
待て待て待て、ハメてない!
ジョークを言うミサミサは面白いのであれは必要な教えだった!
おかげでオレは酸欠で死にかけたくらいだ、誇って良い。
[とか、彼女の無表情の前に顔を突き出して騒いだ。
その鉄面皮から湿布の話が出れば、おとなしく見守る。]
いや、オレの言うこと全部悪質な罠みたいに思ってないか??
武藤先輩は良い人だぞ、優しくてイケメンだ。
って唱えたら上書きされてくんねえかな…。
[くらいの口は挟んだが、実際挟めることはないので問題ない。
お礼を言うこと、ちゃんと覚えてくれてたのだと思うと嬉しいと思ってしまっての照れ隠しのようなものだ。隠す必要もないのだが。]*
[徹っちんを探しに行こうとして、やってきたよっしー先輩がくっきーの側にしゃがみ込み、話しかけるのを見て少し安心する。
徹っちんに彼女を任せたとは言ったが、多分徹っちんは徹っちんで大変なのはわかっているから。
じゅじゅが目を覚ますことがわかった今ならば、尚更。
恋愛と友情と信頼の違いとか小難しい話、二人がしてるのを見かけたとしても、詳しくは聞かないだろうけど。
そういうのを盗み聞きするのはなんか、趣味ではないし。
ただもしその命題を何かの機会にでも問われたとしたら、どう答えるだろう。
感覚でしかわからないから説明が難しい気はする。
こう、胸が苦しくなったり意味もなく切なくなったり、緊張したり脈拍が上がったり、そういうのが恋愛感情なのかな、とは。
友情は、って考えて。徹っちんの顔が浮かぶと思うけど。説明にならないか。
今徹っちんがもしもオレの頼み事を気にしてるのなら、
オレのことは気にしなくて良いんだって、
自分のこと大事にしてほしいって、なんとなく、
オレのことも思い出してくれてるなら良いって願望込みで思った。]*
| (a24) 2022/09/10(Sat) 11:40:11 |
![](./img/okamigakuen/09.png) | [いつ、天使が迎えに来るか、分からない。 でも今は、津崎さんの後を追いかけることはできなくて。
黒崎さんに、報告しようかな、なんて思った。 津崎さんのことを傷つけてしまったって。] (67) 2022/09/10(Sat) 11:42:04 |
[それから徹っちんを探して屋上に来れば、行き倒れになってるみたいな姿を見つけるだろうか。]
?!???!
徹っちん?!大丈夫か?!
[誰か呼ぼうにもオレには人を呼ぶことは出来ず。
駆け寄っても何もしてやることはできない。
だから、誰か来るまでか徹っちんが自力で人のいるとこまで行けるまでかわからないけど、そっと痛そうな腹に手を添えることしかできない。]
何かあれば助けに行く、って言ったのにな。
ごめんな。
[倒れた姿の横に座り込み、なんの役にも立たない手を腹の辺りに触れさせて、ぽつぽつと聞こえない声を一番の友達にかける。]
徹っちんはさ、諦めちゃうとこあるだろ。
ほっといてくれって、気にしないでくれって。
あのとき、オレが怒鳴って周りが険悪になった時…、
悲しかった理由を話してくれたみたいに、
もっと口に出していいんじゃないか。
[オレみたいに言われなきゃわからない奴もいるから。
いや、多分大体の奴がほんとの気持ちとか、言わないとわからないのは当たり前なんだと思うから。]
諦めて一人になって、
それで傷ついてる徹っちんを見るのは…
多分、その原因かもしれないと自覚してる相手はつらいからさ
[と、独り言の最中にまつもっちゃんが現れて、心底安心する。 オレの手をすり抜けてまつもっちゃんの手が傷口らしき箇所を圧迫すれば、少し離れて様子を見た。]*
![](./img/okamigakuen/09_C.png) | >>67[今、不安がっているだろう彼女に負担をかけるのは分かっているが、自分が引き留められなかった以上、彼のことを想ってくれる人に頼りたくて。 トラくんがいないのであれば、それは黒崎さんだろうと思って。 “津崎さんと話して、傷つけて、そのままどこかへ行ってしまって、私は引き留められませんでした。 ごめんなさい、もし、心にゆとりがあれば、居場所を聞いて、側にいてあげてください。” そう、送信した。本当は電話が良かったけれど、泣いてしまう気もして。 話した内容は書かなかったけれど、彼女だったら何となく察してくれるかもしれないと思った。 それから、そっと歩く。特別展へと向かった。] (83) 2022/09/10(Sat) 13:59:43 |
![](./img/okamigakuen/09_B.png) | 【現在・特別展にて】 >>1:252>>1:253>>2:131[その場所で足を止め、中を見た瞬間、目を疑う。 10枚の林檎人間。 その頭が割れていない4枚の絵。 その頭が割れている6枚の絵。 そして、その異様な臭気。 熟れた林檎の甘いような、胸に刺さるような独特の匂い。 床に落ちる、鮮血のような朱。 滴るそれを追って、視線を上へ、上へとあげる。 目に入る一文。 途端、気分が悪くなり、胃のムカつきを覚える。 それでも、倒れたりなどということはなかった。 小泉さんから事前情報を得ていたから、ある程度想像がついたお陰かもしれない。 >>3:397マスクをして、一歩中へ入る。 周囲の絵を見渡した。 割れている6枚の絵画は、近いうちに4枚になるのだろう。 それが酷く、酷く悲しかったが。 飾られている、一枚の絵への前へと立つ。 それは自分の肖像の林檎が戻るとき、元に戻るだろう絵画。] (92) 2022/09/10(Sat) 15:04:48 |
![](./img/okamigakuen/09_B.png) | >>92工藤さん。 工藤さんってお呼びしても大丈夫ですか? [無愛想なスーツに身を包んだ女性の絵画に話しかけた。 出来る限りの笑顔を取り繕いながら。] (93) 2022/09/10(Sat) 15:07:06 |
| (a31) 2022/09/10(Sat) 15:09:08 |
[まつもっちゃんに抱きかかえられて、時折短い言葉を交わすだけの徹っちんの具合はいくらか良くなってきているようにも見える。
手当ては必要ないのだろうかとは思うけど、無理に動かすよりも今のまつもっちゃんの対応が最適なのかもとは、何となく。
死にたい気持ちがわかるって言葉の意味は察しの悪いオレにはよくわからない。
仮にじゅじゅとのやり取り聞いてたとしても多分、オレにはよくわからなかっただろう。
だから、その気持ちの理由を徹っちんに聞くことができない自分を歯痒いと思った。
まつもっちゃんの「そういう日もある」に、好きな歌だと言ったら徹っちんが送ってくれた曲を思い出して、そう割り切れる出来事なら良いな、と。]
オレは無事だよ、笑えるくらい。
でも元気ではないかも。
徹っちんもいないし。
[話すこともできないし、一緒に飯食うことも、お菓子分けることもできないから。
だから出来るうちはやっといた方が良いよって、伝えられたら良いのに。
だけど、オレのいないとこでもオレのこと、思い出してくれるのはすごく嬉しいなって思うから、ちょっと元気出たよ。
それから「香坂ちゃんや今泉ちゃん」って言葉にアプリコットやみこの病室もわかったら顔出すかな、とか考えて。
徹っちんの寝顔を見ながらそっと(する必要はないのだが)二人のそばを離れた。]*
[そっと離れた後のこと、徹っちんが目を覚ました時の場面は見ていない。
これは夢の中で、天使から頼んだ神のご慈悲の賜らしいので。
意識すれば好きなタイミングで好きな場所に行けるのかもしれないけど、とりあえず今は心配は薄れたから。
くっきーと先輩はどうしてるだろう。
先輩なら頼りになるから彼女を元気付けられるかな。
集合写真撮った後の二人の会話は知らなくて、先輩の心の内も何も知らないから、単純にそんな風に思いながら。
屋上からエントランスに飛ぶみたいなことは、かなり現実感の薄れた幽霊みたいな今ならできるのかもしれないけど怖いのでやらなかった。
階段を降りて美術館をエントランスに向かって抜けようとすれば、じゅじゅが歩いているのが見えたろうか。
ついて行けば、あの絵の前。
ミサミサの絵に話しかけている。
偽物のミサミサのことはLINEで共有された話からしか知らないから、何か異常現象の一種くらいに思ってたけど違うのかもしれないなと少し思った。]
[じゅじゅには徹っちんのことよろしくって言ったけど、二人にとってそれは、やはり余計なお世話だったのかなと、屋上での徹っちんを見て思ったりもする。
仲良くできるよと保証したのは本音だし、じゅじゅも仲良くしたいと思ってるというのも本当だとわかる。
ただ、オレともくっきーとも仲良くしたいと言った彼女は、皆と仲良くしたいと思ってるということなのかもしれない。
いや、多分皆と仲良くしたいと思ってるとは思うんだけど。
そりゃな、それはオレもそうだし。]
オレは誰かの特別になりたくて、
誰かを特別に思いたいと思ってるけど
じゅじゅはそうじゃないのかな。
[オレは受け入れるのは難しい「皆のためなら自分を犠牲にしても良い」なんて自己犠牲を持ってるのは知らない話だけど。
還ってきたら聞いてみようかな、と思った。]*
![](./img/okamigakuen/09_B.png) | 【現在・名前のない女性の絵の前で】 >>93[果たして返答はあっただろうか、返答があってもなくても、またはそれが言葉でなく、不気味で甘い匂いを漂わせる赤文字での会話であったとしても、私はそこを逃げずに話を続けるだろう。 小泉さんとどんな話をしたかを聞き、どういう生き方をしたかったかを聞く。 その話を聞く傍ら、私は私の悩みを打ち明ける。 ごく軽く、人と感じ方が違うことが気になるのだ、と。 彼女と同じ悩みではないだろうが、でも、彼女を自分と近しいものだと思っている事実は確かで、相談させてもらえればと一方的に思った。 そして、自分は生存していたことも話す。] もし、もう少し長くいられるのなら、もっと色々なお話が出来たと思うんですけど、呼ばれてしまったからには目が覚めるわけで。慌ててお話に来ました。 ハンカチはこれからも持っていてくれますか? ちょっとスーツと合わせると、派手かもしれないけれど。 [でも、持っていてくれると嬉しい。それが彼女の慰めになるのなら。] (103) 2022/09/10(Sat) 19:50:15 |
| (a34) 2022/09/10(Sat) 20:19:02 |
[じゅじゅがミサミサの絵に話しかけている内容の意味はよくわからなかったけど、なんだろう、彼女は本当に博愛を持っているんだなと思う。
"人と違う感じ方"については気になったからなんとなく記憶には留めたと思うけど。
それからくっきーと先輩の話してるとこに戻って来れば、もう起き上がってたくっきーの隣に座って二人の会話を聞いた。
先輩がかける言葉を綺麗事とまでは思ったことないけど、言葉を選んで相手を気遣って話してるのはなんとなく。
先輩にもそういう心の葛藤みたいなのがあったなんて知らなくて。
先輩が傷つきたくないから本音を隠してたこと、意外だけど少し嬉しいと感じた。
誰でも弱いところあって当たり前なんだと思えて。]
………、
[絶対に再会したい人がいるって言葉が自分のことだとわかるから、くっきーが死にたくないと思える理由になれてることがオレにとっては救いだ。
それはオレが生きてる意味、生きてていい価値があるってことだから。]
![](./img/okamigakuen/09_C.png) | >>111[伸ばした手が届く前に、工藤さんは絵の中に飛び込んだ。 さっきも津崎さんの背中に手が届かなかったな、と思う。 工藤さんは絵の前の工藤さんとは違う、絵の中の彼女もまた工藤さんとは違う。 どちらも別の意味で、私にとっては身近に思える、大切な人で。 引っ張り出してくださいという言葉的に、帰る気持ちはあるのだろうけど。 わざわざ絵の中に飛び込ませてしまって。 絵の中の彼女と話したかったのは本当だけれど。 誰かを傷つけないと、私は生きられないのか、なんてそんな今更な事実を噛み締めていた。] (113) 2022/09/10(Sat) 20:40:37 |
[泣いてしまいそうだけどって葛藤には、やはり胸が痛んで。
我慢するくらいなら泣いても良いって、少しでも楽になれるならって伝えたいけど伝えられないのが苦しい。
でも、それを先輩が伝えてくれたから]
ありがと、先輩。
先輩の本音は、建前よりきっと優しいよ。
[そう、小さくお礼を呟いた。
本人はまだ頑張るみたいだから、やはり心配にはなってしまう。
無理させてしまうなら「泣くなよ」なんて言わなければよかったと思うけど、約束が気を張らせている支えになっているなら、崩れてしまうよりは良いのかも、とは少しだけ。
並べられてる「知ってる」人達の名前に、その知ってる事実は基本オレがくっきーに惚れてるというだけなのではとは思いつつ。
先輩は何か察してたらしいから、消える直前まで二人でいたし見えないようにだが手も握っていたし、そのせいかなと思うと恥ずかしくもあった。
最後の一人になるかもしれない覚悟、と告げた笑顔からは目を逸らして。
その覚悟はオレの方ができてないから。]
![](./img/okamigakuen/09_D.png) | 【現在・特別展にて、もう一人の工藤さん】 >>113[でも、工藤さんが絵の中に飛び込んでくれたお陰で、私の前には肖像の彼女が現れて、話し始める。 >>112彼女のスーツの胸に当てられた複雑な模様の入ったハンカチは、確かに彼女のいった通り、ワンポイントに差し色が入ったような形に見えて、可愛かった。] 確かに、綺麗に見えますね。 [彼女の言葉からして、工藤さんと目の前の工藤さんは、多分同一のようで違って、違うようで同一の存在なのだろう。 二重に似て非なる存在。ちゃんと状況を説明してくれる律儀さは両方よく似てる。 彼女に話したかったことを聞かれて、私は言い淀む。 さっきまでスムーズに話せていたのに。 それは話したくない、ではなくて、話すのが恥ずかしいって気持ちだったと思う。 恋愛相談みたいで、ちょっと、恥ずかしかった。] 私、その、人への好意の区別がつかなくて、違いがよく分からなくて、それで人を傷つけてしまって、工藤さん、好きな人いらっしゃいますか? [何故問いかけをしてしまったのか、よく、分からなかった。] (116) 2022/09/10(Sat) 20:52:32 |
| (a39) 2022/09/10(Sat) 20:57:00 |
[先輩がオレとくっきーのことに気づいた理由、憶測でしかなかったが、まさか抱きしめたところを見られていたとは知ることがあるならば、余計に顔が熱くなる思いだったろう。
ただ、先輩。それ結局透けたのオレのせいなのでは???と謎のフォローに返したくもなるというのは更に知らない話。
話してるくっきーの顔色が良くない、と気付いたのはどのあたりからか。
吐いていたし体調は悪いのだろうとは察していたけれど。
林檎を怖がる理由は知らず、先輩に開けてもらった水が、くっきーに渡ればネクター飲料みたいに変わるのは何かのマジックみたいだった。]
くちうつし……、
いや、うん、緊急事態だし、人工呼吸みたいなものだし、
[先輩の提案に横でぐるぐる呟いていたけれど、実際何か水分は取らせないとなとはわかるので。
オレはそんな狭量な男ではないので。
ああ本当に、どうしてオレは目を覚ましてしまったのだと。
くっきーを運ぼうとする先輩に頭を下げながら何も出来ないやるせなさで胸がいっぱいだった。]*
![](./img/okamigakuen/09_B.png) | >>124[“好意の区別はつかなくても、何か心に引っ掛かるものがあるから悩んでいる。” そうなのだろうか?いや、そうなのかもしれない。 工藤さんより感情が豊かに表現できる彼女は、感情を表現できるだけではなく、ちゃんと感情に質量…想いが乗っているように思われた。 それは不完全な人間より、ある意味では完璧に心というものを備えているように見える。 想いを理解して、寄り添う力。想いを生み出す力。それが心。 それが人間というものは個体によって不均一で、受け取れる感情の種類にも幅がある。 創作物として作られた彼女は、そんな人間よりも、多分ずっと寄り添う力が強く、受け取れる感情の幅も広く、作り出される想いさえも極彩色のように様々に感じられた。] 気になる人については、あえて聞きません。 だって、恥ずかしいですもんね。 私の話、聞きたいって言ってくださってありがとうございます。 じゃあ、色々、きっと上手く伝えられないかもしれないけど、聞いてくれますか。 [あなたよりも不完全な心で感じたことを、聞いてくれるかな。] (134) 2022/09/10(Sat) 21:46:41 |
![](./img/okamigakuen/09.png) | >>134…えっと、何から話せばいいのかな。 でも多分、そんなに難しくする必要はないんですよね。 うん、多分、ない。 私、小さい頃から色々な人に可愛がられてきて、色々な人に好かれて、大切に大切に育てられて生きてきました。 私も、周囲の人が好きだったし、そんな彼らの喜ぶことをしてあげたくて、出来ることを少しずつやってみたりして。 それが好きってことなんだと、思っていました。 ううん、多分、今でも思ってる、かな。 好きって言われたら嬉しいし、可愛いって言われるのも嬉しい。 だから私は皆が好きで、皆を喜ばせたくて、その喜んでほしいって思うのが好きなんだと。 でも、何だか最近、ちょっと悩むことができて。 周囲の…私を幼少から可愛がってくれた親族が私に向けてくれる好意と、別種の好意を向けてくれる人がいて。 それで、どうしたらいいんだろうって。 私はやっぱり、他の人に思うように、その人にも喜んでほしいというか、幸せになってほしいけど。 向けられる感情の種類が違ったら、きっと、多分、親族のようにはいかないな、と。 [上手く話せている気はしない。 それでも少しずつ、少しずつ話した。] (136) 2022/09/10(Sat) 21:48:51 |
![](./img/okamigakuen/09_C.png) | >>136向けられている想いが、親族のものとは違って、だったら私の返す想いも、その人と同じようなものでなければいけないはずで。 でも私は、そこの区別がちょっと、つかなくて。 そういうこと、ですかね。 [とりあえず、一区切り、さて、どんな返答が返ってくるだろうか] (137) 2022/09/10(Sat) 21:51:22 |
[ふわふわと、この夢の中にまだオレがいた時のことを思い出す。
徹っちんから「死にかけたことがある」と聞いた時、オレは生きててよかったと答えた。
なんで?は聞かなかったが、理由についてはなんとなく。
前髪で隠した下にある傷跡っぽいのとかは髪撫でたりした時に見えたことがあるし、腹の傷も見たことがあるのでなんとなく。
大きな事故でもしたことがあるのかと思っていたけど、本人の口ぶりから昔はやんちゃしていたらしいので、そのせいなのかもと思ったのは最近の話。
仲良しでも知らないことはたくさんあるけど、そのあたり踏み込んで聞いておいてもよかったのかなとも思う。
どんな過去があってもオレの知ってる徹っちんは変わらんし、とはオレの考え方で。
知ってほしいことももっとあったんじゃないかって。
あの時聞いたら答えてくれたみたいに。
帰ってきたらもっと話したいことあるな、とぼんやり思う。]*
| (a42) 2022/09/10(Sat) 21:53:44 |
![](./img/okamigakuen/09_B.png) | >>126[告げられた謙遜も何もない肯定に、思わず、くすりと少し笑って。] そうですね、その言葉を受け取るのに、心のゆとりの違いはあったかもしれません。 [彼女を責めた人を責めることはできない、過呼吸って慣れていない人にとっては、本当に恐怖だ。 でも工藤さんは間違っていない。 だから私は、でもですね、と一つ前置きをして。それから言葉を継いだ。] 正しい知識を持っていて、それを人に教えるというのは、誰にでも出来ることではなくて。 それは紛れもない工藤さんの思いやりで。 受け取る心の余裕がない人はいるかもしれないけれど、私みたいに工藤さんの優しさで助けられる人間もいるから。 だから、工藤さん、そのままでいてくださいね。 [その不器用な優しさを、ここにいる人たちは、まあ、全員とは言わないけれど、理解してくれるし、受け取ってくれると知っているから。] (143) 2022/09/10(Sat) 22:19:52 |
| (a44) 2022/09/10(Sat) 22:21:33 |
| (a45) 2022/09/10(Sat) 22:28:45 |
[時間は遡るが、ミサミサに横からごちゃごちゃ聞こえない弁解をしてた時のこと。
ちゃんと話してくれるとわかってはいたけどまつもっちゃんはミサミサにハメられたわけじゃないと説明してくれた。
丁寧に理由を説明する様子に、今度ミサミサと話す時はもう少しオレも分かりやすく説明できるように言語化を学ぼうと考えたりする。
ミサミサから語られたオレにも言った方が良いかというお礼の気付きを聞けば、多分、「おお!」って声、まつもっちゃんの心の声と被ったんじゃないかな。]
そうだぞ、ミサミサからありがとうと言われたらオレは喜ぶ。
めちゃくちゃ嬉しい。
[還ってきた時覚えててくれるかな、覚えててくれたら良い、と思うけど、記憶力が良いの知ってるから。
きっと言ってくれるんじゃないかなとか、期待しておく。]
[それから、まつもっちゃんの死にたい話。
ミサミサは随分ストレートに、死ぬのが幸せならそれが良いと言う。
それはオレにはオレの我儘から言えない言葉だけど、でも、まつもっちゃんにはその言葉が多分ありがたいものなのだろうとはわかるから。
ひどい言葉だとは思わない。
それに、矛盾抱えて生きてくって聞けたのはよかったなって。
きついことなのかもしれないけど、生きてたらきっと変わるものがあるって信じたいから。]**
![](./img/okamigakuen/09_C.png) | >>149>>150[苦しい、思い。 思わず首を振った、自分は苦しい思いをさせた側だ。 でも、その言葉には救われた。 実際、どうしていいか、全然分からない。本当に辛いと思っていたから。] うん、そう、なの。そうなんだよ。 私には彼の気持ちが分からなかった。理解が出来なかった。 受け入れることも、断ることも怖かった。 でも、私はもうすぐ、帰ってしまうから。 だから、私は、私が理解できないことを伝えてしまった。 そして、幸せになってほしいと言った。 感情に寄り添えない私より、その感情をちゃんと理解してくれる人が現れればいいって。 でも、とても、傷ついた顔をしていた。 幸せになって欲しかったのに、傷つけてしまったんだって分かって、離れていこうとするのを止めようとして、止められなくて。 自分から突き放したのに、追いかけようとしてしまった。 そのくせ、追いかけられなかった。 こんなの、おかしい。 抱いている感情が違うなんて、分かる。 彼は私をいつでも思いやってくれて、傷つけないようにしてくれた。 でも、私は、とことん傷つけてしまう。 それが同じ感情だとは、とても思えなかった。 (165) 2022/09/10(Sat) 23:30:26 |
![](./img/okamigakuen/09_C.png) | >>165[抱いてくれる彼女の手は、とても優しかった。あの時の津崎さんと同じように。 >>2:180思いやってくれる人の手は、こんなにも暖かい。 腕に抱かれて、駄目だと思いながら、溢れていく涙を止められなかった。 その涙が、彼女を傷つけることを知っていても。] (166) 2022/09/10(Sat) 23:31:49 |
| (a49) 2022/09/11(Sun) 0:11:07 |
![](./img/okamigakuen/09.png) | >>176>>177[彼女から告げられる、共感の言葉。 それは、良かれと思った言葉が勘違いされやすい彼女にとって、本当に誰よりも理解できる感情なのかもしれない。 >>126それから続く、冷静な言葉。 それは確かに、私にはどうしようもないことなのかもしれないけれど、そもそも傷つけない道もあったわけで。 彼女の胸は溶けていて、そこに抱き込まれながら泣く私を、寄り添うように、励ますように撫でながら、彼女は言葉を継いだ。 >>179簡潔に整理された言葉は、私の胸中を端的に表したようで、それですっと、少しだけ胸の苦しさが取れる。] そう、そうだと思う。私はそう思う。 [幸せになってほしかった、でも自分は彼の気持ちに応えられない。 だから他の相応しい人と幸せになってほしかった。 そして、彼は傷ついて。 自分は彼の背中を追いかけることができなかった。 少しずつ落ち着いた思考が可能になって、工藤さんと一緒に情報を整理する。 告げられた言葉に身を固くした。 >>180] ううん、酷い人じゃない。 私は彼を言葉で傷つけて、そして私は、私自身が寄り添えないということに傷ついている。 原因が違うから、彼は酷い人じゃない。 (184) 2022/09/11(Sun) 0:50:03 |
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