203 三月うさぎの不思議なテーブル
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高校一年の母の日に、初めて、ケーキを作ったんです
周りに何を言われても、お母さんは
お金をかけて私を育ててくれたから。
お礼のつもりで、これなら食べてくれるかなって。
そしたら、……次の日、捨てられちゃってたんですよね
料理は捨てずに残すだけだったのに、
わざわざ捨てるくらい迷惑だったんだ、と思って。
私がお菓子を渡すの、迷惑だって思っちゃうのは
ずーっとそれを引きずってるだけなんです。
[ 寒々しい筈なのに、不思議と寒くないのは
彼が用意してくれた温かい座布団のおかげでもあり
きっと繋がれたままの、手の温もりがあったから。
「いやー、そっからは数年荒れましたねえ」と言って
えへ、といつもと変わらぬ笑みを浮かべた。 ]
でもやっぱり、料理が好きなんです。
だから生まれ変わるつもりで、今のお店に頭下げましたね
作ったものを食べてくれるだけで十分嬉しいし、
喜んでくれたらもっと楽しい。
美味しいって言ってくれる人はいっぱいいるけど
神田さんは特に、幸せプラスとか、色んな感想とか
"また私のクッキーが食べたい"……とか。
……多分、神田さんにとっては何気ない言葉でも
私にはなにより欲しかった特別をくれました。
勝手に救われた気になってたんです、……重いですけど。
[ 一回だけ作ったのは、ここでなら、と思えたから。
でもやっぱり怖くて一歩下がり直してしまったとも。
知って欲しくて話す時間は随分長く感じたけれど
まだ告げたいことは、ひとつあるのだ。 ]
私、お母さんのことは恨んだり嫌いじゃないです。
育ててくれたのは本当だから。
正直まだ、お菓子…特にケーキを作るのは怖いです。
……でも、いつかもし、大事な…特別な人ができたら
いつか作っていきたいって、ずっと、思ってて。
あの。…………あの、ですね
[ 言い淀む。
けれど"言わずに後悔した"過去が大咲の背中を押した。
どんな顔で聞いているか、怖くて見れずにいた神田の方を
恐る恐る見上げて、髪を揺らして。 ]
神田さんのこと、好きです。
……お客様としてとか、そういうのじゃ、なくて。
いつか特別な人に作りたいと思ってたケーキ、
神田さんが、食べてくれませんか。
他の、まだ作れないお菓子も全部、一番最初に。
後、あと、……一緒にご飯も食べたいです。
[ だから、"勘の良くない"私に、
どうか頷いて 答えを教えては、くれませんか。** ]
| [ いつだって、誰かのおすすめを。 そんな注文の仕方をしていた。 それは、通う頻度が変わっても、 多分変わらなかったと思う。ただ、 ]
この前食べたピザ、美味しかったんだ 誰が作ったんだろう?
[ 事前に『今から行きます』とか、 『20時頃に、行くね』とか。送れる日は送ったし 仕事の内容的に今なら寄れる、だとか思えば ふらりと、寄る日もあった。
君の手が空いていれば、なにか作ってと ごく自然に頼むこともあったけど、 近くにいたのが他の誰かでも、同じように 注文はしたし、迷惑になるほど長居はせずに さくっと帰宅することもあった。 ] (116) 2023/03/07(Tue) 17:07:32 |
| そう、贅沢なんだよ。 その日何があったとかも、明日何があるとかも 何も考えないで、ぼんやりするんだ。 時々、ああ、鳥が飛び立っていったな 水が跳ねたな、魚かな とか その場で起きたことだけ、目の前を通り過ぎて 行く感じで。 [ 人のざわめきのない世界の良さを語る。 話している相手の後ろに、その景色を夢想しながら。 バイク、いいですね。 >>55と彼が言う。 ] 乗ってみる?後ろ。 機会があれば。 [ それこそ、夢みたいなことを口にすることもあった。 二つ返事で了承されるようなことは、 ないだろう、と思ったゆえに、冗談の延長のように。 だからこそ、気軽にそう言えた。 ] (117) 2023/03/07(Tue) 17:07:48 |
| [ 一日中、連絡を取り合わないと不安になる そんな人もいるらしい。話でしか聞いたことはないが。
彼とのやり取りは、増えたとしても、 一日一回程度じゃないだろうか。
今までも気づけば返事が来ている、 こちらも気づけば返事をする、負担にならない程度に。
会いたくなれば、行けば良いのだから。
送った後で、やっちまったと頭を抱え 現実を受け入れるため、もう一度 そのメッセージを読み直そうとしてスマホを手に取り ] (118) 2023/03/07(Tue) 17:08:03 |
| ぅわっ
[ 落とした。拾った。 メッセージの後方、相手がそれを確認したことが 読み取れる、既読の文字。 ]
ごめんなさい。
[ その謝罪は、スマホに向けて。
――ベッドサイドのチェスト上に、スマホを置き 床に正座し、という他人が見たら、 面白すぎる姿にて。
どれくらいそうしていたか。 ]
……え
[ 答え、ぽひゅん、とちょっとマヌケな音が、 耳に届くまで。 ] (119) 2023/03/07(Tue) 17:08:34 |
| えっ [ 慣れた動作で画面に流れる文字を追って、 一言 ] 現実? [ 『合わせられそうですか? >>58』 どう取るのが、正解なのか。 少なくとも、はぐらかされるようなことも なければ、よく見れば、 この日、この日と、候補が挙げられている。 いつ、という問いへの答えとしては 一つもおかしいことはないのだけれど。 ] (120) 2023/03/07(Tue) 17:09:01 |
| えぇぇ………、いいの
[ そのいくつかの候補、噛み合ったら どうするのだ。そんな気軽に、教えてしまって 全日抑えられたらどうするの。
迷いに迷って、そこから一時間くらいして ]
『ありがとう、調整する。』
[ とだけ返した。一時間も経てばリアルタイムな やり取りとは言えないだろうが、 それでも今までよりはずっと 早いレスポンスになっただろう。* ] (121) 2023/03/07(Tue) 17:09:26 |
| ―― 過日、玲羅先輩と ―― [ 指南してくださる先輩方の反応は様々。 笑う先輩、呆れる先輩、苦笑いを浮かべる先輩。 そんな感じだっただろうか。 真面目な顔して、 "ものすごく真剣に取り組んでいるのですが、向いてないですね" と言った事もあった。 ] そーね、リメイクされる程根強い人気の ある作品もあるしね。 [ 熱々のピザを頬張り >>2:486 カクテルを傾ける彼女の姿は、まさに ふくふくとした顔で笑う女性の理想像、そのもの だったように思える。 微笑ましい、愛らしい、そう思うのは嘘じゃない。 そういう姿を見るのは好きだ。 ] (122) 2023/03/07(Tue) 17:10:19 |
| ふっふふ、なんだよ、どうせって すっごい偏見 [ その姿から、経験豊富 >>60という言葉が 飛び出たら、笑いながら否定を示した。 ――……見るのが好きというのは、 見える場所から、見るのが好き、と同義であり ああ、と妙に納得した。 いつも口にしている言葉は、隣や近い場所ではなく 遠くから眺めるのが好きだったのかもしれない、と。 そういう好みのタイプ、を、 隣に置いて考えないのが、妙に自分らしい考え方だと。 愛らしい女性を隣に、気づきを得るところまで含めて。 ] (123) 2023/03/07(Tue) 17:10:51 |
| うん、俺が持っててもなかなか行けないし 出来たものは貰えるらしいし、 材料もあっちで用意してくれるみたいだから
[ 半笑いに何かしらの反応があれば ]
や、人に言うのは出来るくせになって 言うは易く行うは難し、を実感して (124) 2023/03/07(Tue) 17:11:10 |
| 出来るといーね、デート。 [ そう返した。 自分と彼女の、この"多少"気心知れた友人の距離では 彼女の転機になった恋 >>69の話や、 心無い自分勝手な欲望の塊から受けた仕打ち >>71 浴びた言葉 >>73までは、知ることは出来なかったし 聞くこともきっとなかっただろう。 ただ十七歳、まだまだアイドルとしては 成長期。下世話なことを言えば、売り時であった 彼女がふつうの女の子 >>0:11を選んだこと また今彼女はそのふつうの女の子として 彼女たちと同じように悩み、恋をしていること。 それらは知れる。知ればほんの少し、 声援ではなく、背を押せるなら、嬉しかった。 ] (125) 2023/03/07(Tue) 17:12:14 |
| [ だって俺たちは、 押し付けられた都合の良い偶像じゃなくて 今を必死に生きてるだけの、人間だからね。 ]
(126) 2023/03/07(Tue) 17:12:35 |
| お礼されるようなこと、ではないけど そうだね、悩んだら頼るかも。 [ いつでも聞く >>62と彼女は言う。 頼るかも、と俺が答える。 それらが近い未来、 "例えば先輩ならデート、どこだったら嬉しい?" というメッセージと共に、有言実行されたなら 彼女どんな顔をしただろう。メッセージ故、 表情までは見えないけれど。 ] (127) 2023/03/07(Tue) 17:12:47 |
| [ おすそ分け >>65されたクッキーを食べ 駅まで送ると揃って席を立ち、 帰り際、ほんの三分程、姿を消して 戻った後、いいことあった? >>66 とにまにました顔で聞かれたとしても、 ] うん。 [ そう答えるくらいには、 浮かれていたんだと思う。 今夜もまた、愛しい夜だった。 がんばれ、恋するふつうの女の子。 がんばれ、 ふつうの男の子。* ] (128) 2023/03/07(Tue) 17:13:04 |
僕は出来ない約束はしない主義なんだ。
[これは「かわいい」を控え目に、というお願いに対してだけれど。
これまでやこれから自分が結ぶ約束は、「できる」と確信しているものだという意味も籠っている。]
諦めて。
多分これ控え目になる日は来ないから。
[けらけらと笑う。
揶揄っている訳ではない。]
ああでも、誰か周りにいたら我慢しなきゃいけないな。
そんな可愛い顔、僕以外に見せたくない。
[我慢なんて出来るだろうか。
まだまだ知らないことはたくさんあって、知る度に「可愛い」が勝手に口から零れてしまうくらい、既に真白でいっぱいなのに。
――ほらまた。
肯定するだけじゃなくて、恥ずかしがりながらちゃんと「自分も」と伝えてくれるところが、自分は――]
この手が僕の幸せをつくってくれるんだよなぁ。
特に大きい方じゃない僕の手でも包めるくらいの大きさで、いつも。
ふふ、あったかい。
あったまり過ぎて手汗かいたらごめんね?
[予防線を張っておくのを忘れない。
既にじわりと滲みそうなのを止める術は持っていない。]
僕ができるだけ長く一緒にいたいからだよ。
登山が好きだから歩くのは全然苦じゃないの。
ああそう、車も仕事で必要だから持ってるんだけど。
次、仕事で終電逃した〜って時は呼んでよ。
駆けつけさせて。
[ぎゅっと手を握った。
今まで夜に一人で彼女が歩いている時に何かが起きなくて良かった。]
そうそう、勿体ぶる訳じゃないけど、
仕事の話は後でね。
藤棚は咲きそろったらまた見に来よう。
夏になったら小学校がひまわりの鉢植えずらーって並べるし、
秋は老人会の人が焼き芋焼いてお裾分けくれたりもする。
この冬に大人げなく中学生と雪合戦して負けたから次は別の楽しみ方考えてるとこ。
[公園に着くまでの会話は、浮かれているからか自分の方が饒舌だった。
尤もいつもお喋りだから、目立たなかったかもしれないが。
彼女のスカートが好きだというのがバレて指摘されたら照れて少し唇を尖らせて。]
スカートだけじゃなくて、その如何にも女の子って感じのデザインのブラウスも、モコモコの上も好みだよ。
[と白状した。
それを彼女が着ているから余計好きになりそう、とも。]
[ベンチに並んで座っても、繋いだ手は解かないまま。
荷物を下ろして、タンブラーは横に置いて。
彼女が気持ちを整えるのを待つ。]
ホントに嬉しかったからね。
僕も改めて、ありがとう。
[改めて礼を言われれば、礼を返す
前置きをする彼女の瞳をしっかり見つめて「うん」と返した。]
全部聞かせて。
順番もマシロちゃんが話したいようにで大丈夫。
[「初めて」。
あんなに仲の良いうさぎ達にも話さなかった、話せなかったこと。
知りたいと踏み込んだ覚悟は繋いだ手にもう片方の手を重ねさせる。]
――うん。
[それから始まった打ち明け話。
最初は彼女の家庭環境から。
料理を始めたきっかけを知ると「へえ」と眉を上げ、自分の記憶にもある店の話題に店主の笑顔を思い出しては目を細めた。
小学生の真白が悪戦苦闘をして料理を作る様子を想像して、茶化す言葉には「うんうん」と頷いた。]
――っ、
[ああそれなのに。
想像だけで可愛さいじらしさに頬が緩んでしまうのに、彼女のやさしい気持ちのこもった料理は。
話の腰を折りたくなくて堪えたが、上向いていた唇は下がり、眉根に皺が寄る。]
| ―― 事務所にて ―― 良い仕事しすぎなんだよな。 [ 謎は謎だから、良いものなのだ。 この謎が解き明かされる日が来るとしたら そうだな、十年後とか。 もしくは件のアーティストが何某かの アニバーサリーを迎える日に、 話題作りとして、話す分にはこちらは 一向に構わない、と伝えてある。 社員の一人が、いい出来ですよ、 実力のあるライターさんにも 見つけて貰えましたね そう言って見せてきた画面 >>19を見ての一言がこれ ] (134) 2023/03/07(Tue) 17:57:17 |
| 良い人なんだよ、実際 [ 知り合い?と問われ、そうだけど あの日来るのは知らなかったと答える。 ゲラはもしかしたら事務所宛に届けられて いたかもしれないが、その記事を目にしたのは 今日が初めてだった。卒のない仕事に見えるが その実、古参ファンに対する接し方や、 新規ファンのため入る補足説明など、 卒のないでは片付かない、それこそ 期待以上の仕事 >>21と言わざるをえず。 そっと白旗を掲げた。 今度あったら、一杯くらいご馳走したいね と思うくらい。 ] (135) 2023/03/07(Tue) 17:57:37 |
は?!
え。
[だが、母の日のエピソードは、それよりもなお悲しい記憶だった。
堪え切れずに険のある声が零れ、聞いた内容を反芻した。
彼女がお菓子を作るのに勇気が必要だった理由。
技術的に全く問題がないのに、「迷惑」と口にして恐れてしまう理由。
(なんだそれ。なんだよ。)
荒れましたね、なんてさらっと言う彼女の笑顔がいつも通りで、「数年」を折り畳むことにした彼女の苦労を思う。
生まれ変わるつもりで白うさぎとなって、たくさんの料理で人を笑顔にしながら、彼女はずっと高校1年生の自分を背負っていたのだ。]
っ、
[僕は、と思わず口を挟みそうになったが話はまだ終わっていなかった。
彼女が「恨んでいない」と言ったところで自分はもう今後彼女の母親を許せはしない。
「いつかもし」なんて聞いたら、そのポジションは自分にと身を乗り出して、今度は間違いようのない言葉で自分の想いを告げようとした。
恐る恐る見上げてくる瞳を見つめて口を開きかけ、]
| ええ、その方向で。 なにせもう脱げないし、俺。え?もう半裸求められてない?
[ 反響は留まるところを知らない、が 徹底して事務所の側から「俳優 高野景斗」の名を 出さなかったため、一つまた一つと舞い込む オファーの宛名は「無名のヒーロー様」 「○○の永遠のヒーロー様」 「蘇った漆黒様」などと、 大喜利大会が行われているような然様だった。
――余談だが、我が社の社長。 あのオーディションで幅を利かせ、 新人採用を決めた彼は、現状の俺に 責任を感じているらしい。飲むと必ず、 休む時間を持たせてやれば、と零すので。 本人は隠しているつもりらしいが、バレバレです。 でも俺別に自殺願望あったわけじゃないんだけど。 あの日向かっていた場所、今でもよく行くし。
なもので此度舞い込んだオファーの数々 自由にしろ、と仰せつかった。 ] (136) 2023/03/07(Tue) 17:58:28 |
っっ!!
[ひゅっと空気の音が鳴る。
言いかけた言葉の前に重ねていた方の手が離れて彼女の肩に触れ、繋いだ手はぐい、と強く引く。
彼我の間にカメラがあることはすっかり頭から抜けていた。
唐突に転んだ時でさえ、絶対に話さなかったカメラの存在を忘れる瞬間がくるなんて、とは後から思い返して驚いたこと。]
好きだよ!
[近くに人がいるかどうかも見えていない。
抱き寄せた彼女の耳に届く鼓動に負けない大きさの声ではっきり言う。]
あー先に言わせちゃった。
カッコつかないなぁ。
……好きだよ。
マシロちゃんが。
知りたい、手を繋ぎたい、抱き締めて独り占めしたい。
そーいう意味で。
[そっと体勢を戻した。
ここは外だし、固いカメラが身体を圧迫する痛みもあるから。]
| [ ので雑誌の取材も、ドラマも、映画も、 大体すべて、断った。一番多い朝や昼の、 ワイドショーなんて封すら開けずに。 彼らの、大型量販店で渡されるレシートのように 長ったらしい賛辞の言葉の裏側には、 「復帰第一作目という話題をうちで」 「話題性があるうちに使えるだけ使う」 と、書いてあるのだろうから。
――当時出演した戦隊シリーズの最新作に ゲスト出演しませんか、というオファーには だいぶ、心が揺れたが。いや揺れた故に 保留にしてあるが。
後進の育成にも慣れてきたし、やりがいってやつも 感じてきた。 ラジオの仕事も、言わずもがな。
今の生活、気に入っているものだから。 ] (137) 2023/03/07(Tue) 17:59:49 |
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