47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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[ 両親の身体の一部から、肉体を構成する為の要素を抽出する
機械が女の胎の代わりとなり、命を育む。
400年前、魔王が倒れ、最後の勇者が潰えた後。
硝子に包まれた円柱形の機械の中で、ウロボロス様は産まれた。
産声一つ上げぬまま、母に抱かれることも出来ないまま。
絡み合った細長い身体に二つの頭、二対の瞳。
変異種を示す、本来の真祖竜とは違う異形の姿で。 ]
ああ、……
[ 俺は涙し、一晩中機械に縋り付くようにして眺めていた。
黒い瞳は、お二人が人型でいた時の色だ。
赤い瞳も、竜になった時のそれとよく似ていた。
何の為にこの方を望み、創り上げたのか。
それすらも一時は忘れ、この奇跡の如く出会いへの喜びが胸に満ち。 ]
[ そこに愛情は存在した。しかし、今思えばもっと他にも……
例えば狂気のようなものも、含んでいたのではないか。
異質な身体のことなど、少しも目に入っていなかった。
ついに果たしてしまったこの所業について、
何も考えることなくただ湧き上がる感情に浸っていた。
自身の罪を自覚するのは、この出来事からずっと後となる。
ウロボロス様の生まれについて罵声を浴びせた者は、
あのオーガだけでは無かった────** ]
あぁ、これは……
とろける様に美味いな……
[ほろほろに解した山女魚を箸で摘み。
琴羽にあーんと食べさせた後に、
自らの舌の上でも転がして。
その間にも、押し入るばかりでは芸が無いだろうと
少し腰を引いてはまた打ち付け。
下の方での"食事"も続けていくのだった。
何せ今迄手付かずだった箇所である。
琴羽が身動ぎするその度に、
異物を押し出そうとするかの様に収縮し。
つい、たまらず]
…────ッ 、 く、 フ……
どうにも……
そなたは何処もかしこも名器過ぎるな……
ほら、お代わりはいるか……?
[琴羽の中に粘つく熱い欲望を吐き散らす。
上の口には炊きたての白米を。
下の孔には俺の精を。
たっぷりと、味合わせて。
けれど夕餉が終わるまでずっと、
愛液滴る蜜壺に触れる事は無かっただろう。
たまには俺だけでなく
琴羽もお預けの辛さを
噛み締めてみるのも良いと思ったのと──…
また、その。
飯の間に理性が飛んだら不味いと思ってだな……*]
── 修道院 ──
ええ。奇妙な──でも夢は夢
いくら華やかで色に溢れていたとしても
夜が終われば消えてしまうもの……です
[それでも心のどこかで夢の名残り惜しむ想いがある。
我が儘をいい、反抗し、そして甘える。
灰色ではなく、鮮やかな色彩に溢れた世界。
それは、自分には決して手の届かないものだから。
届かないからこそ憧れる。
知らずに膨らんでいたその願望こそが、夢を見させたのかも知れない。と半ば無理やり結論づけ]
[胸に触れる手指の感触。
触れ方が徐々に変わっていくのを肌で感じる。
興味本位から、意思のある動きへ。
明らかに採寸とは異なる動きに、瞳に困惑の色が浮かび]
どう……なる、のか
わからない……の、です
ただ、なにか。熱く……て
[説明下手な幼子のよう。
問いかけに辿々しく答える。
この修道院で生き、終わる身としてはおそらく子を抱くこともない。
着飾ってどこかへ出かけることもきっと。
だから、他の者から羨望の眼差しを注がれても、自分にとって胸はただの肉の塊でしかなかったのに。
知らない感覚が恐ろしい。そのくせ、やめて欲しくはない。
この感覚はなんだろうか、と煌めく瞳を見つめ返せば]
────っ。ぁ、ひ
[その瞬間、与えられた刺激に体が弓形になり、軽く跳ねた。
答えを催促するような言葉に、意のままに操られているようで悔しいと小さく呻き]
私が貴女のものになるのなら
貴女は誰のものに……?
……私だけ奪われるのは、いやです
[問いには答えを。
奪われ支配されるのならば、与えられるのを待つだけ。
欲しいものをねだることもできないのはいやだ、と**]
[式を滞りなく済ますために
頭を寄せ合い
また共に画面の文字を追っていく。
(誓いの…… キス?!)
それを、好きなひと同士でする
特別な行為だと認識したのも
ここ7日程のことだ。
勝手な想像で描かれた作品と分かっていても
あなたを王子に見立てて
口吻を交わし合うイラストや夢小説を
見つける度に酷くもやもやして
思い出す度に嫌な気持ちになってしまうから、
頭から追い出して
なるべく考えないようにしていた。]
[でも、
自分が出来るかもってなった途端に
脳内があなたとする妄想で
溢れかえってしまうのだから、我ながら現金だ。
食い入るように見つめてしまう唇が
言葉を紡いで動く様子に、こく…と喉を鳴らす。]
うん、 しようか
[自分がしたくて堪らないせいで
希望的観測が入っているかもしれないけれど、
色づいた頬も、眼差しも
拒んでいないように俺の目には映ったから
緊張しながらも、徐々に距離を詰めていく。]
[おいで、というように
繋いだ手を軽く引き
もうひとつの腕で肩を抱き寄せると
息がかかるほど近づいた
淡い色の形のよい唇を、ぱく、と喰んだ。
結婚式でよくあるような
浅くて軽い、一瞬触れるだけの口吻ではなくて]
っ、 ふ、…… む、…ぅ、ん
[そのまま味わうように
もぐもぐ、と不器用な動きを繰り返して
初めての唇の感触を
長く、長く、長く堪能する。]
[指先とは違い
血が透けるほど薄い皮ごしに
感じ取ったあなたは…滑らかで柔らかくて。
あまりに気持ちよすぎるから
いつまでも無限に貪っていたくなる。
でも、息の限界が来てしまって
勿体ないと思いつつ、ぷ、は!と唇を離した。]
はぁ、…… は、… っ、
[あなたに溺れるのは、苦しささえ愛おしい。
脳が白むような揺蕩う快感に、
とろり、と溶けた笑みを
一生を捧げようと誓った相手に向けながら
俺は知らず、欲情していた。
]*
[貴方の視線が、僕の唇に突き刺さっている。
日頃の手入れは欠かしていないし
母がそこも綺麗だと言ってくれたから
不安な要素はない筈なのに、気になってしまう。
貴方の目から見て、変じゃないかな。]
う、ん……
[誓いのキスを貴方も望んでくれて
優しく呼ぶように手を引いてくれる。
胸が高鳴るのを覚えながら頷き足を動かし
元々近かった距離を詰めた。
邪魔なスマートフォンをポケットに戻す。
肩を抱かれ、眼鏡を掛けたままの貴方の顔が近づく。]
[空気を伝って熱を感じる。
貴方の濃い匂いがする。
ああ、治人が近い。
そう思った時には、唇がぱくりと包まれていた。]
ん
……っ、 ん、む
……、っ……
[そこの柔らかさ、温もりを教えられる。
漏れる声は貴方の中に吸収されて。
唇の内側、少しだけ湿った感触は、
貴方の体液なのかな……?
そんな考える迄もないことを
溶けていく思考の中に置きながら
皮膚の薄い部分同士擦られて、背筋が震える。]
[大人しくなんてしてられなくて
繋いだままの手の指を深く絡めて
自分からも柔い肉を動かして
治人の温かくてとびきり柔らかい部分を貪った。
触れ合っているのは唇だけ。
舌はその奥に在るのに、堪らなく甘く感じる。]
(治人のキス、気持ち良い……)
[比べる他を知らないから拙さにも気づかない。
ただ貴方の掌も、唇も、気持ちよすぎて
どうにかなりそうだ……ということだけ。
いや、もうなっているのかも知れない。]
[愛おしい貴方に鼻息をかけたくなくて
息を止めていれば苦しくて。
けれどこの苦しさも生きている証だと思うと狂おしい。
溺れそうになった時、彼の方から離される。]
……っはぁ、……、はー……
[息継ぎを知らない不慣れさをお互いに晒し合い
上下に動く肩が二対。
見つめ合うとろりと蕩けた表情も、ちょうど二つ。]
[自らの生を望んでくれる王子様に
こんなに気持ち良いことまで
教えられてしまったら
眠りの世界になんて戻れる訳がないよ。]
……
Guten Morgen
[ホテルのチャペルでは返せなかった挨拶。
意味が通じなくて構わないから自国の言葉。
僕の中に生じた確かな変化、その証だけの。
呟いたあと、ぎゅっと抱き締めたなら
この神聖な場所には似つかわしくない
熱同士重なったろうか。**]
[上司との話題の一つになんとなく把握はしている
程度の俺と違って真面目に中継の画面に食い入っては
一喜一憂している後姿を眺めるのは楽しい。
デカい声にうるせぇと笑えば
叱られたと思っていちいち縮こまるが
学習しないというより出来ない程度に
はしゃいでいるのは見ていて微笑ましい。
一度球場に見に行くか誘ってみたが
チケットの取り方はさっぱりなので
行くも行かないも相手任せだ。
なお、試合中寝ない自信はない。
何処でも眠れる特技を持つとつらい。]
あ。打った……
[動揺している間に見逃した瞬間を指さして。
見なくていいのかと視線で訴える。
これは中継の合間の雑談くらいで丁度いいんだ。
真面目に向き合われると俺が困る。]
[暫く悩んで出した答えに、そうか、って
自分で聞いておきながらそっけなく答えつつも
内心喜んでいる自分が居ることを
見ない振りしきれなかったので
そろそろ潮時なのかなぁと思う。
いい加減認めるべきなのかもしれない。
「そこそこ」でなく、たぶん、わりと
こいつの事が気に入ってるし
手放すのは惜しいと思っている自分を。]
ひとつき……くらい、いや……
確か11月後半に連休あったな。
あけとけ。
なんか……
勿体ぶるようなもんでもないような気がしてきた。
いい加減若くもないし。
早いうちの方がマシかな、って……
[相手が考えたのと同じくらいの沈黙ののちに
新聞を捲りながらぽつりと告げる。
合間の雑談で良いと思いながらもCM中以外を狙うのは
聞こえていなければそれでもいいやって気持ちの表れだろう。
主語はない。が、抱かれてやろうと告げている割に
恥じらいも動揺も緊張もとくになくて
なんだか本当にたいしたことでもない気がしてくる。
本番に満たない触れ合いすら求められることはなくて
今の返事だって俺に不満を抱かせない程度に
当たり障りなく答えたんだとしても、だ。
俺がやると言ったらヤるのである。
聞いていようと、いまいと、
こいつにその気があろうと、なかろうと。
覚悟を決めてしまえばそれだけのことだった。*]
[ 口を結び、必死に耐えていれば
さらに彼の指が大胆に動く。
中から擦り付けてくる動きに
身体が小さくぷるぷると震える。
唇から吐息混じりの甘い嬌声が、
下腹部の方からくちゅりと水音漏れる。
最早聞こえてしまっているのではないか。
実は聞こえていて、それでも
知らぬふりをしているのではないか。
そうは思いつつも、下唇を噛み
彼の腕をほっそりとした指でぎゅっと握り
次々と襲い掛かる快楽の波に懸命に耐えて。]
[ その後、
どれだけの時間が経ったのだろうか。
何度となく花芯を、
花弁の奥をその指で弄られ、
その度に気を遣りそうになるのを
堪え続けていた。
しかし我慢するのにも限界はあるもの。
身体を震わせつつ、これ以上は無理だと、
そんな考えが頭に過った、丁度その時。
仲居から投げ掛けられる声と
扉の閉まる音が耳まで届いた。]
[ ようやくほっと一息、
緊張から解放されるのと同時。
身体を小刻みに震わせて、
白い喉を反らしては]
ふ…あ、 は ぁ… ん……
[ 彼の腕の中でその身を
くてりと果てさせるのであった。]
[ 意識がぼんやりとする中
彼が横から覗き込んでくる。
獰猛な肉食獣の、猛禽類の瞳。
それが此方を見据えていた。]
いぢわる……。
[ 唇を尖らせて、
少しばかり不貞腐れたような声音で。
けれど上気した頬、とろんとした瞳は
彼の行いがこの身にとってどうであったか。
雄弁に物語っていただろう。]
―― 修道院 ――
[...は背筋を仰け反らせたカザリを見て目を細めた。
強調していないのに強調されていた胸が強調される。
その揺れ方や質量感は堕落に導く悪魔の咆哮のようである。
敬虔なる神の信徒として断じて負けるわけにはいかない。
...はカザリの腰へと片手を回した。
逃げられないように捉えてしまってからベッドへ誘う。
ベッドの端へ脚が付けばそのまま押し倒して更に逃げ場を奪った]
私は私のものよ。
なぁに、私に貰われるのは奪われることなの?
それは……貴女は私を欲するということかしら?
[...は瞳を見つめて問うた。
問いかけながらも胸を討伐する手の動きを再開した。
シャツを押し広げるたわわな実り。
その一部が更に押し上げられて誇張する尖りを、
優しく転がしていき、稀に弾いては押し込んでいく]
色が喪われるのは夢だけではないわ。
現実も同じこと。
華やかな時間は何時しか終わってしまうもの。
だからこそ――煌びやかな時間は謳歌しないとね。
それがこんなところに押し込められて……。
[...はカザリの股座へと片足を滑り込ませた。
膝を持ち上げ、膝頭を付け根に触れると緩く擦りつけていく]
分からないなら教えてあげるわ。
これからもっと熱くなっていくのよ。
でも残念ね。
私の分はあげられそうにないの。
……
胸より肩甲骨の方が出てる
とか言われたしね。
[...は冷笑を浮かべた。
向けたのはカザリにではない。
言い放った男は既にこの世にはいないが、
彼が遺した言葉は胸に刻み込まれている]
どいつもこいつも胸、胸、胸と煩わしい。
その点猫なら良いわよね。
何も言わないし、吸えるもの。
[...は熱い吐息を漏らした。
夢の中で吸う、マイ猫は可愛らしい。
吸い放題なのも良いことだ。
吸う。
...は、にんまり、カザリの胸を見て笑みを浮かべた**]
そりゃ構いませんけど。
[何となくいつもの予定確認とは違う
歯切れの悪い物言いに疑問符が浮かびつつ答える。
その後、何をするって言葉が続かないのも違和感がある。
何もしない日だって当然あるのだけど
わざわざ空けとけなんて断定的な言い方をされた事はない。
続いた言葉も要領を得なくて、
いまいち野球に集中出来なくなってしまった。
勿体ぶるものでなくて、早いうちの方がマシな事。
…全然分からない。
遡ってその前の文脈から考えてみたら
何となく明言を避けた言葉の内容が見えてくる。
でもあまりにも都合が良すぎて
現実らしかぬ答えだったから飲み込むのに苦労して]
…あの。
本気ですか?
俺の勘違いだったらすみません。
抱かれる覚悟決めた、みたいに聞こえたんですけど…。
[なんて聞いたら怒られてしまっただろうか。]
[それから連休までは気が気じゃなかった。
抱きたいと思うのかと聞かれたわけだから
俺が抱く側、って事で間違いはないとは思う。
しかしそれが問題なのだ。
なんせ、俺は今まで誰かを抱いた事がない。
セックスの経験は多いが童貞だ。
抱くってどうやるんだっけ。しかも相手初めてで。
自分がどうやって抱かれていたか思い出したくても
結構前の事だからいまいち思い出せない。
そもそも入れるのに慣れた尻と初めての尻は別物だし。
痛い思いさせたらどうしよう。
それがきっかけで関係に亀裂が入ったらどうしよう。
プレッシャーで胃がおかしくなりそうだ。
多分、人から見ても明らかに落ち着きがなかっただろう。
けれど時間は容赦なく進む。
約束の連休はすぐにやってきた。]
[コンドーム、予備を含めてローション三本。
指と陰茎の間くらいの太さのスティックディルドと
万が一傷付いた時用に軟膏を鞄に入れる。
いくら確認しても準備万端とは思えないし
不安と緊張は強まるばかりで
セックスってこんなんだっけと虚無になりかけたりして。
それでも一年越しに彼が踏み込んでくれたから
それを無碍にしたくない一心で喝を入れる。
まあ、あの人は信じられないくらい可愛いし
めちゃくちゃかっこいいから
多分目の前にしたら自然に欲情するだろう。
自慰してる時みたいに。
…そうやって無理矢理思い込もうとしないと緊張で吐きそうだった。]
お、お邪魔します。
[まるで初めて部屋に呼ばれたみたいに
よそよそしい声で呟いて鞄を抱えたまま
借りてきた猫みたいに縮こまって床に座った。]*
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