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【人】 偽冒険者 キンウ──霧の夜:『MiraggiO』扉付近── ウーヴェ………あっ!>>104 [カチリと、記憶のピースの嵌る音] そっか…ドイツ語系の? [“ウエ”って読むのかなとか、違うよな、とか。 あの時は読めなかったのだ>>0:76] ウーヴェさん、って呼んだらいいのかな? 発音……合ってる?なまってる? [見た目は、生きていたらと思うギョクトと同じくらい。 だけどゴーストになってから 何年が経過しているのかわからない。 けれども、ギルドで見たダンジョン系の資料は 少し埃を被っていて、十年は経ていそうな代物だった。 ……アタシより、ずっと大人なんだ] (176) 2022/05/29(Sun) 22:54:01 |
【人】 偽冒険者 キンウ『冒険者』の、ウーヴェさん。 アタシ、多分同じ名前を、ギルドで見たよ。 その人と、同じウーヴェさんなのかわからないけど ダンジョン系のね、最高難易度の資料だった>>0:454 きっと字は同じだね? [空中で指文字で大きく文字を書いてみせる。 そうだと応えてもらえたかどうかはわからないが] うん、忘れないよ。覚えた。 [「聞いたからには忘れんなよ」という言葉には>>103] そう応えて] 太陽……ふふ、そうだね。 アタシは真昼の太陽を回るヒマワリだった。 ……でも、そう言ってくれてありがとう。 黒点ってね、周りより温度が低いから黒く見えるらしいね。 太陽も、少し骨休めしているのかな。 [……そして思い出した。ギョクトに昔、聞いたこと。 太陽の黒点は、東から西へ移動するのだとか] (177) 2022/05/29(Sun) 22:56:54 |
【人】 偽冒険者 キンウどこへ行きたいか…? [小首を傾げて考える] アタシはね、今まで、逃げて、逃げて…とっても疲れた。 追手が来るから、一つ所に長くいられなくって。 いつも、いつも…信頼できる仲間ができる前に その土地を離れなければならなかった。 だからね、昼間、フィアンメッタに… さっき一緒に座ってた、水色の髪の子ね。 昼間、パーティーの仲間に誘われた時に とっても嬉しくって。 [フィアンメッタがいるであろう方を指差してから 視線をウーヴェに戻す] 「今じゃなくて良い。 決まればいつか酒場に向かって 叫んでくれよな。」>>108 [そう言われると 「ううん、気持ちは今、決まったの」と応えて] (179) 2022/05/29(Sun) 23:03:52 |
【人】 偽冒険者 キンウねえ、ウーヴェさん、アタシは貴方とも パーティーを組んでみたかったな。 [少し前の、ウーヴェとエアハートとの握手を思い出す。 ……ああ、手を差し出しても、触れることもできないのか。 約束……指切りも、できない。 そのことが、とても、とても。 ──哀しい] (180) 2022/05/29(Sun) 23:06:36 |
【人】 偽冒険者 キンウねえ、霧の日なら、また会える? ──それとも、もしかして遠い未来なら、また会える? [ウーヴェの事情は何一つ知らない。 記憶に残るのは、ダンジョンの記録に名前があったこと。 今、ここで本人から名前を教えてもらったこと。 美味しい特性チューハイを作ってもらったこと。 親身になって話を聞いてくれたこと。 何一つお返しができていない。 ゴースト…輪廻転生から外れたもの。 時の中で彷徨う、霧の世界に縛られた存在。 そのことも、とても、とても、哀しかった]** (181) 2022/05/29(Sun) 23:08:28 |
【人】 冒険者 キンウ──霧の夜:『MiraggiO』店内── [何度目のお手洗いに立った時だったか。 カウンター席近くに飾られている花に気づいた。>>0:157 お酒を沢山飲むとお手洗いが近くなるよね? ザルではないけど、エアハートさんの懐具合は大丈夫かな? それが、ウーヴェの魔法の花だとは知らないし>>0:118 セーラー服の少年が額に飾った物だとは知る由もない。 “押し花”──都にはあったのかもしれないが、 生まれた里にはその文化がなかった] ……あの! [その時もしも、 カウンター席の近くに誰か店員がいたなら声をかけて 押し花の作り方を聞こうとする。 いなかったとしても 独り言に出てしまったかもしれないね。 腰袋から青薔薇の一片を取り出して] この薔薇の花びらをあんな風にしたいんだけど。 ひとひらを飾っても恰好がつかないかなぁ。 (198) 2022/05/30(Mon) 1:55:43 |
【人】 冒険者 キンウ[……それともこの青薔薇の一片は、 霧が晴れると共に消えてしまうのだろうか? ふよふよと飛んで店内を飾る淡い光は>>1:52、>>1:93 時に、蝶々が羽ばたくような形に見えて。 残像が、細かにずれてゆく。>>1:3、>>1:4] ……ああ、酔っぱらったのかなぁ。 [カウンター席の椅子にもたれかかって。 「君から来てくれたんだ。 >>1:137僕は何もしちゃいないよ。」 ふと、オッドアイの店員の言葉を思い出す] 違うよぅ、何もじゃない…… 貴方は出逢いの 青薔薇 をくれたんだぁ。[それが例え、生者と死者の境界が交わる 霧の夢一夜だとしても]** (199) 2022/05/30(Mon) 1:58:39 |
【人】 冒険者 キンウ[背中を預けて戦いたかったな ……それはもうできないんだね。 そんな “未練” のある言葉も涙も飲み込んで。アタシも大人になりたいから、笑顔を見せるんだ] (309) 2022/05/30(Mon) 21:32:06 |
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