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人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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食堂から人が少なくなってきたころに、あの日のように 中庭に向かう。

スピカの手を取った。

メモを貼った。

 るへな!

る、
るへなぁ
……?」

こんな、こんな時、一瞬喜んで跳んで行ってしまいそうになった。ごめん、カストル。

転んでしまってああ格好もつかないね、カストル。
一緒に悩みながら、真剣に文章を書いて、カストル。

ボクは、もう僕しかいないのに。



転んだな、という音が二回ほど
出迎えない、そんな選択肢はない。

「……」

「わ、どうしたの、ルヘナ?」

二人分の生活物資、あたかもそこに居たような部屋。
丸められた幾つかの紙。

そして少年の瞳は散々泳いだ末に合ってしまった目線からは
『あの狂気』
が薄れていた。


「今、中荒れてるけど、入る?」

そう言う
カストルと
ポルクスは少し困ったように笑った。

少し自分を嫌悪した。

盾の内に入っている。少なくとも、今だけは。

ルヘナの頭を撫でた。

 ポルクス
 部屋の内部から聞こえる転倒音に少し心配そうにしたけれど、
 彼はとびっきり強いから大丈夫だろうと思い至る。
 
強度の高さは少しくらいなら知っているつもりだ。


 出てきた彼の様子を見て異変を認識するも、
 人の往来の可能性があるこの場所でそれを尋ねる気もなくて。
 周囲を見渡す意識もないから
 誰かに見られていても気付かないままだろう。

「お邪魔してもいいなら。
 俺は荒れてる程度では気にしないよ、お前はどうだ?」

鞭で打った子供を、中庭で見かけた。

 定刻から遅れてここには何人残っているだろうか。
 目標になった生徒と大人からの指示を見る。
 
 自分の名前は見えていない。どこにも自分の名前など無かった

「赤ずきん、裏切者」

 あのとき語らった僅かな時間で見えてしまった、諦観。
 今なら理解してしまった、見えていなかった真実と
 皆の苦しんでいる姿と、何故か自分までもが
 いい子でいられなくなってきた気分に戸惑っている。

 何も、疑問に思ったことなどなかったのに
 心は何もかも分けられていたし、今でも大人たちが大好きだ

「ボク、殺したいって言われちゃったかも。
 怒ってるわけじゃないと思うんだけどねぇ〜?
 復讐相手がいないんだってさ、助けてあげられるかな」

 友達のために手を差し伸べる事に躊躇などない

「時間をかけて救えないかもしれないのなら、
 いっときの幸せをあげたほうがいいんじゃないかって」

 自分の可能性と価値を考えたら、よっぽどいい事に思えてきたようだ

アルレシャにお辞儀をした。

 シトゥラは、大人になりたい
 裏切者のように矛盾を抱えた存在を認めて治療できる人を探したい。
 赤ずきんのように何も期待をしていない子供に手を差し伸べたい。

 彼らのように、見えない子供を見守りたい
 彼らのように、見えない存在を認めたくない

 そんな大人になりたい

「だから」
「……何があっても僕はいい子だったって大人に伝えておいてくれ」

 ポツリと、聞かれていないかもしれない言葉を残して
 彼はまた部屋を出ていった

 ルヘナ
「気になるけど、それどころじゃ
ない、みたいな


ポルクスは、周囲をちょろっと見てから



袖を引っ張って、抱きしめるように引き込んだ。

 執着心と愛情と喜びはそのままに、けれどいつもの大型犬が飛びつくようなものでもなく。

それは何時にでも、砕け散ってしまいそうな、ものだった。

 ポルクス
「そうか、なら上がらせてもら、」

 言葉の途中でも引かれるままに、抵抗もせず
 あなたの腕の中に収まった。

 彼らから向けられていた執着も愛も知っていた。
 もちろん狂気だって理解はしていたけれど、
 そこから離れることはあまり想像できなくて。

 ……長くともにいたからこそ、
 彼の様子が違うことも分かってしまうから、
 そっと抱き締め返して背をとんとんと優しく叩いた。

「……いなくなったのか、カストルは」

メモを貼った。

これでいいと自分に言い聞かせた。

【人】 演者 シェルタン

>>20 サルガス

 それは朝食の時間の終わり際。
 曲も終盤に差し掛かった頃に入ってきた貴方を、
 迎えるように、暖かい音色が包む。

「……──サルガス、おはよう。
 ちゃんと眠れたか?」

 シェルタンは、いつも通りそこにいる。
 それは貴方にとって、眩しすぎることなのかもしれない。

「オレはもう大丈夫。“もう一回ああなっても”。
 ……それを伝えるために帰ってきたからさ」

 それでも彼はそこに立つ。
 何かを変えられると信じて、

 平気で『ない』者の話をして、白い目で見られようとも、
 それを跳ねっ返すような活力でもって、笑う。
(22) 2021/05/31(Mon) 10:53:45
キノコを食べている。

おいしく食べた。

"復讐"を始めた。

『宿題』を守れなかったことになるのだろうか?

中庭にやってきた。

シェルタンは『そうでなくなった』らしいが、
依然としていない者はいる。
まあ、私もそうなのだが。

個々人の事情なんて、わからない。
でも、動かなければ人を救えない。

だから、とりあえず中庭に来た。
昨日はここに人が集まったから。
表の担当がシェルタンならば、
私の担当はこちらだろう。

笛を吹くような風流な真似はできないので、
とりあえず食べられそうな草を物色していた。

みんなを支えられたらそれでいいと思おうとしている。

【人】 演者 シェルタン


>>シトゥラ

「大袈裟〜。今元気だから全然大丈夫。
 それに先生も心配してくれたし、な」

 大人もみんなみんな悪いものではない。
 教員棟に顔を見せて、それを理解して。

「でも、秘密な!
 悪い大人たちに聞かれたらまた何されるんだか
 わかったもんじゃねえしな〜」

 そう、“公然の秘密”を言うのだ。
(25) 2021/05/31(Mon) 12:31:18
水底に手を伸ばす。

「………」

無意識のうちに、シェルタンの部屋の前に足を運んでいた。
今の自分が会っていいものなのかも、分からないけれど。

メレフは、扉をノックした。

【人】 演者 シェルタン

>>24 サルガス

「いいんだよ、今は無理して言葉にしなくても。
 ゆっくりでいい、大丈夫だからさ」

 視線を合わせるように屈んで、笑いかけて。サルガスを取り巻く暗い空気も、払拭してあげるように。

「オレたちは“いつもどおり”、そこにいればいい。
 いつもみたいに、毎日を楽しそうにしていたらいい。

 ……今は難しくても、いつかはそうできたらいいんだ。
 少なくとも。オレは、ずっとそうするつもりだ。

 ま、もちろん弱音は吐くけどな。
 悩みなんてあって当たり前なんだし」

 再び受け入れられて、尚“ギムナジウムの暗黙の了解”から逸脱したことを繰り返すのに。胸を張って。

 いつものように。優しく、あなたの頭を撫でるだろう。
(26) 2021/05/31(Mon) 12:40:09

【人】 演者 シェルタン

>> 『メレフ』

ノック音を聞けば、
楽器の手入れから顔を上げて。

「今開けるからちょっと待て〜」

少しだけ散らかった部屋を整理し、
すぐに出迎えにいく。
(27) 2021/05/31(Mon) 12:47:45
鮮血を浴びた。深夜の話だ。

 中庭 スピカ

「……ごきげんよう、スピカ。
 今日も会えてうれしいわ。」

イクリールは、今日も変わらず中庭に居る。
まだ部屋から出てはいけないと言われてはいるけれど、
大人達だって四六時中イクリールに掛かり切りとはいかない。

『イクリールは、大人達のお気に入りだ』

そんな噂が流れるのは、何も今に始まった事ではない。
そして、単なる噂と断言する事もできはしない。
だって、イクリールは現に大人達ととても仲が良くて、
そして何より、その噂はそもそもの話
イクリールから、子ども達を遠ざける為のものだ。

それでも、イクリールにはそんな事は関係無い。
恐れるものなど、やはり無い。
野草を物色するスピカを見て、少し困ったように笑うだけ。

シェルタン
「…よお」

お節介野郎、とは続かなかった。
顔色の悪い少年がドアの外に立っている。

いない。

【人】 演者 シェルタン

>>『メレフ』

「……入りなよ。
 少なくとも外より居心地いいと思うし」

 ドアを大きく開けて、
 顎で室内を指す。

「何か用があって来たんでなくても、
 ゆっくりしていったらいいよ」
(29) 2021/05/31(Mon) 12:57:59
多くの感情、と多くの罪悪感。
目の前を塗りつぶされそうな感覚に襲われた。

スピカの行いに報いたい。

【人】 演者 シェルタン

>>28 サルガス

「……カストル?」

 メレフには心当たりがある。窓から中庭を見下ろしていた姿を見かけた。だけど双子の彼。いつだって、ひとりだって賑やかな彼の姿が見えないことに気づく。

 (……カストル、……ルヴァ、は、疲れてるだろうし、
 ルヘナなら……何か知ってるかな)

 暫し、ふむ、と考え込んでは、腕の重みを気にもせずにそのまま撫で続けて、また向き合う。

「……うん、分かった。見逃さないようにしておく。
 そういう奴らを見つけるために来たんだからな」
(30) 2021/05/31(Mon) 13:03:41
シェルタンは、確かな違和感に気付いた。
(a34) 2021/05/31(Mon) 13:11:14

シェルタンは、悪い予感がしたことを、誰にも言えないでいる。
(a35) 2021/05/31(Mon) 13:11:48

シェルタンは、“いつも通り”であることを、自分に課している。
(a36) 2021/05/31(Mon) 13:12:20

君しかいないんだよ。

部屋には散乱した文章、いくつかの本、お菓子、お茶。
大きな兎のぬいぐるみ。
纏めかけられている、荷物。


「に、にいさんがいなく、なるわけ……
  か!鏡、鏡の中
にとじこ
……そ、それ
で……


……待って、
ルヘナ
どうして



「どうして、僕を呼んで、
今の
カストル
を、僕だって思ったの?


「どうして
カストル
じゃないって


治ってしまった双子は、優しく聡明で、無論ポルクスだってそうである。
気弱な分、細やかに所に勘付き、勉学では兄より少し優れていて。集中力もあり、やさしく。多くを重んじるっことができた。

張り巡らされた狂気が目減りしている以上、盾としては使えないが……

ルヘナとカストルと、ルヴァは(?)別だ。


「ごめん、ごめんなさい」

めそめそしながらもルヘナを片手にお茶を入れようとする。間違いなく手遅れだった。

取り合えずベッドの上に座らせて、お茶を飲む。

何から、どれが。何の話を。
僕から何が、聞きたい?

友達が少ない。

赤ずきんは、セキレイが来る頃にはあの部屋にいませんでした。

 知ってるよ。

「何年の付き合いがあると思ってるんだ、それくらいわかる。
 お前だって俺のこと、少しくらいは分かっているんだろ?」

 ずっと彼ら『二人分』の狂気を受け取っていたのだ、
 明らかに目減りしたそれに気付かない訳もない。
 
……それはきっと、自分だけではないだろうけど。


 謝られる間も片手に確保されているため
 お茶を入れる手伝いができない。
 とはいえこれもある種いつものことではあった。
 三人でお茶会をする時はいつも、二人が用意してくれていて、
 自分が用意したのはテーブル上を片付けるくらいだったから。

 ベッドの上、彼を見上げながらお茶を一口飲む。

「……正直、つい最近までお前達がどうして
 『そうだった』のかを俺自身忘れていたからな。
 お前の口から聞きたいよ、お前の……
事件も、悪性も。

 それ以外でもいい、お前が話したいことならなんでも」

自分の本音から逃げ出した。


「こんにちは、イクリールさん」

まあ、実際のお目当てはイクリールだった。
スピカから見て、もっともわからない子、
それがイクリール。

「ねえ、私ずっと疑問だったの。
 こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない?
 私だって、多少は変わってると思う。
 だけど、あなたは変わらない」

「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、
 今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」

「みんな救いたい、なんていうけど、
 あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」

これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、
と前置きして。

「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」

 スピカ

「なんだと思う?」

その疑問の向けられた先が自分だった事に、
ほんの一瞬だけ、イクリールは瞠目した。
てっきり、スピカは手を差し伸べるべき『誰か』を
探しに来たものだと、そう思っていたから。
けれどそれも一瞬の事で、
その後にはいつものように穏やかな笑みを浮かべていた。

「ここに居る子は……ギムナジウムに居るわたしたちは。
 かならずしも『何か』を抱えていなければならないのかしら?
 それは、全てが全て、解決しなければならないもの?
 わたしたちの中に、けっしてあってはいけないものかしら」

ねえ、スピカ。
イクリールは、問いに問いを返す事を恐れない。
だって、自分が答えた分、相手だって答えても良いはずだ。

「わたしは……なにも、ではないけれど。
 それでも、みんなと比べたらずっと。
 悩みごとは、少ないはずよ。不便なことだって、一つも。
 だから、みんなのことを気にかけてあげたいの
 『せんせい』も、きっとそれを望んでいるわ。」

それでもまだわからないことがあるのなら、
これからもっと知っていけばいいわ。
そう言って、イクリールはもう一度、スピカに笑い掛けた。
少なくとも、それがイクリールにとっての『真実』だ。

イクリール

「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。
 手を施さなくてもいい病気だってある。
 それが病気かどうかすらわからない子も。
 ただ、大人から見たら異常というだけで、
 ここにいる子もいますものね」

自分だってそうだ。
こんなところに押し込められるという点で、
スピカはこの病気が嫌いだったが、
今はもうそうではない。
彼の盾になれるから。

「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。
 いない子と向き合うのに、
 偏見を持っていたらどうしようもないわ」

「……あなたに余裕があるのなら。
 イクリールさんも手伝ってくれる?
 私に何ができるかなんてわからないけど、
 でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。
 人を受け入れられると示すだけで。
 助かる子たちがいるはずなのよ」

そう、ルヘナに教えてもらったから。

 スピカ

「うん…わたしのこと、わかってくれてうれしいわ、スピカ。
 でも……レヴァティのいうように、
 きっと、それを受けいれられないことだって
 誰かには、受けいれられてもいいはずなのよね。」

でも、と続く言葉はぽつり、独り言のように。
人には誰だって許せない事と許したい事があって、
間違ってしまう事だって、何度でもあって
知らなかったのなら、知った上でそうしたいと思うなら。
自身の誤ちを、正したいと思えるなら。
誰かの事を、好きになりたいと思えたなら。
つまりまったく、それでいいのだ。

「いいわ。わたしにできることなら、なんだって。
 なにができるかは、わたしにもまだわからない。
 だから、これから一緒に考えましょう?」

大丈夫。
あなたはもう、
弱くて小さな、独りぼっちのスピカではない。

一緒に手を取って、戦ってくれる人が
こうして確かに居るのだから。


……7年弱?

人生の半分か全部くらい?四十割。

これは素だ。


「だよね、カ
スト……


いつか虚空に話しかけていたブラキウムを、思い出した。
どんな気持ちだったかなんて想像するのも難しいけど。

「少しは知っているつもり、だけど。
  
ルヘナのストーカー
めいた部分は、あるし、僕ら


ブラキウムは、凄い人だ、今なら尊敬できる。
今なら少しルヴァが怖がった理由も、ちょっとだけ。
それにイクリールだって、そうだ。
 シトゥラ。良くしてもらってたのに、たまに名前を間違える。
メレフは僕ら普通に叱ってくれた。
他の子の、名前や良いところも今なら分かる。
ヘイズの名前くらいは。デポラが言っていたこと。

「それは僕が悪いと思う。確証は持てないけど」
「認識の伝搬……みたいな。」

「例えば、
 
風紀委員のスピカはご飯いっぱい食べて
 森に行ってキノコを食べる

 のは、まあそういうものとして認識するだろ?」

ルヘナに抱かれている。

スピカを抱きしめた。また傷付けてしまった、のだろう。


「これ、
普通におかしい
んだよ。何もかも。
 
ここの風紀ってそもそもなんだ?

兄とルヘナだけにしか興味はなかった。
いる子、いない子の意味も分からないくらいに。

「……改めて考えて、この後も考えると、本当に
 
『僕らお前?!』
とも思う。
  思うよ。いやだ、やだ。いえないよ。いやなんだ。」

皆、
いろんな虐待されてた
みたいだし


「……たまにそこから雑に手を引いたり、ごまかしたり。
 視野から隠して、
他の子に罪を作ったり。塗ったり。


うわぁ……こわすぎる


るへなぁ
……


まだまだ余罪もある。
 狂気と愛情の災害めいた奴に手を出そうとする奴は子供大人関係なく。
そして一部には有益な部分をチラつかせて。
 ヤバそうなやつがいるときは、ほどほどに
それらしく
しておいて。


ああ、手を出すも、出さないもないなぁ。

僕ら、
狂ってるけど、大分頭が良すぎた


発言はただのアホなのが、さらに問題だったのかもしれない。

 ポルクス

「それは盛り過ぎ。四十割は人生四周してるだろ」
 前前前世から?


「まあでも、長い付き合いなことには変わりないよな。
 ここに入ってからほぼずっと一緒だったはずだ」

 自分も自分で知識欲の権化だったし彼らも頭が良いから
 懐に入った時に居心地が良かったのは確かだ。
 だからこそ周囲が寄り付かない三人きりでも過ごせていた。
 こっそり夜更かしをして読書会もした。楽しかったな。

 ……彼らの狂気と悪性は、多くのものに向けられた。
 自分や彼らを害そうとした者が至った結末を、
 自分はいくつも知っている。
 彼らという台風の中心に収まった自分は
 その様子をただ遠くで認識するだけだった。
 
出ようとすれば彼らはきっと自分を害するだろうと思っていたから。


「人には一長一短がある……
 では済ませられない気質があることは知ってるよ。
 お前は自然や草花……あとは家族か。
 それら以外には
残忍
だった。
 ……その残忍さが俺に向けられたことはなかった、がな」

 彼らから向けられているものは一貫している。
 ――――
執着
と、
狂気
と、
愛。

 
彼らの持つそれが愛なのか、自分は知らないけれど。

 イクリール
「そうね……
 受け入れられなかった子を、
 受け入れられればいいんだけど」

スピカは裏切られても許したいと思っていて、
誰にだって隠し事はあるから、それも許したくて、
話したくないことを話さなくても
受け入れたいと思っていた。
止まり木になるべきだと言い聞かせてきたスピカには、
当然の道理だった。

「うん……やっぱり、イクリールさん、年上じゃない?」

精神的に勝てる気がしなかった。勝負するものでもないが。

「ま、毎日増える『いない』人を探すところからですかねえ」

解決すべき問題があろうとなかろうと。
孤独に完全に耐えられる子供は、きっといないだろうから。

スピカを鼓舞した。

スピカを鼓舞した。

 




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シェルタン
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ルヴァ
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シトゥラ
4回 残 たくさん

置きメイントゥラ

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ヘイズ(2d)
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ルヘナ(3d)
5回 残 たくさん

のんびり返信

イクリール(3d)
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のんびりやります

カストル(4d)
0回 残 たくさん

置き去りカストル

ブラキウム(5d)
1回 残 たくさん

新規〇夜から

処刑者 (3)

スピカ(3d)
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部屋なう 新規○

メレフ(4d)
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新規◎

サルガス(5d)
1回 残 たくさん

白鳥の歌を謡おう

突然死者 (0)

舞台 (4)

デボラ
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ラサルハグ
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先生は今日いる

アルレシャ
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先生いますよぉ〜

ポルクス
23回 残 たくさん

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