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【人】 冒険者 キンウ ──後日── はい、遠い親戚なんです。 降ってわいたように遺産相続の話がきて、 アタシ自身ビックリしてます。 [不思議な霧の一夜が過ぎてどれくらいたっただろう。 周囲の人にそんなふうに応えるのは三回目くらいだったか。 あの日、店を後にしたのは何番目だったかな? ]*何時頃だったかまでは覚えていないけど ハバネロまみれのピザを フィアンメッタと食べたような気がするんだけど… どうだっただろう。お酒も大分入っていたから記憶違いかも? 彼女には真名が陽葵だということを伝えて。 それから、吹き矢のこと、自分に追手がかかっているということ、 シノビは“抜け忍”を絶対許さない掟があって(国家機密の漏洩を恐れるから) 常に死と隣り合わせの毎日で 一つ所に中々落ち着けなかったということ、 そんなことを打ち明けたはずだ。 それから、エアハートさんのお会計する姿を盗み見て ゼロが一桁違うのでは、と、思ったのも記憶に残っている。 奢ってもらいすぎたから、何かお返しをした方がいいのか。 例えば、アリアへ極上の人参を持っていくとか… (315) 2022/05/30(Mon) 22:13:12 |
【人】 冒険者 キンウ ──後日〜いつか── [ギルドに毎日足を運び その日暮らしの仕事をもらい そして、隠れ家に帰る。 帰り道の途中、街角で、港で。 何度か友達や知り合いを見かけることはあったかな。 フィアンメッタやエアハートとアリアの他にも、 友達や知り合いは増えただろうか? 増えたとしたらその中には、 例えばPale Blueの髪の男性がいたかもしれないし 異国のターバンを巻いた人もいたかもしれないね。 そんなささやかな 一見穏やかに見える暮らしの中でも 何度か、事故か刺客の仕業か どちらともつかない不穏な出来事があった。 ほら、今日も] (ヒュン!!!) [後ろからきたそれを、咄嗟に左手で掴み握り潰した ──虫だった] (321) 2022/05/30(Mon) 23:49:56 |
【人】 冒険者 キンウあ、いけない!紅い色の虫だ。 毒かもしれないじゃん。 [何とかモドキの危険色かもしれないけれど 常に持ち歩いている消毒薬…あの日以来、欠かせることはない] [白い壁の家が見えてくる。>>229 ウーヴェが片耳にしていた 耳飾り と同じものがドアにかかっている。 鍵はドアの前の石畳の石の下だ。 目印の耳飾りの場所も、鍵の場所も変えていない。 扉を開けて中に入ると “守られている”、そんな気がする。 ──勿論、そんな気がするだけなのだろう。 気の持ちようだからね?] もっと修行を積んで強くなったら 東の方へも、戻ってみるかもしれないよ。 [そう独り言ちる。 例えギョクトが死んでいても、向き合うつもりだ。 死 はずっと隣り合わせだった。“仕事”だと割り切っていたはずの時も、 三年間、逃げていた時も] (324) 2022/05/30(Mon) 23:51:24 |
【人】 冒険者 キンウ[──だけど、自分が死ぬのってやっぱり怖かった。 でも、不思議だね、今は前より怖くないんだ。 その時はその時って思える] だっていいゴーストさん達に また、いつかどこかで巡り会えるかもしれないもんね! [生きているうちに巡りあえなくても、 他の誰かを好きになって結婚したとしても。 ──貴方は私の初恋の人 ギョクトは兄だから数から除いたよ ]** (328) 2022/05/30(Mon) 23:54:43 |
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