188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ この時が、最後の語らいとなったのです。
────
突然ではありましたが
いつか、この時が来る覚悟は存在していました。]
[ 友情とは、二つの肉体に宿る一つの魂のこと。
物静かで優しく、時に厳しい態度を示しながらも
私を支え、道を示すあなたは、紛れも無く私の半身でした。
魂の半分を喪ったこの時
私自身も同時に死んでいたのでしょう。
残ったのは、ただの壊れた人形でしか無かったのです。
……でも。
もしあの時、あなたに短剣を託し
想いを伝えることが出来ていたとしても
あなたを死なせる考えも
共に逝く考えもありませんでした。
あなたには私の分まで生きて欲しかった。
私の想いを抱いて、私の中で共に。
生きていれば、必ず良いことがあるから、と。
しかし、あなたは私よりも先に散ってしまった。
今となっては、全てがifの妄想。
あの時共に逝けたならば、私が完全に壊れる前に
あなたに救われていたのかもしれませんね。]
[ ……この段階で、既に
私は選択を誤っていたようです。]
[ 余談。
経典に記されている『教皇』は
“デセスパール”という名でも知られています。
この名がどの時代から使われ始めたかは不明ですが
語源としては、遠き国の言葉で
“絶望”
が変化したものとされています。
他に名を持たない者が多い中
彼は何を思い、この名を使い始めたのでしょう?*]
[ わたしの瞳が最期に映したのは
ずっと大切に想っていたあのひとだった。
何もかもが遠ざかる景色の中で
あのひとの青と緑だけが鮮明だった。]
( 泣かないで
どうか かなしまないで
わたしは あなたといられて よかった
あなたのそばに いられて よかった )
[『悪魔』が『恋人』を愛していた理由は、
完璧な彼/彼女が健気で美しかったから。
不完全ゆえの完璧さを孕む様は魅力的で、
蠱惑的で、いっそ無理やり自分のものにすることも
考えなかった訳ではない。
けれど、
考えてもそれは絶対にしなかっただろう。
『恋人』は今のままが一番"自分好み"であったからだ。
彼/彼女がその地獄をおくっていたのもその一因だろう。
その ぎりぎりで、壊れそうで、儚く、
それでも完璧であろうとする姿が
『悪魔』は何よりも好きだった。
愛していた。
勿論その心内の全てを知っていたわけではないが
『悪魔』は『恋人』が自分に靡かないだろう所も、
好ましいと思う箇所だ。
壊れたら取り返しのないものを
つついて遊ぶ。
それは『愚者』を殺した時の感情に似ていた。]
[似ていたけれど、
決定的に違うものはあっただろう。]
[どうせなら自分の手でその完璧を壊したかったけれど。
今までやこの混乱の中で『恋人』の精神が壊れてしまっていたのなら。
それは自分が壊したのも同じこと。
それに…… どうやら彼/彼女は
死ぬまで"それ"を貫いてくれたようだった。
だから直接殺した相手について大きく恨む事はない。
それでも少し羨ましいという気持ちがあったのは本当だけど。
それ故に、
『恋人』が最初に殺してほしいともし言ったとしても、
『悪魔』はそれをすぐに行う事はなかっただろう。
けれど、
ほどよく 適度に 丁寧に 壊して 壊れたら
その時には ── …… ]
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る