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【人】 白竜 ヤオディいや、だから花嫁の方は遠慮したいと……ふぇあっ!? [王だけで勘弁して、とその辺りをきっちり拒絶しようとしたら唐突に肩を抱き寄せられて、奇声を発する。 なんかよくわからないが、この人を放逐すると即座に野垂れ死にしそうだということはわかった。 つまり単騎決戦でここに飛び込んできたというわけで……。 こんな無謀で無計画な人間が、どうして将なんて張れたのだろうか。いくら何でも頭悪すぎではなかろうか] (191) 2021/06/16(Wed) 23:14:35 |
【人】 白竜 ヤオディ もう先ほどで濡れてしまったから、それはもうよい。 それに余は元々濡れている方が楽での。 待て、まてまて、こんなところで脱ぐのはやめぃ。 ついでに湯殿に浸かるのはどうだ? 洞の中には湯の水が沸き出る箇所があってだの。 これ、誰ぞ。 [かんぅを案内させようと、手を鳴らす。 満身創痍の傷跡に、同じ男として羨ましさしかないたくましい躰。 そこには彼が背負ってきた人生を感じ、照れながらも彼に改めて服を着せようか。 そして、他の物の手配の準備も必要だなと、色々と考える様は、まるでこちらの方が花嫁であると誰も気づいてなかったかもしれない*] (192) 2021/06/16(Wed) 23:14:52 |
【人】 書生 茅[青年とて、『人』に刃を向けたことなど生まれてこの方一度もない。 命の取り合いをしたこともなければ、『隙』が生まれた所で気づくはずもなく。>>161 ただ、やたらめったらに振るったのみ。 それでも青年は本気だった。 本気で 『山神さまを弑する』 が己の使命と信じていたし、それは誰に強要されたものとも思っていなかった。この愚直な青年に、カギひとつとはいえ盗みなど成功し得る要素などひとつもないというのに。 本気で、その刃が届くと信じていた。 だって青年は知っていた。 『刃物は肉を断つことができる』と。 だから、 『刀があれば、敵を斬ることができるのだ』 と。その切っ先が、『山神さま』の肌を薄く裂き、そこから散るはずの血の色が、何色なのか、確認する暇すら無く、いつの間にやら逆に小刀を握りしめた手首を囚われていたのは。 青年からすれば、本当の本気で青天の霹靂で、何が起こったのかまるで分らずに目を白黒させた。] (193) 2021/06/16(Wed) 23:22:04 |
【人】 書生 茅 え…っ……え? [相手を斬る気だったのか、刺す気だったのか、それすら定かではないような手つきで匕首を鷲掴むように握りしめたまま、そのびくともしない手首を見やる。 そして、投げられた問い>>162に瞬きを一つして、『山神さま』を見やってまた、え?と間抜けな声を零した。 ここに来てもまだ青年は、『圧倒的な力量差』というものにまるで思い至らず、狐に化かされたような心持になっている。] え…… いや……村長さんは…俺には何も、頼まない… [混乱したままに、答えになるような、ならないような言の葉を口にする。 村長さんは、俺にあらゆることを教えてくれた。 どうすれば、よそ者の俺が村に居ることを赦されるのか。 つまりはどうすれば、村の人たちの為になれるのか、教えてくれた。 俺にはむつかしくてよくわからないことは、文字通り身体に叩き込んでくれた。 村長さんは、俺には何も頼まない。 けれど。] (194) 2021/06/16(Wed) 23:22:39 |
【人】 書生 茅 俺は…… あんたを、 斬 [びくともしない手首を引き抜こうと、身を捩る。 足元でじゃらりと鎖の音がして、また少し、足首に枷が食い込んだものだから、少しだけ奥歯を噛んだ。 それでも…それでも……! 泣き暮らしていたお嬢さんを、思い出す。 数年前、記憶もないままに路傍に転がっていた俺を、可哀想だからと拾ってくれたお嬢さん。 お嬢さんが『山神さま』へお嫁にやられて、お嬢さんに救われた俺がのうのうとしているわけには、どうしたって行かなかった。 俺はまた、匕首を握りしめた掌に、さらに力を込める。*] (197) 2021/06/16(Wed) 23:23:33 |
【人】 土地神 リン……合っている [ 膝に乗り、黒髪を指に絡めて確かに言った 小言のかわりに笛をと無理難題を強請りもした それは彼の嫁が黙したままになり 褥から起き上がらなくなって尚、繰り返したことで ] 聴いていたいと ──確かに、言った [ 眠ったままになり そうして、次の嫁が来て姿が消えた どこへ行ったのかと思っていたが 稽古をしに行っただけだったか、と 記憶と似た面立ちに目を細め、腕を伸ばし ] (201) 2021/06/16(Wed) 23:26:10 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a16) 2021/06/16(Wed) 23:26:51 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a17) 2021/06/16(Wed) 23:27:20 |
【人】 五色 冥桜 予の全てを捧げよう。 お主のために音と詩を紡ぎ出そう。 [頭を垂れたまま手を引き寄せ、その甲へと口づける。 口づければ頭を挙げた] 前の件はわからぬが待たせていたなら申し訳ない。 生憎と目を悪くしていてな。 うすらぼんやりとしか見えぬがお主は小さきようだな。 [見えぬ分は耳で聞く、見えぬ分は手で触れる。 甲へと口づけた手を辿り身体に触れると脇の下へと手を入れる] (204) 2021/06/17(Thu) 0:07:39 |
【人】 五色 冥桜 む、ん……なかなか重い。 産まれてこの方、三味線より重いものなど 終ぞ持ち上げてこなかったからな。 [腕の力だけでは無理そうで身体を抱き寄せその腕を肩にかけさせてから掛け声と共に抱き上げた] 予の名は五色。 村では厄介者の芸能の一族の期待の星。 それがこの冥桜だ。 して、中に入っても良いのか? [輿に入り続けたくはないものだと首を鳴らして腕の中の小さき者に問うた*] (205) 2021/06/17(Thu) 0:07:42 |
【人】 天狗[手首を捕らえ封じれば、明らかな動揺の色が浮かぶ>>193 殺意より勢いが勝るそれ、人が相手であれば深手を負わせるくらいは叶うだろうが 何が起きたのかさえわかっていない様子を嗤って見遣る 天狗がその気になれば刃物振るう暇もなく屠られていたかもしれないというのに 豪胆なのか、それともただの無謀なのか、まあ恐らくは後者だろうが] ほう、村の差し金じゃないとなれば、小僧 お前が一人で考えたことか……できると思うたか? 小僧が「嫁」でなければとうに殺してるところだぞ [揶揄うように口元を緩めながらも天狗は考える この洞穴の場所については後をつけてくれば見つけることは出来よう だが、枷を解く鍵は村長が厳重に管理しているはずだ つまりは協力がなければ逃がすことはできない筈だと まさかその鍵が人目につくところに置かれるなどあるはずがないのだから 天狗は知らぬ、この小僧の身の上など>>194 だが、問い掛けに虚をつかれたような様子は、それが嘘ではないことを天狗に伝える それを見抜くのもまた力の一つではあったので] (206) 2021/06/17(Thu) 0:37:35 |
【人】 天狗[手首を捕らえられていながらも、そして揶揄うような声を向けても 斬らんとする意志は揺るがないらしく、逃れようと身を捩るのを見て僅かに手首掴む力を強める] あんな手つきとこんななまくらじゃワシは斬れんぞ? その度胸は感心するがな、ワシには敵わんなぁ [匕首を握り直すのに気づいて掴んでいた手首を「軽く」捻る。>>197 それでも刃物を握っていられるなら、いっそ折ってしまおうか?] 小僧、お前失敗したときの事は考えとらんだろう? [口調をわずかにまじめなものに変えて問う 頼まれたのではなく自身で考えたにしては甘すぎる こんな大それたことを一人で思いつくなら、もっと綿密に確実にできるはずだろう そうで無しにできると思っていたなら、こいつは阿呆だろうが それとなしに入れ知恵したものがいるとすれば話は別だ それならそれで、いくらでも「愉しみ様」はあるというものだ 小僧と村の処遇の行方は、天狗の手の内にあるのだから**] (207) 2021/06/17(Thu) 0:40:15 |
天狗は、メモを貼った。 (a18) 2021/06/17(Thu) 0:42:13 |
【人】 水分神[……しかし。] (良い匂いではあるのう……) [妾の意思に反して、 鼻が独りでにすんすんと匂いを嗅いでおる。 直ぐ目を逸らしたが、黄色とか緑とか、 きれいな色合いじゃった気もするし……。 ちらりと、皿の上を確認した。*] (210) 2021/06/17(Thu) 0:54:08 |
白竜 ヤオディは、メモを貼った。 (a19) 2021/06/17(Thu) 7:10:38 |
【人】 将軍 かんぅ[謙虚な方である。 ただ遠慮したいという言葉はかんぅの耳には入ったのにまんま届かなかった。>>190しかしすれ違いながらも話しは続く。続いてしまったのが悲劇かもしれない。 どうして将なんて張れたのか、答え。 敵陣に単騎で切り込む。一騎打ちする。勝つ。 周りびっくり、部下の士気が上がる。 大体いつもそんな感じ。>>191 かんぅは何の力も持たぬ男子だから武力にものを言わせるしかほかないのである。一騎当千は罪の味かもしれない。どういう意味だ。とりあえず性質弱気というよりお人よしではないだろうか。今後が心配です。かんぅの好感度に直結(ダイレクト)] (213) 2021/06/17(Thu) 7:17:59 |
【人】 将軍 かんぅほう?濡れているほうが楽? 不思議な話であるな。 人は濡れたままでは風邪をひくが。 婿殿は風邪は引かぬのだな。 [人のような魔物だと思った。 だがやはり違うようだ。こいつ、ふつーに婿殿と呼んでいるよ。という点だけ問題だが、珍しく真面目な事を考えていると。いや本人は常に真面目なのだがね!] 湯殿…ふむ、初夜前でもあるが 共にしてよいのか? む? [不穏。発言のほとんどが不穏。 しかし本人は悪だくみなど考えぬ性質ではないのも花婿の悲劇であろう。手を鳴らし、服を改めて着せようとする身は華奢だ。かんぅの身長は高いのだから当然見下ろす形になる。 どっちが花嫁か問題が浮上しそう。 むむ、花嫁の座をかけていざ。 いやいけない兄者、そこで脱線してはと 心の良心が止めにはいり] (214) 2021/06/17(Thu) 7:19:02 |
【人】 将軍 かんぅ触れてみるか? [満身の傷に。 むんっと軽く腕で力拳を作れば、 其処の傷が浮き上がるか。脳筋的にはこれ。筋肉に触りたいのであろうという考え。羨ましそうに見て見えたというのもある。ムキムキ。 ちなみに湯舟を共にする気満々なので、誰ぞが湯を用意したのならそのまま首を掴んでずんずんと風呂の方へ向かうだろう。あれ、さっき聞いた? かんぅの中では応と頷いてくれたから問題ない。 ――かんぅの中以外は知らない*] (215) 2021/06/17(Thu) 7:19:54 |
【人】 水分神……う? [何やら、匙に息を吹きかけはじめた。 湯気の量が立ち所に減り 良い香りが強く舞い込んでくる。 程よく冷まされた匙が差し出されれば 男の顔と匙の間、視線を行き来させた。] (218) 2021/06/17(Thu) 9:40:37 |
【人】 水分神[向けられるは、優しげな眼差し。 なんじゃか胸の辺りがきゅうってした。 なんじゃ?] ……ふ、ふん。そこまで言うなら 食ってやらんこともない [何も言われてはいまいが、ほれ。 目は口ほどになんとやらじゃ。 妾は人間どものことわざも少し知っとるぞ。えっへん!] (219) 2021/06/17(Thu) 9:40:48 |
【人】 水分神[脇息に預けていた体を起こして ぺたんと座りなおすと 口をあーんと開いて、食わされてやった。 もぐもぐ。 人肌ほどに冷めたそれは ほんのり甘くて……、 お目目がとろーんとする。] (220) 2021/06/17(Thu) 9:41:12 |
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