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【人】 社会人 サモエド[ 今日は少し早めに来ることが出来た彼。 今回が何度目の参加か思い出せないが、 本当ならまだ数えられるはず。 午前中仕事を少しこなしてからの来館故に、 彼の胃の中は何かを欲している。 フレンチ?いや、長くなる気がする。 和食?まずもって堅苦しいのはやめておきたい。 となれば、行先はホテル内にあるカフェしかない。 仕事の荷物が入った革製のバッグを右手に持ち コツ、とヒール音を小さく立てながら その場所へ向かうとどうやらひとり席は厳しそう。 ] (7) 2021/03/14(Sun) 20:53:54 |
【人】 社会人 サモエド[ それもそのはず。 先日いただいたカルティエの腕時計は 12を指していたのだから。 正午という時間だから相席であれば、と 入り口にいた店員に言われた彼は 少し悩むそぶりを見せているとひとりの女性と目があった。 若くてかわいらしいその女性は、 ふんわりとした笑みを見せてくれたので、 その席まで向かえば一言声をかけるのだ。 ] 申し訳ありませんが、お席をご一緒しても? [ 彼女から許可が下りれば、一緒についてきた店員に ここに座ります、と伝えるのだった。 ]** (8) 2021/03/14(Sun) 20:57:29 |
【人】 社会人 サモエド[ 先に座っていた彼女の快諾が聞こえると、 彼は彼女と対面するように腰を下ろす。 腰を下ろすときに ジャケットのボタンを外していた彼が 小さく『失礼』なんて言ったのは、 いきなりカジュアルになりやがって、と 言われたくないためである。 ] (10) 2021/03/14(Sun) 21:37:56 |
【人】 社会人 サモエド[ 彼女が全く同じものをオーダーしていたとは知らず、 オーダーをとったくれた店員に メニュー表をかえすのだった。 お冷に口をつけて喉を潤していると、 素敵な人、と可愛らしい声で呼ばれてしまい、 彼は少し口元を緩ませたよう。 ] 仕事は午前中に終わらせてきました。 今日はこの後、お見合いを予定していまして… [ 間違ったことは言っていない。 この男の願望、それは 体の相性が良い女性とお付き合いしたい。 なのだから。1年ほど前から何度か利用して マッチングをするけれど、出会えないその人を 彼は今でも諦めることなく探し求めている。 ] (12) 2021/03/14(Sun) 21:39:34 |
【人】 社会人 サモエドお嬢さんは、ティーブレイクか何かで? [ 彼女の服装は、流石に旅行者ではなさそう。 20代であろうから、1人でいるならゆっくりしたいと ホテルのカフェに遊びにきたのかも、と思いながら 彼は腕時計を外してテーブルの上においた。 テーブルに当たって双方が傷つかないように、 こうやって外しつつ、時間を気にするときは テーブルの上に置いているのである。 そう、今はまだ少し時間を気にする理由がある。 ]* (13) 2021/03/14(Sun) 21:41:25 |
【人】 社会人 サモエド[ 彼女が内心舌打ちをしているとは露知らず。 仕事に恋愛に忙しいと言われると、 謙遜の色をみせて、そうでもない、と口走る。 ] 仕事自体は叔父の手伝いをしているようなもので、 顔の広い人だから忙しいのかもしれません。 それに、今まで何度かお見合いのセッティングを していただきましたが、 どれもそう上手くいかなくて悩んでいるんです。 [ このマッチングで出会った女性たちは 結婚に前向きではなく、体の相性もそこまで。 前向きでないのは構わないけれど、 体の相性が良くないことは 彼にとってとても致命傷なのだ。 ] (16) 2021/03/14(Sun) 22:41:41 |
【人】 社会人 サモエド[ 淑女のような口調で話を続ける彼女が、 お見合いみたい、なんていえば 彼は1度首を縦に振ってみせる。 ] 実は、仲人の気まぐれでお相手の写真を 見せてもらえずじまいなので、 私も少し緊張しているんですよ。 だから、軽めの食事にしておこうと思って このカフェに来たんです。 [ ちらりと時計を見つつそう話していれば、 2人の手元にはコーヒーとサンドイッチが 並べられたことだろう。 彼の視線はまさか同じものを頼んでいたとは、と 失礼にも彼女の顔とプレートを何度か往復した。 ] 教えてくださっても、良かったんですよ?* (17) 2021/03/14(Sun) 22:42:48 |
【人】 社会人 サモエドあぁ、叔父は革製品を取り扱う会社の社長を。 私はその叔父のサポートをしながら、 営業のようなものをしています。 [ 彼のメインは小売店ではなく個人。 なので、今日も一軒お邪魔して営業をしたところ。 叔父には午後から休む、と伝えているため 全くもって今日この後仕事をするつもりはない。 彼女は彼のお見合いに関して肯定的で、 とてもよく理解を示してくれた気がする。 こんな女性が相性が良くて結婚にも少し前向きだったら 100点満点パーフェクトなのに、と思うところ。 ] (20) 2021/03/14(Sun) 23:10:33 |
【人】 社会人 サモエド世間一般では9割が顔写真を見て、 お見合いをするかどうか決めているでしょう。 私は、その残りの1割になっているようです。 [ くすっと笑い、彼女の思考が 目の前の軽食に向いたのを見れば、 少し悪戯な笑みが浮かべられて、 彼は彼女から視線を離せなくなっていた。 ] 違うものを頼んで楽しむこともできましたよ? [ そう笑って言いながらも、彼女と同じく サンドイッチに手をつけて新鮮な野菜が挟まれた それを一口、また一口とゆっくり食していく。 ]* (21) 2021/03/14(Sun) 23:10:57 |
【人】 社会人 サモエド[ 堂に入っている、と褒められれば 彼はふふ、っと笑みをこぼす。 今までマッチングで会った女性とは ほめ方が違ったからかもしれないが、 少なくとも頭が弱いわけではない彼女との会話が 楽しくて仕方ないのだ。 マッチングが成功するたび、 正しくは女性と一夜を約束されるたび、 楽しみにしてホテルへと足を運んでいる。美醜は問わずして。 それはおそらく彼の優先順位が体の相性にあるせいだろう。 ] 見た目ももちろん備わっていれば うれしいことこの上ないですが、 これから先何十年と添い遂げるには そこだけではないと思うんです。 これは私の、少しのわがままなんですけれど。 (41) 2021/03/15(Mon) 11:25:38 |
【人】 社会人 サモエド[ だから、本物のお見合いよりある意味現実味を帯びる 今からの時間が彼にとっては尊いものになっている。 ちらりと時計をみてしまったせいか、 彼女が時間のことを口にしてしまった。 すぐさま彼は彼女の言葉を否定する。 時間はまだまだあるし、相手がいつ来るかもわからない。 だから、今はこの貴重な時間を楽しんでいたい気持ちがある。 ] 何か、甘いものでもいかがですか? 楽しい時間を提供して頂いていますので、 私からの小さなプレゼントとして、ね? [ 彼はそういって、近くを通る店員に声をかけ メニュー表を改めて受取った。 そしてデザートを開いて彼女に渡して反応を伺うのだった。 ]* (42) 2021/03/15(Mon) 11:26:48 |
【人】 社会人 サモエド[ 正直なところ、生涯連れ添う云々はどうでもいい。 かもしれない。かもしれないだけであって のちのちやっぱり、と思う可能性もある。 まずはお付き合いができればその後の話は追々。 まだ年端もいかない彼女が結婚に興味がないのは、 至極真っ当な話だろう。 故に彼は、改めて訂正を加える。 ] 生涯連れ添えたら幸せでしょう。 自分の言っていることが二転三転していますが、 まずは…お付き合いをしてくれるかどうか、 そこから始めなければ、と思うところですよ。 お見合いとは必ずしも 相手と付き合うということではありませんし。 (50) 2021/03/15(Mon) 16:34:41 |
【人】 社会人 サモエド[ そんなことを話しながらメニューをひらけば 艶やかに、手入れされた細長く白い指が 彼の少し男性らしい関節が太めの手に重なる。 この後出会う女性のことを忘れるべきかと 思ってしまうほどに、この時間は楽しい。 どこか、駆け引きのようなものを感じられるから。 彼はそうですね、と呟いて店員を呼んだ。 ] ザッハトルテと、苺のタルトを。 苺はお好きですか? [ オーダーを取った後にきくとは、 外堀を埋めたのかと聞かれても仕方ないが、 彼女はなんとなく好きなのでは、と思って 彼はメニュー表を返し、 にっこりと笑みを浮かべたまま 彼女の両手を優しくにぎってみた。 先に手を出したのは貴方ですよと 言わんばかりにとても優しく。 ]* (51) 2021/03/15(Mon) 16:36:03 |
【人】 社会人 サモエドあぁ、いえ…… お嬢さんのようにお若い方なら、 まだ結婚なんて先々のことでしょうし、 私の少し積み重なった経験故の小言です。 [ 申し訳ない、と言いながら 少し視線を逸らしている彼女を見ると、 掌の上で転がされそうな気分になった。 会ってきた中で恥ずかしいと言った人たちは 頬や耳が赤くなったり、瞳が潤んだりしていた。 けれども彼女のそれは、そうではなく。 その恥ずかしがり方は、異性が簡単に落ちそうな そんなタイプの恥ずかしがり方のようで。 ] (54) 2021/03/15(Mon) 17:39:44 |
【人】 社会人 サモエドお嬢さんにそう言っていただけると、 私も今日視線があったあのときを 必然と呼ぶべきでしょう。 私たちは、また出会えるような、 そんな気持ちさえ湧いてきます。 [ 図々しいことを言ってしまったような気がして、 すみません、とまた彼は謝る。 でも、デザートが運ばれるまで 握ったその手は離すことなく、 少し手癖悪く交差するように指を絡めた。 彼女の右手は彼の左手と、 彼女の左手は彼の右手と、 それぞれの指は深く絡められ、 彼女の指に集中していたせいか 13時になったことにも気づかなかった。 ] とっても、綺麗な手をされていますね。 * (55) 2021/03/15(Mon) 17:41:44 |
【人】 社会人 サモエド周りの環境が、私の思考を大人のように してしまっているのかもしれません。 私も、自由にしていたいとは思っていますし。 ────でも、お褒めいただき光栄です。 [ お見合いという言い方が古風なだけで、 やっていることはマッチングアプリ。 しかし確かに周りに若くして結婚した人が 多いような気がするため、 その影響か、付き合うことの先に結婚のふた文字が ちらついているような気がする。 素直に褒められたと思って感謝を述べていると 彼女が少し笑って、絡めていた手を離した。 少し物足りなかったが、それも一興。 ]* (58) 2021/03/15(Mon) 18:11:00 |
【人】 社会人 サモエド確かに、貴方は私を素敵な人、と呼んで 私は貴方をお嬢さん、と呼んでいますね。 もし、縁があって2回目があれば そのときにお教えします、お嬢さん。 [ 離れたついでにジャケット内側を探ると 名刺自体はあるようだったけれど、 1回限りにしたくなくて、少しわがままを言ってみた。 けれども、その気持ちはどこか 彼女にもあったようで、この出会いは 2回目がどこか約束されているような気がする。 ] (59) 2021/03/15(Mon) 18:12:25 |
【人】 社会人 サモエド旬の苺はやっぱり美味しいですよ。 さ、一口いかがでしょう? [ 届いたタルトはいちごをふんだんに使っていて 程よい酸味と甘さが噛み締めるたびに 口の中に広がっていった。 まるで、今の彼と彼女のような、酸味と甘さ。 二口ほど口に入れれば、彼女へプレートを差し出し 無害なことを示すように、笑みを浮かべた。 ]* (60) 2021/03/15(Mon) 18:13:01 |
【人】 社会人 サモエドえぇ、なんとなくですが。 もし教えたら、また会ってくれますか? [ 多分それはないだろうなと思い、 ふっと笑いながら改めてポケットから 彼は名刺を取り出して 彼女に名前が書いたいないほうを見せてみた。 勿論、簡単に渡すつもりはないので 笑顔でそのまま戻したのだけれど。 ] (79) 2021/03/15(Mon) 21:00:55 |
【人】 社会人 サモエド美味しかったのならオーダーしてよかった。 私にも、一口くださいます? [ 美味しい、と言っていた彼女の真理はわからない。 けれども、ザッハトルテをいただきたいので ここは言わなければ。 デザートまでしっかり食べてしまえば、 時計にようやく目を向けるのだ。 既に13時は過ぎており、彼女との時間が どれほどあっという間だったのか、 その早すぎる時間経過に驚くのだった。 ]* (80) 2021/03/15(Mon) 21:02:09 |
【人】 社会人 サモエドそんな無粋なものではありませんよ。 貴方との縁を感じるからこその、やりとりです。 だから、本当に次に会えたときは 私の名前をお教えします。 [ 釣り餌と言われると、苦笑いを見せた彼。 そんなつもりはないけれど、 彼女からしてみればそういう感じに取られたのかも。 100%ではないからこそ、 まだこの段階では渡したくなかった。 なんてひどい人間か。 また会いたいと思わせてくれた人だから、 そうしてしまったということにしよう。 ] (85) 2021/03/15(Mon) 21:45:30 |
【人】 社会人 サモエドそれでは…… とっても、甘い。 好きです、こういうのも。 [ ぺろりと軽く舌舐めずりをして、 唇についたチョコをとれば、満足そうに 彼は最後の一口になっていたコーヒーで 口の中の甘さをかき消した。 彼女とのこの時間が、 とっても甘かった。] (86) 2021/03/15(Mon) 21:47:50 |
【人】 社会人 サモエドあぁ………… もうこんな時間ですね。 今日は素敵な時間をありがとう。 これは私が頂くので、どうぞゆっくり。 [ 彼女の言葉に改めて時計を見直すと、 13時をとうにすぎていた。 名残惜しそうな声だったかもしれないと 心のどこかで思いつつ時計をつけ直し、 ジャケットのボタンを閉めれば テーブルに置いてあった伝票ホルダーを バッグを持った右手に持って、彼は席を立つだろう。 流石にこのタイミングでウィンクができるのは 自分に絶対的自信のある人間だけだから、 彼は空いた左手で小さく手を振って その席を離れていく。 運命は既にスタートしていたとも知らずに。 ]* (87) 2021/03/15(Mon) 21:50:16 |
【人】 社会人 サモエド1107号室、お願いします。 …………はい、これでよろしく。 [ 彼女との楽しい時間の後、 彼はそのままチェックインに向かった。 このホテルにあるスイートルームのひとつで 主催者にいつも頼んでいる場所が1107。 どうせなら、楽しい時間は素敵な部屋で なかなか味わえないようにしたい。 多少の手出しは要求されているが、 会社経費にするため全く問題ない。 ] 叔父にはうまく説明しているから、 本当楽させてもらってるなぁ…… (90) 2021/03/15(Mon) 23:11:31 |
【人】 社会人 サモエド[ ふふっとこぼれた笑みを、 多分フロントで対応してくれた彼には 見られてしまったかもしれないけれど それは気にせずに、部屋へと向かわなければ。 いつも彼は早めに部屋に入ってシャワーを浴びる。 そして夕方までにランドリーを預けて 次の日届けてもらうことで綺麗な服を着て そのまま仕事にだって向かえるから。 ] (91) 2021/03/15(Mon) 23:12:16 |
【人】 社会人 サモエド[ かちゃっと扉を開ければ見えるリビング。 入り口すぐにあるライティングデスクへ 自分の手荷物を置けば、 シャツと下着が入った袋とバスローブを 手に取ってシャワーへと。 ランドリーに出すためにジャケット、 ベスト、スラックスの3点は 先にランドリーバッグに入れ。 ] (92) 2021/03/15(Mon) 23:24:33 |
【人】 社会人 サモエドすみません、ランドリーバッグを もう2枚ほど持ってきてもらえますか? シャワー浴びてるので、 ライティングデスクに置いててください。 [ フロントへ電話を入れた彼は 受話器を置いてシャワールームへと。 近くに着ていたものを畳んで片付けると 開放感に溢れた姿でシャワーを浴び始める。 多分その間に誰かが入ってきても、 彼がいるシャワールームは 扉から離れているため気づかない。 もしベッドにいたならシャワーから出た後に ばったり会ってしまいそうな気もするけれど。 ]* (93) 2021/03/15(Mon) 23:24:44 |
【人】 社会人 サモエド[ あれから少しして。 長い髪を乾かし、ランドリーに出す予定で バッグに着ていたものたちを入れれば、 彼はベッドでくつろいでいた。 携帯に入ってきていた連絡を確認したり、 音楽を流したり、本当に1人で滞在するかのように。 ] (104) 2021/03/16(Tue) 0:07:33 |
【人】 社会人 サモエドそろそろ、ランドリーあっちに置いておこうかな。 [ 相手が来てから確認をとって ランドリーを出そうと思っていたため、 まだ回収は呼んでいなかったのだ。 相手が来て、一緒に、と言われれば その時に回収をお願いしたらいいし、 入り口付近に置いておけば 勝手に回収しておいてと言えるので ベッドから立ち上がっていると、 ノックが聞こえた気がする。 ] あれ、まだ呼んでないけど…… (105) 2021/03/16(Tue) 0:08:20 |
【人】 社会人 サモエドはい、すぐ開けますね。 [ そう言ってランドリーをデスクへ置けば、 彼はノックした人物を受け入れるために 唯一の扉を開けて、目にしたものに驚きを 隠すことができただろうか。 まさか、そんな短時間に再開を約束されていると、 誰が思うのだろう。 彼の表情はその運命に明るくなっていたかも。 ]* (106) 2021/03/16(Tue) 0:09:10 |
【人】 社会人 サモエド本当…………1時間くらいでしょうか。 こんなご縁があるなんて、 とっても驚きましたよ。 [ 部屋番号を確認されると、そうですよ、と 答えながら、彼女をまずは室内へと受け入れる。 彼女さえ嫌でなければ、 手に持っていたバッグを受け取って リビングのソファへと案内してみよう。 ] 改めまして、私はサモエド。 ローラさんですか……素敵なお名前ですね。 どうぞよろしくお願いします。 (112) 2021/03/16(Tue) 0:43:14 |
【人】 社会人 サモエド[ サモエド。犬。そう、偽名である。 名前を教えるという話ではなかったのか。 本名を教えるとは言ってないため、 間違いではないんだろうけれども。 あんなに会話が弾んだ彼女と試すことが、 許されるのかと思うと、 凄く色々と考えてしまうが、 とりあえずで何か飲み物がいるか聞いてみよう。 ] 冷蔵庫の中に小さいシャンパンだったり 炭酸飲料があったりしますけど、 ルームサービスメニュー、ご覧に? [ 先程メニューを見せたように 部屋の中にあるルームサービスメニューを とってきて彼女にドリンクの部分を見せてみた。 興味がないと言われれば、 何も言わずにメニューを綴じよう。 ]* (113) 2021/03/16(Tue) 0:43:32 |
【人】 社会人 サモエド[ コートを脱いだ彼女は、綺麗な曲線を露わにした。 見入ってはいけないと思い、 彼女の荷物をソファの一角へと置いて。 彼女が、サモエドという名前に触れるなら ふふっと彼も一緒に笑ってみた。 ] いい名前でしょう? 尻尾は、貴方とどれだけ親しくなれるかで 見える可能性が上がるかもしれませんよ。 [ まぁ、本当に尻尾があるわけではないのだけれど。 あの時と同じように手に触れられながら 今度は一緒にメニューの確認をした。 やはり彼女の指はしなやかで綺麗だったので そちらを注視してしまったけれど、 オーダーも聞き漏らさずに。 ] (120) 2021/03/16(Tue) 8:53:29 |
【人】 社会人 サモエドなら、私も同じものを頂きましょう。 1107号室ですが、スパークリングワインを フルボトルで一本、お願いできますか? [ ルームサービスに連絡を取れば、 シャンパングラスをシャワールーム近くにある ミニキッチンまで取りに行って、 冷蔵庫の中からはサイズが小さいシャンパンを 取り出して、彼女の元へと。 ] (121) 2021/03/16(Tue) 8:54:26 |
【人】 社会人 サモエドさ、どうぞ? ──────あなたとの運命に乾杯 [ シャンパングラスになれた手つきで シュワワと音を立てる飲み物をそそげば、 彼女にそのグラスを手渡し、 自分のものも準備すると、小さく乾杯と グラスをこつんと合わせたことだろう。 ]* (122) 2021/03/16(Tue) 8:55:08 |
【人】 社会人 サモエドおや、やはりあなたには隠せませんでしたか。 とってもうれしいです。 本当に、あの1時間が後ろ髪を引かれるような 素敵なものでしたから。 [ 楽しかったあの時間を、シャワーを浴びる間も ずっと思い出していたから。 本当に彼女に会いたくて仕方がなかった。 お互いに、実のところ好感触なのでは?と 思っているところがあるので、 遠慮はしすぎない程度に、彼女と会話を紡いで。 ] (130) 2021/03/16(Tue) 9:48:25 |
【人】 社会人 サモエド……? [ 彼女が何か不思議な言葉を呟いたような気がして 一瞬首を傾げたけれど、彼女をみながら 彼も一口泡がたっぷりのシャンパンを体に含ませ。 それは、つま先までしっかりと染み渡って、 ゆっくりそのまま何口か飲めば、 彼女の笑みにつられて笑みを溢していた。 ] (131) 2021/03/16(Tue) 9:49:11 |
【人】 社会人 サモエド少し緊張がほぐれたなら幸いです。 よければ、ローラさんの願望、聞かせてください。 [ 彼女の願望は彼とは多分合わないから、 まずは聞いて今日のプランでも。 いや、プランというよりもここから先は そんなことを考えないかもしれないけれど。 そう思いながら、また彼女の片手に手を添えてみた。 ]* (132) 2021/03/16(Tue) 9:49:44 |
【人】 社会人 サモエド素敵な人と、ですか? ご期待に応えられているのか少し心配になりますね。 [ 彼女の願いは少し拍子抜けというか、 何かもう一捻りあるような気がした。 けれども、それは追々わかるかもしれないので 何も気にしないでいようと、 彼女の問いに答えていく。 ] (134) 2021/03/16(Tue) 10:27:29 |
【人】 社会人 サモエド他に、といいますか…… 相性の良い女性と、出会いたい。 これが私の願望です。 [ 体の、相性が良い女性なのだが、 あえてそれは伏せてみよう。 彼女から指を絡めてもらえたら、 もう少し距離を詰めてみた。 お互いの顔がゼロ距離になりそうなくらいに 距離を詰めたら、彼女はどう反応するのか 少し気になったから。 ]* (135) 2021/03/16(Tue) 10:27:59 |
【人】 社会人 サモエドえぇ、あなたのような…… とても賢いお嬢さんのお眼鏡に適うかどうか。 [ 可愛らしい仕草をする彼女は、 やはり今までの女性とはやり口というか やることが違う気がする。 駆け引き上手とでも、いうのだろうか。 ] (145) 2021/03/16(Tue) 11:38:27 |
【人】 社会人 サモエド積極的? 私は相性が良い、しか言っていませんが… もしかして、体の相性、なんて 考えてていましたか? [ 教えてあげようかどうか考えたが、 考えていることは彼女の通りなので、 素直に答えるのだけれど。 体の相性が良い人と、巡り合いたかった。 そう彼女に伝えたら、その距離はどれくらい 近づいただろうか。 口づけを軽く交わせそうなところで 邪魔というものは絶対に入ってくる。 そう、先ほど頼んだルームサービス。 ] (146) 2021/03/16(Tue) 11:39:07 |
【人】 社会人 サモエドはぁ……どうぞ、入ってください。 [ 名残惜しそうに彼女と絡めていた手を離して、 ドアへと向かえば足付きテーブルに ワインクーラーとスパークリングワイン。 リビングの2人が座っていたリビングの テーブルまでそれが運ばれると、 スタッフはそのまま部屋を後にして。 ] (147) 2021/03/16(Tue) 11:41:34 |
【人】 社会人 サモエドさて、お酒も来たことですし もう少しあなたのことも教えてください? [ まだ半分残っていた彼女のグラスを 彼女へ手渡して、さ、とまずはシャンパンを 2人揃って飲み干そうではないか。 そしてキンキンに冷えたスパークリングワインを 開けて2杯目をどうぞ、と誘おうか。 ]* (148) 2021/03/16(Tue) 11:42:03 |
【人】 社会人 サモエド[ 彼女の返事に軽く否定をしながら、 唇を重ねたかったのに、 本当ふざけたタイミングで来るものだ。 オーダーをしたのは誰か。 彼自身だったことを忘れてはいけない。 ] 酔った勢いで、というのもありでしょう? それに、本当に気持ち良かったなら、 次の機会を与えてくれそうですし。 (151) 2021/03/16(Tue) 12:21:24 |
【人】 社会人 サモエド[ 免罪符は与えておくのが筋だろう。 人というのはそういうものを持っていると、 懐に入れてくれる可能性を高くする。 そう話しているとまさか彼女の方から スリーサイズを教えてくれた。 なんとも魅力的な数字が聞こえた気がして、 彼も残ったシャンパンをゆっくりと、 その数字とともに飲み干していく。 ] (152) 2021/03/16(Tue) 12:22:08 |
【人】 社会人 サモエド下世話なんかじゃありませんよ。 少しでも親しくなるための大切な会話です。 とても肌がお白いですけど… あまり日に当たるのは好きではないのですか? [ 空いたグラスにスパークリングワインを 注ぎながら、彼はもう片方の手で 彼女の手に触れ、何度か親指で その手の甲を撫で、質問をした。 ]* (153) 2021/03/16(Tue) 12:22:21 |
【人】 社会人 サモエド楽しい時間なら、酔いも覚めるでしょう? 今の段階では私側からはかなっていますよ? [ なんて、ちょっと適当なことを言った。 でも、眼鏡にかなっているのは本当のこと。 このまま相性が良ければ、離したくなくなるかも。 スパークリングワインを飲みながら、 彼女の話を聞いていると、元々らしい。 とっても、離れたくなくなるような肌に 少しずつ彼はひっついていくように 距離をまた詰めていく。 ] (156) 2021/03/16(Tue) 13:15:26 |
【人】 社会人 サモエドそうですね、もう邪魔は来ないでしょう。 [ 彼女の声かけに同意しながら スパークリングワインを口に含んで 彼女の顎に指を添えて開けるように 誘導できれば、唇を合わせて 少し口の中でぬるくなったワインを 彼女の口の中へと受け渡すだろう。 そこから、長く唇を重ねるでもなく、 まずはちぅっと上唇に吸い付いて 彼女と少し距離を取り様子を見たい。 お味は?なんて彼女に聞いただろうか。 ]* (157) 2021/03/16(Tue) 13:15:53 |
【人】 社会人 サモエドやっぱり、少しぬるかったですか…… 熱いものがお好き、だなんて。 [ ふふっと笑って、どうしたものか、と 考えていると彼女の手が彼のバスローブを 越えてきそうな場所まで来ていた。 視線を交わらせつつ、 彼は彼女が求める熱に触れられるように あえてバスローブの下へと 彼女の手を誘わせ、その拍子にまた 距離を詰めれば唇を重ねてみた。 今度は、何度も啄むようにゆっくりと、 上唇、下唇に何度も吸い付いてみせて。 ] (159) 2021/03/16(Tue) 13:55:09 |
【人】 社会人 サモエドっ……ふ………… もっと、してもいいですか? [ 敢えて、彼女が優位であるかのように 同意を求めてみたくなった。 キスは楽しい。だってゆるゆると、 でもすぐに時間が過ぎていくから。 もし可能なら、彼女のApple Watchを そのタイミングで外したがるかもしれないが。 ]* (160) 2021/03/16(Tue) 13:55:35 |
【人】 社会人 サモエドそれは、同意しかありませんね。 また後で、ゆっくり飲むとしましょう。 [ ふふっと笑って彼女の頬を撫でていると、 彼女の体がずしりと任せられて、 あぁ、まずはお試しが始められるのか、と 頭の中で軽く考えてしまった。 時計を外してくれた彼女。 シャワーを浴びた時には既に外していた彼。 2人が時計の針や画面を気にするということは 現状無くなったのである。 まだまだ時間はあるのに、 求めてしまったのは彼女がそれだけ魅力的で 彼が止められなくなっているからに他ならない。 ] (162) 2021/03/16(Tue) 14:29:30 |
(a17) 2021/03/16(Tue) 23:09:56 |
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