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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「そうだとも。君の一族だけではなく数え切れない程の命があの星で呼吸をしている。彼処では雲が渦を巻いているね。彼方では流氷が裂けたね。しかし晴れた穏やかな場所も沢山在る」 キエが嘴で示す度に雲が動き氷が動く。ひょっとすると其れはキエが動かしているのかもしれないし、偶然かもしれない。 「…さァ、ヒントの時間だ」 ふと、地上にぽつりぽつりと何かが灯る。火事程度では此処から見える筈がない。しかし其の何かは特定の場所に集中している様に見えるだろう。 「噴火かとも思ったけれど違うな。あれは人の手によるものだ……僕は詳しくないが君ならわかるんじゃないかね」 (-17) 2021/10/21(Thu) 21:44:21 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……あれは」 人家の明かり? わたしたち夜の一族は、夜ならば魔法が使える。空が飛べる。 昼の民が夜を恐れるあまり、そのあるべき姿すら照らしつくそうとしているのも知っている。 「──違うわ、あれは」 そしてもうひとつ、知っていることがある。 夜という時間は、人々が恐るほどに無防備な時間であるということ。 「……戦火?」 紛争というものはどこにでもあるらしい。 巻き込まれないように、手を出されないように、わたしたちと昼の民は睨み合っている。 でも昼の民同士も、紛争をするらしい。 私には全く、理解ができないのだけど。 (-24) 2021/10/21(Thu) 22:01:41 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「其の様だね。僕には理解ができないが…話し合いで解決しないのならば武力行使に出るのが人だろう?」 白い鴉は2本足でチャンドラの指を掴むと移動を始めた。静かな宙を1人と1匹が漂う様に飛んでいる。地上でどんな大きな戦火が咲こうと轟音が届く事は無い。 戦火の咲き誇る場所の更に更に奥へ。其処はまだ平穏そのものである。チャンドラの言う所の昼の民が平和な生活を送っているのが見えるだろう。 「戦場で死ぬ誰かにも必ず大切な誰かがいる。当然敵味方問わずね。そういえば君は戦を見た事があるのかな」 (-34) 2021/10/21(Thu) 22:21:53 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「──ないわ。わたしたち夜の一族は、仲間割れなんてしないもの」 夜にしか生きられないわたしたち。 だからなのかは定かでないけど、その結束力はとても強い。 ひときわ明るく燃えるのその更に奥。 昼の民の平穏な生活を見るのは初めてだ。 彼らの縄張りに近付いてはならないと、強く言い含められていたから。 「わたしたちにも理解できないのよ。 何が理由で彼らが争うのか。 だから近寄らない。そう決めているの、わたしたちは」 君子危うきに近寄らずとはよく言ったものね。 それでも警戒は怠らないのがわたしたち夜の一族だったけど。 (-39) 2021/10/21(Thu) 22:41:57 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「ふむ……其れは 冷戦というやつだね 」キエは少し機嫌を良くしたが鴉の顔では其の表情まで読み取れまい。だが声色はほんの少し高くなった。 「彼らが争う理由は簡単だ、 数が多いからだよ 。それぞれ違う考えの者同士が――血筋も信じるものも違う者同士が――一族が、幾つも同じ時間に同じ土地で生きているんだ。 同じ時間に生きるからこそ住み分けも難しい。 …しかし宗教とは便利なものだ。信仰によって価値観を統一できるから、全く生まれの違う者同士で同じ家に住む事さえできる」 (-41) 2021/10/21(Thu) 23:05:32 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……。そうね、わたしたちは数が少ない。 だから数の多い昼の民の気持ちはわからないわ。 ……特に私は。 甘いのでしょうね。お父様にもよく言われるの」 話し合いで全て解決してしまえばいい。 どちらかが折れるのではなく、双方が少しずつ折れればいいのに。 歩み寄るという言葉は、決して対個人だけのものではないと、わたしは思う。 「……宗教、は詳しくないけれど。 わたしたちが月を、夜を愛するのと同じようなものね」 わたしたちの場合、生まれた時からおなじ家の中だけど。 人気のないひっそりとした屋敷の中。 ここにくるまで、わたしの世界はその屋敷とその周囲の夜しかなかった。 (-48) 2021/10/21(Thu) 23:21:24 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「宗教はそうだね、その様なものだと思って良い。但し此れは排他的になりやすくもある。 …同じ血筋、同じ環境、同じ愛を抱く似た者同士で手を取り合うのは容易い。 ではチャンドラ君。君は此処に来て初めて生まれも育ちも違う彼らと出会った訳だ。彼らの事をどう思ったかな」 地上を眺めるのに飽きたのかキエはすっと高度を上げた。月を目指している訳ではなく只昇っているだけのようだ。 「素直に自分の思った事を言葉にしよう。自分の思っている事など案外人は気付かぬものだから」 (-50) 2021/10/21(Thu) 23:37:17 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……どう?」 また寒空に、昇っていく。 その問いに答えるには少し、時間が必要だった。 館で出会ったいろんな人。 交わることのないはずの昼の民たち。 わたしたちの言う『昼の民』は、わたしたち以外の全てを指している。 (-53) 2021/10/21(Thu) 23:48:17 |
チャンドラは、クロノに言伝を頼んだときのことを思い出す。 (c4) 2021/10/21(Thu) 23:48:58 |
チャンドラは、シトゥラにノートを借りた時のことを思い出す。 (c5) 2021/10/21(Thu) 23:49:32 |
チャンドラは、アマノからもらったビスケットの味を思い出す。 (c6) 2021/10/21(Thu) 23:49:51 |
チャンドラは、ゲイザーが自分のために使用人にお願いをしてくれた、その後ろ姿を思い出す。 (c7) 2021/10/21(Thu) 23:50:31 |
チャンドラは、キエが開いてくれたパーティのことを思い出す。 (c8) 2021/10/21(Thu) 23:51:05 |
チャンドラは、ポルクスがとても心配をしてくれた事を思い出す。 (c9) 2021/10/21(Thu) 23:51:57 |
チャンドラは、テラに貰った、楽しい時間を思い出す。 (c10) 2021/10/21(Thu) 23:53:19 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……みんな、やさしかったわ」 それを口にしてしまうから、わたしは未熟者。 睨み合っていないといけない。 昼になると能力を失うわたしたちにとって、昼の民はみんな天敵だもの。 「だからわたしは、知りたいと思ったの。 みんなのことを──昼の民のことを」 排他的な夜の一族の中で、わたしははぐれものだ。 冒険が好きで、そして好奇心が強い。 一族でわたしはお転婆だと呼ばれた。 その思想がいつか一族を滅ぼすかもしれないと、お父様が感じているのも知っている。 (-54) 2021/10/21(Thu) 23:53:58 |
チャンドラは、館の時間が好きだった。 (c11) 2021/10/21(Thu) 23:54:46 |
チャンドラは、例え夜が来なくても。本物の月がなくても。 (c12) 2021/10/21(Thu) 23:55:24 |
チャンドラは、ただみんなの優しさに、甘えているだけだったから。 (c13) 2021/10/21(Thu) 23:55:52 |
チャンドラは、今度は自分から知りたいと、そう思ったのは、あれが1番最初。 (c14) 2021/10/21(Thu) 23:56:12 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「なら、良かった。君はきちんと自分で思い考え判断する事ができる。其の気持ちをどうか大切にしてほしい。其れは君が見つけたかけがえのない道徳の1つだから」 禁断の果実を勧めた蛇が善か悪か、一体誰が決められよう。其れは神さえも決められぬとキエは考える。 知恵を得るだけで罪に問われるなど馬鹿馬鹿しい。知恵とは鋏のようなもの。危ないからと鋏を取り上げては一生扱い方など得られやしない。 勿論、其の鋏で怪我をする事をキエは期待している。 しかし手当の知恵があれば包帯を巻いてしまえば良いと気付ける筈だ。 失敗をやり直す方法など幾らでもあるのだから。 其処へ至れれば、キエの甘言は全て徒労に終わる。 「他者からの視点を知りなさい。 他者の気持ちを想像しなさい。 真実は常に幾つも存在する事を忘れないでくれ。 …君達がそうしていたら、僕ァのんびりと過ごせるのさ」 鋏を善とするか悪とするかは、全て人次第だ。 (-59) 2021/10/22(Fri) 0:18:22 |
![]() | 【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ/* キエPLさんと相談してきたわ。 添い寝でもしてくれたら連れて行ってくれるそうよ。 なのでどうにか(?)添い寝か一緒にベッドに倒れるみたいなロールで秘話を進めたいと思うの。いいかしら。 そっちの夢で連れ去られるロールはそのまましてくれて大丈夫よ、隣で一緒に寝てしまったやつがいるくらいに思ってくれたら嬉しいわ (-64) 2021/10/22(Fri) 1:43:49 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ/* 取り急ぎ連絡です。軽くネタバレなのですが、現実のチャンドラさんの身体は神隠しに遭った様に消えてしまう…という予定です。ですので先んじてメモを出しても大丈夫だと思います。 (ポルクスPLさんにも同じ内容をお伝えしてあります。) (-88) 2021/10/22(Fri) 7:03:08 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ/* 遅くなってごめんなさい!熱が出たわ、うふふ! メモを置くのは大丈夫なんだけど、ちょっとお返事お待たせするわね…………。 よろしくお願いするわ! (-95) 2021/10/22(Fri) 9:07:16 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* 添い寝………了解よ! ただ完全に体調を崩してしまったから、すこしどころかかなりお返事お待たせすることになると思うわ! その前に行方不明メモだけ書いておくわね! (-96) 2021/10/22(Fri) 9:08:51 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 ![]() (c15) 2021/10/22(Fri) 9:29:53 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 ![]() (c16) 2021/10/22(Fri) 9:30:21 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエこんなことを言ったらあなたは怒るのかもしれないけど。 わたしは、ただ規律に縛られるのは嫌だった。 でもあなたの言う通り、規律というのは必要だから定められている。 一族のことだけを考える。 不必要なことは知ろうとしなくていい。 その規律は、わたしたちに必要だから定められている。 「……ええ、キエ。 あなたの言葉、忘れないわ」 ありがとう、とわたしは微笑んだ。 一族では決して賛同されることのなかったこの考えに、賛同を得ることができたのがとても嬉しかった。 (-97) 2021/10/22(Fri) 10:01:07 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「彼らを想った時に胸が温かくなっただろう? ……其れは道標にもなれば 人を温める事もできる 篝火だ。だが気をつけたまえ、此の火は扱いを間違えればあっという間に誰かを燃やしてしまうからね」 白い鴉の羽毛が一本二本と抜けていく。 小さな体躯からは考えられない程の量の羽根が抜け落ち――羽根で一瞬視界が覆われ――其れが拓けた後、其処にはチャンドラが見覚えのある姿のキエがいた。 「………さて、ヒントはお終いだ。後は自分で歩き考え決める時間だよ」 キエは手を伸ばす。キエは自ら人の手足を掴む事はしない。 夢を掴むのは何時だって人である。 (-98) 2021/10/22(Fri) 10:48:10 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「ええ。あんなに孤独で寒かったのに、今はとても暖かいわ」 夢を見て、目を覚ました時わたしはきっともう寒くない。 寂しさなんて感じる必要はないんだもの。 ──寂しさ?じゃああの見えない誰かは── 「……そうね。考えるわ。 頑張ってみる。……これから」 これまでのわたしは頑張ってなんていなかった。 だからその分も、これから頑張りたいと思う。 伸びてきた手をわたしはゆっくりと握る。 くすり、微笑みかけた。 (-99) 2021/10/22(Fri) 11:10:11 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ其の暖かい手を引き寄せた。 キエは貴方が全てを焼く業火となる様に願いながら、しかし只見つめている。キエは神ではないから試練を与えない。キエは脚本を好ましく思わないから導きもしない。 水をやった種からどんな花が咲くのかを只楽しみに待っている。 「どうか、君が其の篝火で夜を照らす様に」 (-100) 2021/10/22(Fri) 11:40:58 |
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![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ/* ありがとうございました! 寒さも無くしてもらえちゃった……。 目を覚まして大丈夫なやつですかね? まだ秘話続くなら続いて大丈夫です! (-105) 2021/10/22(Fri) 11:58:23 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ/* はい!お好きな状況で目を覚まして頂いて大丈夫です。こちらからの襲撃ロールは以上となります。 (-106) 2021/10/22(Fri) 12:32:23 |
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![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* こちら襲撃ロールが終わりました。 いつでも起きられますが、就寝前ロールが終わるまでは起きずにいた方がいいですね? 解熱剤のお陰で元気なのでいつでもどうぞ! (-108) 2021/10/22(Fri) 12:40:02 |
![]() | 【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「気にしなくていい、それよりも体調はどう?」 付き添うようにして訪れたチャンドラの部屋は、余り物を置かない自分の部屋よりよほど生活感があって好ましい。 ベッドの脇に置いてある物を見やり、懐かしそうに目を細めた。 「俺も子供の頃作ったな。 塔にいる兄にどうにか連絡を取りたかったんだ」 と、そう言って紙飛行機を手にとっただろう。 /* 遅くなってごめんなさい、無理はしないでいいのよ。 体調第一にしてちょうだいね。 (-131) 2021/10/22(Fri) 16:12:21 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ええ、わたしも久しぶりに作ったの。 あなたと同じで、こどもの頃はよく作ったんだけどね」 ベッドに横になる前に、わたしは机の上の籠を手に取った。 中にはベーグルとマフィンが入っている。 部屋に戻るのにもお弁当が必要な身の上なの。 「……双子、と言っていたわね。 なかなか会うことは、できなかったの?」 /* Thank you… きちんと仮眠しながらやるから大丈夫よ! よろしくお願いするわね! (-137) 2021/10/22(Fri) 17:05:37 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「体調は、この通り。 さっきまでよりずっと元気よ」 ベーグルを手にとって食べてみせる。 さっきまで食べる気の起きなかった冷たいもの。 まだ寒いけど、空腹と重なった頃に比べればいくらも元気よ。 (-140) 2021/10/22(Fri) 17:33:18 |
![]() | 【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「あぁ。 双子はどちらかが強力な力を持って生まれる事がある。 俺の場合は……兄が死者に影響を与える力を持って生まれてしまってね……周りから忌み嫌われてしまった。代わりに特になんの力もない俺を、神の子なんていって。 兄はあまり人と接触しないように閉じ込められて育ってたけれど、双子の神秘ってあるだろう……? 俺達はお互いに半身の気配を感じながら育ったんだ」 だからどうにか兄に自分を見てほしくて、幼い頃をは色んな事をやった。 紙飛行機はその中の一つだ。 「こっちの宝石はなにか意味があるのかな?」 紙飛行機を元の場所に置くと、そばにある宝石に目を移した。 (-145) 2021/10/22(Fri) 18:57:18 |
![]() | 【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「死者に……? それで、閉じ込められてしまうなんて。 今もお兄さんは、閉じ込められたままなのかしら」 ベーグルを食べてしまったら、ご馳走様とわたしは手を合わせる。 「それはね、貰ったの。 翠色は私の分。朱色の方は、とても綺麗だったから」 紙飛行機を飛ばして競争をした、そのときに使った物。 マーカー代わりに地面に置いたものを、幾つか貰ったの、とわたしは説明をした。 「とても楽しかったから、思い出の品ね」 (-147) 2021/10/22(Fri) 19:18:18 |
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