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【赤】 墓守 トラヴィス「さて。もろもろ終わったらこちらも捕食させてもらうよ、イクリール。調理を挟まないフレッシュな君をね」 しばらく色々待つことにしよう、と今日もタバコ休憩……のうえに酒まで入れている。 休日ないなら今を休日にしてしまえばいいじゃない。 (*0) 2021/10/14(Thu) 21:03:23 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「事件、……処刑の時に言っていた件か」 たった一文を聞いただけでも凄惨であると伺える。あなたの生を喜ぶ自分と、あなたの生は今あなたにとって望ましいものではないのだろうなと思う自分とが、混ざり合っているような感覚。 事件発生時まで求められなかった役割ならばそこに固執しなくでもいいじゃないかと、身勝手に思う己を自覚する。 「憎まれて殺されるほど、となると相当な邪悪でないと難しいな。……あなたを恐れる理由はあるが……それ以上にあなたという人と語らいたいと思うから、恐怖や憎悪が遠いんだろうと思う。 寧ろ私のほうがあなたに恨まれているまであるだろう、という自覚も少々持ったし……これを言うとまた恨まれそうだし縊り殺されてもおかしくないなと思うんだが」 そのあたり自分は罪人の適性が高いのだなと思うし、自分の性格あるいは思想が諦念と混ざり合って歪になっている面であるとも自覚はしている。恨まれやすいが恨みにくい。性質が悪いな、とどこか遠くで思いつつ。 「私はあなたに友愛……親愛に近いか。そういったものを抱いている。立場を弁えずに恐れ多くも、な」 (-23) 2021/10/15(Fri) 3:32:32 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「……うン?なるほど、じゃあ俺の使い方おかしいか。俺は……あァでも、俺は俺を悪魔と定義することで、俺の感覚はおかしいけど信仰には沿ってるよ、てェ主張してるのかもしれン…?いや俺神には祈らンけども、多分そういう……。 ……俺はァ、世界は良き者のためにある、てェ思ってるよ。良き者、……いねーのかな、そんなン」 だから自分はここにいる、ともいう。 良いと悪いを分ける意識こそが、という考えは男にはなく、ちょっと悩むように唸った。 「……少なくとも、卒業まではセンセェて呼ンでいいンだな?やった」 酷く都合のいい解釈をいけしゃあしゃあとしてみせた。 (-28) 2021/10/15(Fri) 4:09:45 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 環境破壊 イクリールあなたの部屋に麻痺をもたらすガスが満たされてしばらくしてから、その男は部屋に侵入して貴方をベッドに縛りつけた。 「……君は戦闘がそれなりにできるそうじゃないか?だからこうして拘束させて貰ったけれども。いやね、私も考えたのだけど。つまり私が食事になるならどんなものになるのかと──── ああ、私に薬は効かないよ、そういう風に治癒を働かせてるから。今。でもそのうちガスも消える。君とすこし話をする時間もほしくて。狼として」 こんばんは。襲撃のお時間です。 薬が効かない体質とかだったら本当に申し訳ない。 (-36) 2021/10/15(Fri) 6:10:47 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……まあ、だいたいは、そういうところか。君たちの多くは……憎しみという感情を知らないみたいだ。私の、『私になるはずだった男』が、例外だったのかもしれない、……私が、憎悪で両思いになれるとしたら、まさしく彼がそれだったのかな。惜しいことをしたよ、つくづく」 もっと家業に忠実なところを見せていたら真実を教えられて、協力者になって。そうしたら殺されていたかもしれない。いつでも夢想するそれは、しかし今となっては遠い話。結局のところ、叶わなかった話だ。 「…………そう。友愛。御しやすい、与し易いか?私は」 歪んだ受け取り方である。 「そうかもしれない…もはや方法が分かっていても、それをしない。お前を怒らせるならば大切な者に手を出せばいいと、もう、解答が出ているのに、ねえ」 憎悪を。未だに欲している。 だが、それに手を伸ばすことを諦めた男は、確かに、諦念という点では通じるところもあるのかも、しれなかった。 (-37) 2021/10/15(Fri) 7:14:26 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「……他の宗教も学んでみるか?いっそのこと。悪魔という分類の存在のないものもあるし、良い悪いすら曖昧なものもある。そんな区別をせずとも、回る社会はある。多元的に社会を見るというのは、それなりに興味深いものだ。光源の角度を変え、色を変えるようなものでね」 それを彼に教えることは、社会にとってはさほど意味がないだろう。彼は牢獄から出てくることがない。……が、光源を変えるならば、それは大きな意味を持つ、のだろう。 「……お前の卒業までは、……時間がかかりそうだね……」 喜ぶ様子がそれのなによりもの証左に思えて、男は、深く深く、息をついた。 (-39) 2021/10/15(Fri) 7:22:05 |
【人】 墓守 トラヴィス「……あ。処刑行ってな……あー、でも票入れてないから、いいか……」 寝てたんですよね。 朝食をまだ食べる気にはならないのでサプリメントで体調を整えつつ、規定時間を大幅に過ぎた時計を眺めてアーになった。 (31) 2021/10/15(Fri) 7:33:05 |
【秘】 環境破壊 イクリール → 墓守 トラヴィスがたん、と室内では倒れる音。 「……いや?いやいやいや……まさか」 イクリールは今晩(ろくでもない)約束があったので、ルンルンで支度中だったのだ。 あなたが部屋に入ったときイクリールは床とナカヨシしながら扉へ移動し脱出を試みていたが、ベッドに縛り付けるのにまったく障害はない。 メチャオモティウムがついているわけでもないし、毒への耐性があるわけでもないので。 「いやいや、私なんてクソザコモンスターだよ今日も美しく美味しそうな看守君。 本当に嫌なんだ、今日はアンタレス君に用事がさ……な、ゲーム的な脱落にはしていいから殺さないっていうのはどうだ?死んだばかりの人間は殺さないーとかー言っていたじゃないか。私は背骨もバッキバキで死んだんだよ?今からメサに変更しないか?」 挨拶代わりに命乞い。 「そう、そしたら少しと言わずにいくらでも話せるぞ」 (-49) 2021/10/15(Fri) 12:39:37 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 環境破壊 イクリール「君、そういう命乞い聞いたことある?あ、これ責めてるんじゃなくてね。世間話。私がそれなりに血液とか飲める人種なのは聞いただろ?だからさ、君から見えてる世界を少し見てみたかったのだよね。つまり君の味が気になるって話でもある。君じゃなきゃいけない。わかるかい?……君は食欲という欲望を捩じ伏せはしないだろう。私もね、君たちのことを知ろうとする選択肢を選んだら辞めないつもりなわけだ」 よいしょ、とあなたの隣に椅子を引きずって笑った。 「まあでも安心したまえよ。君の迷宮をあばくために肉体に訴えることはしない。 テラへの試みは失敗した。 実際、心理的な部分を暴くために拷問を用いるのはあんまりうまい手段では無かったな」コルク抜き。 あからさまに『それは自分だ』と訴えていたけれど、案外責められないものだねえ、と、彼は溜息をついた。会話はしているけれども、イクリールという人間の要望はあんまり聞く気がないのだ。 「まあでも説得できるならしてみなよ。……あ、これはいい選択だったな。次回もやろう。助言通り、メサでもいいかな」 (-51) 2021/10/15(Fri) 13:24:09 |
トラヴィスは、まあでもが2回被っちゃったから詫び石を用意した。 (a8) 2021/10/15(Fri) 13:29:11 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「いいや、寧ろ正反対だ。御し難い、与し難い。あなたはあなたのこだわりがある点について譲らない。認識についてもそうだ、あなたはあなたの認識を変えようとしない。……前まではそれも人間だと、それだけの言葉で済ませていたのだろうが……」 半ば睨みつけるように目を細め、あなたを見遣る。私にとっては本当に望ましくないのだ、ああ、色々と。 「私があなたに情を向けているのは知っての通りだな? それが友愛あるいは親愛であるとも私は今伝えた。……他と異なる情を持ち、大切だと思えるあなたが……そうして自分を下げ続けている、他者と距離を置こうとしているのは、腹立たしさを感じるよ。私を怒らせるのならばそれは確かに有効ではあるのだがね」 大切な者に手を出す、大切な者を傷付ける。そういう点でいうのならば男はあなたの振る舞いを良しとしていない。あなたがあなた自身を下げ続けることも好ましくないし、そのような言葉しか引き出せない自分についてもまた腹が立つというものだ。 (-53) 2021/10/15(Fri) 14:10:36 |
【秘】 環境破壊 イクリール → 墓守 トラヴィス「私は生きた人間をあまり殺さないから命乞いのお手本をあまり知らないもので……ああ、ああ、私にも『これでなければ』があるときはあるから理解はできる。 し、欲望のままにやればいいと君に勧めたいところだ……対象が私でなければな!」 動けたらふかふかのまな板の上でびたんびたん跳ねていたところだ。埃が舞わずに済んだ。 「……今私がどんな気持ちかわかるか?本、ッ当〜〜〜に…… 安心した。 知っているか?ストレスをかけると味は落ちるんだ。テラ君は食べたから分かる。他の誰にやってもいいが私にはやらない方がいいぞ、私を知りたいならな」 味が落ちるというのは普通に嘘だ。死直前の感情で味が変化するのか、はまだ検証中のこと。テラの反対、最高の気持ちで死んだ人間が手に入れば分かるかもしれない、そんな段階なので。 「はあ、嫌だ〜殺さないでくれ〜と言っても君はやるんだろうな……言葉で人の気持ちを動かすことのなんと難しいことか……メサを殺したら私に教えてくれないか? 襲撃による死者は居場所がわからないから取りに行けなくてね」 それらの要望はダメ元ではあるが、ダメ元でも言うだけタダなのでとりあえず言う。イクリールはそういう人間だ。 (-55) 2021/10/15(Fri) 14:15:51 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「おや。おや、おや。見ない顔じゃないか?タマキ・アマノ。漸く想い会えた思いだ────ああ!まさにそうだ。 私は意見を変えない 。腹立たしいと思わないか?苛立つだろう?人間を相手にしているのに、そんな気がしないだろう?会話に何の意味がある、自分の想いに意味がないと信じるか、憎悪して叩きつけるしかない!」楽しいなアマノ!楽しいと思わないかタマキ・アマノ! 我々は今見つめ合っている、それぞれの行いを解釈している、解釈によって感情を形作っている! はは!笑い声をあげた後、それは静かに息を吐いた。 「存外に満たされるものだが、それはそれとして、お前も傷つくものなのだね」 → (-58) 2021/10/15(Fri) 14:23:59 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……お前。あるいはお前たち、に。憎まれたかったのは、……心を割いていたからさ。私も。人の心があるのだと思った……し。いや、あるのは、知っていたさ。あるからこそ羨望した。才に、だけでなく…未だに傷つき続けるのだな、と思って」 心を閉ざすように恭順する男を見て、拷問に動揺する男を見て、私に心があることを知って安心する男を見て。 「……傷つけることができるかなと思った。私にも。お前が心を閉ざして人に恭順するのは、同格の人間を作ると、それに傷つけられたときに耐えられないからだと思った。だから私はお前に心を割いた時、お前を傷つけたいと思った。憎まれて殺されたいのとは別に、そうであれば、お前は私に心を割いている証明になるだろう?」 だけどそうはならなくて、男のターコイズは揺れないままで。 回り回って今、それが揺れている。 「……妙なものだね。あのときは、それこそが証明だった気がしたけど。今はお前が傷ついているのは、可哀想かな、と思うよ」 成し遂げた せいだろうか。奇妙な感覚だった。過去の自分をなぞっても、同じ音が出てこないような……そんな風だった。 (-60) 2021/10/15(Fri) 14:42:35 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 環境破壊 イクリール「気にしなくて良いよ。味の落ちた血もそれほど悪くないさ。君がストレスを感じていたと言う証左なら、それは私への答えも同義。……いや、しないけどね拷問。今回は、うん、同族をこんなに食べた人間の味って他と違うのかな?という興味……って表現すると君にもわかるかな。興味があるなら、普段手を出せない致命的な臓器を 君用に 残しといてあげても良いし」微妙に噛み合ってない会話だ。 しかしお互いに『興味のないものにしか興味がない』のだから、こうなるのは当然ともいえた。 「だから薬が抜けるまでは待つし、余計なストレスはかけずにサクッと始末するし。ついでに冷凍肉みたいに吊り下げる演出もするし、タグもつけてやろう。ランクの希望はあるかい?」 メサについては答えなかった。 死にゆく最中に生きる希望を持たせるなんてナンセンスだ。目の前の死を感じて欲しい。そんなエゴだ。 (-61) 2021/10/15(Fri) 14:53:28 |
【人】 墓守 トラヴィス「私もなんかたのもっと」 パンプキンパイvilとロリポップvilとスイートポテトvilの黄金セットだ。 やはりこれくらいでないと豪華さは出ない。 (34) 2021/10/15(Fri) 15:04:39 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「ああ、であるのならば……腹立たしいな、とても。他者から望むただひとつ以外はあまねく全てが塵芥、多くの者があなたの前から去り、あるいは壁向こうで笑い……やがて憎悪に変わるだろう怒りでのみ、あなたに届いたのだな」 こんな見つめ合い方でなければ、楽しいと思えただろうに。 行いへの解釈が正しいかも分からず、故に解釈で生まれた感情もまた正しいものなのかの判別がつきようがない。 また間違えているのか分からない、……ああ、楽しくない。楽しく、ない。 「……私を何だと思っている、私とて、」 ……人間だ、と素直に口にできなくなっている。知性で飼い慣らせぬ感情や意思に振り回されているのならば、それは自分の好まない化け物なのではないか、と。 ▼ (-63) 2021/10/15(Fri) 15:19:57 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「……自分の身すら守れぬ監獄で大切なものを作るのは弱点を増やす行為だ。そうして弱点を多く作って、傷ついて、傷つき続けるならば、……耐えられない。耐えられないのに、ここは死ぬことも壊すこともできない。 ……私が、壊れてしまう…… 」訥々と吐き出す。 男は概ねあなたの思う通りだった。心を閉ざしていたのは、自分が傷つかぬようにというのも間違いではないが、何より同格に思う他者を傷つけられることが耐えられないから。『慣れているから大丈夫』に類する言葉をひとつも吐けなくなったのも、あなたと話して以来、己と周囲の変化を自覚してしまったことに起因するのだろう。 そうしてあなたが思ったように。証明が成った今、男は傷を抱えて痛みに瞳を揺らしている。 「自分でやっておいてなんて言い草だ。……傷付けておいて、なんて、……可哀想と思うのならば、慰めのひとつやふたつ……投げかけてみたらどうかね」 素直に受け取れるかは全く分からない、煽りと取ってしまうかもしれないが。 (-64) 2021/10/15(Fri) 15:22:54 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「……知りたい、別のなんて考えもしなかった。宗教が違うひとたちを、『宗教が違う』ッて置いておくンじゃなく、ちょっとでもなンか、見えるモンが……できたらいいなァ……」 男は、この光源が変えられることすら知らなかった。それも、自分の手ですら変えようがあることを知らなかった。 社会のためにはならないかもしれないが、男は光源の裏さえも見たがるだろう、今なら。何せ、時間は有り余ってるのだから。 「わーいやった……あれ?これ喜んでいーやつ?」 卒業、できるのだろうか?しかし嬉しいのは本当なので、とりあえず隠さず両手をあげて喜んだ。 (-65) 2021/10/15(Fri) 15:27:32 |
【秘】 環境破壊 イクリール → 墓守 トラヴィス「……おい、本当にしないだろうな?するなよ……サクッと、を信じるからな」 安心、どこかへ行っちゃいそう。 「あぁ、ドングリをたくさん食べさせた豚みたいなものだろ。それで言うと私は何でも食べているから味のブレはあるかもしれないな……確かにこの無礼講の間、人間をよく食べてはいるんだが」 「 いや、私自身は私を全く食べたくない 。私を食べた後の君をくれ」真剣に味について悩みかけつつも、それが自身ならまったく食物ではない。この感覚はあなたに伝わるだろうか。 「演出家だな……まあ死んだ後なら好きにしてくれていいぞ。死体に痛覚はないし。 ランクは……無期懲役の奴らより囚人としてのランクは低いんじゃないか?あぁそうだ、せっかくだからあのランキングみたいな感じでキラキラにしといてくれ」 囚人の罪の重さランキングがあったらそんなに高くなさそうだな〜という要望。 薬の抜け具合はどうだろう?と、もぞぞと動いてみる。もぞぞ〜。 (-67) 2021/10/15(Fri) 15:40:29 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「そんなことないさ。私だって悲しかったし、寂しくはあった。だって私の不義理は、私の裏切りは、君に届かなかったろう。正すでもなく────かと言って、怒るでもなく。間違っているけれども、それは間違いだけれども、『それは君に関係のないこと』なのだと、君に伝えられたと思った。そうなのだな、と思った。君はやがて私の前から去ると確信していて、そのように振る舞うのだろうと。ならば、去る姿を見るまいと」 溜息混じりだ。 「それが、傷つくまいとしていた姿なら、それをこじ開けてやれば恨み言はあの時手に入ったのかな。やめてくれと、壊れてしまうと叫ぶ姿を…… どうだろうな。やはりそうは言わない気がする。これは私の卑下ではなく、お前が、そうしない気がする、という評価だけれど」 慰めるつもりがあるのだかないのだか。 彼から見たアマノという男は、単純刺激には強い。強いというよりは、『慣れている』と口にしているように、麻痺しているのだろう。こじ開けようとすればますます殻の奥へと潜り込むような感覚があった。上手くすれば引きずり出せたろうか?────どうもそのビジョンは明確にならない。 → (-68) 2021/10/15(Fri) 15:47:13 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……不思議だね。前のお前ならそれは絶対に口にしなかったんじゃないか。だって『弱点を口にする』なんて、『弱ってる』ことを露わにするなんて、本当はすべきじゃないじゃないか。私はもうお前を傷つけるという意思を見せ、お前は傷つけられる可能性を知っているのだから」 口にしながら。 トラヴィスにはそれが齎すものが何か、薄らとわかっているような気がした。 「ねえ、単純な話だけど。お前、頼るものが幾つか生まれたから、強くなっている自らが倒れたとて、それで終いにならないことを覚えた───という一面も、あるのではないの?」 (-69) 2021/10/15(Fri) 15:54:36 |
【人】 墓守 トラヴィス「ルヴァの味はそこそこ美味しかったよ。お惣菜で出たら、最初に食べるか後で食べるか迷うくらいには」 最悪な評価(何が最悪って、味の評価を公然とするような真似はイクリールですらしない)を話題にあげながら、パンプキンパイを切り分ける。 「私好みだったね。深い味わいというやつだ」 (37) 2021/10/15(Fri) 15:57:04 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「まあ、概要を知るだけでは理念というか……そういうところには触れにくいものだしね。でも、『悪魔の有無やその扱い』から比較していけば、教義への理解とか、興味って深まるものだと思う。悪しきものとされた"神"を祀る祭壇なんてのも世の中には数知れない……このあたりはテラが詳しいのかな」 現在だけではなくその過去を振り返れば、『悪魔』という呼び名もまた一つの道具のような発明でしかないこと……を、彼が知れば。あるいはもう少し、何か、何かがかわるかもしれない、という、期待は。 いつしか裏切られたとしても、それもまたトラヴィスという男への答えならば、 「……まあ。前よりはマシかもしれないね。教師と生徒という関係は」 (-73) 2021/10/15(Fri) 16:06:51 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 環境破壊 イクリール「まあ、味のブレはあったらあったでしかたない。 なにせ滅多にお目にかかれない素材だからね、食人鬼の血っていうのは。作り出すのに人命がかかってしまうから、市場には期待できない。となれば、諦められない。そうだろう?」 君にもわかるよね、わかんなくても飲むけど…… どれにしようかな、と並べて見ているのは、針だ。 「食材としてのランクのつもりだったんだけどなあ。A5肉みたいな……でも希望は聞いたし、叶えてやらなくもない。バレる方法は好ましくないが…………一度はセーフだからいいか」 あなたの体に巡る麻酔はすでにほとんどが効力を失っていて、四肢の一部がやや動きにくいといった程度。 「あんまり暴れるのはやめないか。採血に困るから。あ、これにしようかな……太い割に痛くない針って評判だし……」 準備は整いつつあった。 /* 反撃等目立った動きがなければ次あたりでサクッといきますわ〜! (-76) 2021/10/15(Fri) 16:15:34 |
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