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【人】 路地の花 フィオレ「ニーノ、アレ、ヴィー……何で?」 連絡を受けて、新たに捕まった人間の名を聞いて。 震える声で、蚊の鳴くような声が呟く。 アジトへ向かっていた足を、止めたかと思うと。 全く別の方向へ駆け出した。 (0) 2023/09/17(Sun) 21:43:03 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「猫はな、嵐の前は落ち着かなくなるんだ。 天気予報になるし、気にかけておくと便利だぞ?」 本当に突然の予感であるように笑って返した。 冗談のように、そうであれと願っていたから。 「好きなだけ甘えて、最高の働きぶりで金は返してくれ。 ちゃんと死ぬまでつけておくからな」 あなたの事だけは信じてやりたいと思っている。 それでも、いつかの時まで誰かに裏切られても歩けるようにただ今だけは安心して眠りたかった。 誰も欠けではいなかった時間、しかし男はこの先起こることを確実知っていた、事が起きた後ならば気づくだろうか。 未来こそ読めない、それでも何かに縋るような言葉選びであったと察せられるかもしれなかった。 (-12) 2023/09/17(Sun) 22:02:19 |
フィオレは、しばらくの間、アジトに顔を出せなかった。連絡は通じたり通じなかったりするだろう。 (a0) 2023/09/17(Sun) 22:16:38 |
【妖】 路地の花 フィオレ「………」 あなたの部屋の前まで来て、インターフォンを鳴らす。 仕事に出ているのだろうから、返事はきっとない。 「(そういえば、開ける時は連絡してくれって)」 言ってたっけ。 扉の横に座り込んで、メッセージを送った。 『今日、家に居させてほしいの』 『時間がある時、開けに来てくれる?』 ($0) 2023/09/17(Sun) 23:18:54 |
フィオレは、ルチアーノに少しだけ間を空けて。『だいじょうぶ』とだけ、返事を送った。 (a3) 2023/09/17(Sun) 23:20:34 |
【妖】 路地の花 フィオレ『分かった』 『連絡、待ってるから』 メッセージを送って、小さく溜息。 一人になれる場所、探さないとな。 「……っ…」 とにもかくにも、立ち上がって。 しばらく時間を潰すために、歩き始める。このままここにいると、泣いてしまいそうだったから。 祈りでも捧げてこよう。もう、何も起こらないように。 ($2) 2023/09/18(Mon) 0:25:59 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ「うん、分かってる」 「フレッドはいつだって、私のことを心配してくれる」 目の前にいたのなら、抱き締めていたんだろうなと思う。 明るくて優しい声色が、いつだって私を元気づけてくれたのだ。 「私もなるべく行くようにはするけど、出来ない時はお願い」 「ほんとうに、何もないのが一番なんだけどね」 警察の人間も捕まっているのだというし。 養育院の大人や、スラムの人たちだって手にかけられないとも限らない。 子供たちに罪はないのに、悲しい思いなんてさせられない。 「私?」 「今は……この間お話したお店の近くにいるわ。 うん、時間はあるから会えるわよ。ここで待ってたらいい?」 何を渡してもらえるのかしら、楽しみにしてるわね。と、電話口から嬉しげな声が聞こえてきたはずだ。 (-89) 2023/09/18(Mon) 0:47:37 |
【人】 路地の花 フィオレ静謐な教会。 いつもよりも少し静かなこの場所で、珍しく祈りを捧げる姿があった。 いつもは子供たちと遊んでばかりだから、1人手を組む姿は新鮮に映るかもしれない。 (5) 2023/09/18(Mon) 1:11:29 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ「ねえさんからの受け売り〜」 先に心配してくれたのは貴方だった。 この世の掃き溜めで蹲る子供に優しさを向けたのは、貴方だった。 だからそんな言葉を本心から紡いで、それからお願いには「うん!」と元気な返事も返し。 「あ、ほんと? じゃあすぐ行くから待ってて!」 電話よりもずっと、目の前に居ることで溶かせる不安もあるはずだ。 場所を教えてもらってから一旦電話を切り、そして家から駆け出していった。 (-134) 2023/09/18(Mon) 9:32:13 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ──そうして、十五分程した後。 「ねえさん!お待たせ!」 ぶんぶんと手を振って駆け寄っていくその姿は普段と変わらないもの。 手には袋がひとつ提げられていた。 「へへ、会えてよかった、うれしい。 あ、渡したいものっていうのはこれで〜」 そしてすぐに袋を広げて貴方にも中身が見えるように。 中には秋のフルーツがいくつか、キウイだったりぶどうだったりざくろだったり。 それらが詰め合わされた上にちょこんと。 ラップに包まれた苺のクロスタータも、一切れ。 「職場の先輩がいっぱい果物くれたんだ。 だからそれのお裾分けと」 「こっちは……オレが作った! ようやく食べてもらえそうなのできたから、にいさんとねえさんにあげたくて」 (-135) 2023/09/18(Mon) 9:33:35 |
フィオレは、教会で祈りを捧げた。これ以上、自分の大切な人達が奪われてしまわないように。 (a4) 2023/09/18(Mon) 10:28:45 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ「ふふ、この間会ったばかりなのにね?」 お互い無事であることを目視で確認して、駆け寄ってきた弟分の体を優しく抱きしめる。私も会えてよかった、と言って。 体を離す。 そして袋の中身を見れば、秋の色をしたフルーツと手作りのクロスタータ。差し入れというにはあまりにも贅沢なそれに、瞬きをして。 「こんな立派なものがもらえるなんて思わなかったわ、クロスタータを作るのも大変だったでしょ」 「凝ったお菓子が作れるようになるなんて、フレッドは本当に頑張ったのね」 お菓子作りを習っていると言っていたから、その成果を目の当たりにして心の底から嬉しそうに笑う。 「ありがとうフレッド、大事に食べるわね」 (-153) 2023/09/18(Mon) 11:03:00 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ「ねえさんには毎日会いたいぐらいだよ」 誰かに触れられるのは小さなころの経験を思うとずっと苦手。 けれどその中にも例外があって、例えば貴方だった。 貴方に抱きしめられるのは安心する、その腕の中に守られていたから。 こちらも腕を回して少し抱きしめ返してから袋の中身の紹介に移っていたのだろう。 「んーん!他のお菓子はまだ全然作れないから。 今日の朝にせんぱいがクロスタータ配ってたんだ。 それ見て、オレも一人で作ってみようかなって」 「まだまだ実力不足だけど…… ……でもねえさんに褒めてもらえるとうれしい」 ふにゃと嬉しそうに笑うのは幼いときとおんなじそれだ。 「ねえさんもだけど、ねえさんの周りの人も大丈夫? もし何かまた困ったことがあったら、オレでよかったらいつでも頼って。 にいさんの方がまあ〜……頼りがいはあるかもだけど」 「会うたびにフィオによろしくって言われるんだ。 だいすきだよなぁ」 (-166) 2023/09/18(Mon) 12:40:43 |
【人】 路地の花 フィオレ教会を後にして、未だアジトへ向かう気になれない女はショッピング街をあてもなく歩いている。 自分に出来ることはないと分かっているから、気分はすぐ沈みそうになる。どうにか気を紛らわしたかったのだ。 「……あ」 小さな花を模ったシルバーネックレスを目に留めて。 アクセサリーにはそれほどこだわりがあるわけではないけれど、目を引いたそれをいくつか見て。 「そうだ、」 何かを思いついたような声を上げて、暫く吟味を重ねていたかと思えば。 2つのネックレスを手に取って、会計に向かうのだった。 (7) 2023/09/18(Mon) 14:46:17 |
【秘】 徒花 テオドロ → 路地の花 フィオレ「……その懸念は恐らく、合ってるでしょうね。俺にとっては猶更、身の振り方には気を付けなくてはならないんです」 本当に、誰が敵か分かったものではないから。 この女は少なくても敵ではないのだろう。岐路に立たされたとき、必ずこちらの味方になるわけでもないとして。 「あのですね。それこそ現行法に照らしてとっ捕まえますよ。 やはりあんたは女の中でもよりろくでもない女です。 精々早々に枯れてしまわないようにしてください。 世話をし損ねたと知れたら……廃るでしょう、花好きが」 実に忌々し気に軽口を叩いて。 そんな調子で一度帰路に着くのだろう。 上機嫌な相手とは反比例して機嫌が悪くなる。お茶をするときの男はいつだってそうだった。つまりは……いつも通りでいた。今は。 (-188) 2023/09/18(Mon) 15:59:46 |
【妖】 路地の花 フィオレ遅れて、メッセージがもう一つ。 文章を考えるのが苦手なのかもしれない。 『罠があるって分かってるなら』 『あなたを先に行かせればいいわね』 ($5) 2023/09/18(Mon) 17:58:31 |
【妖】 路地の花 フィオレメッセージに返事はない。 代わりに暫くして、部屋の扉がノックされた。 開いているのだから勝手に入っても構いやしないのだろうけど。 家主がいるのであれば、一応の礼儀は示しておきたかった。 『着いた』 さまざまな可能性を考えて、屋外だから名乗るのもと思い 一言メッセージに代えた。 ($7) 2023/09/18(Mon) 20:59:29 |
【妖】 路地の花 フィオレ「そう、なら安心してお邪魔出来るわね」 かちゃり。控えめな音を立てて、扉を開ける。 他人の家だからと見て回ったりはせず。物音でもする方へと向かって歩いていく。 「ごめんなさいね、テオ」 「どうしても一人でいる気になれなくて」 とはいえ、アジトに行く気にもなれなかったのだけれど。 ($9) 2023/09/18(Mon) 23:00:41 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ「時間が許すならいつだって」 「姉さんは、フレッドが会いに来るのを待ってるわ」 自分よりもよっぽど忙しくなったはずの弟分が、いつまでも慕ってくれる。かわいいかわいい存在。 ……私が今どういう立場なのか知っても。受け入れてくれるのだろうな。それでも、万が一のことを考えて話すことは出来ないでいるのだ。 「姉さんはクロスタータも作ったことがないもの、褒めちゃうわよ」 「お菓子とか料理とかからっきしだから…フレッドが色々作れるようになったら嬉しいな。次に会う時は何を持ってきてくれるんだろうって、楽しみになっちゃう」 あなたにつられて目尻を下げて笑うのも、昔からのクセ。 「アレ、ああ見えて自分の事で手一杯だったりするのよ? 遊びに行ってみれば、全然外に出てなかったりして」 「今は何か起きたりもしていないから、その時が来たらきっと頼るわ。アレがびっくりするくらい、立派に解決する姿見せてあげましょっ」 いたずらっぽくわらって。人にちょっかいを掛ける時はいつもこんな顔をしていたなあなんて。 (-270) 2023/09/19(Tue) 0:46:07 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ夜。 アジトに結局顔を見せなかった部下の女は、あなたに一つのメッセージを送っていた。 『あの日、逃げる場所の話をしていたでしょう』 『何が起きるか、知っていたの?ルチアーノ』 (-271) 2023/09/19(Tue) 0:47:28 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレメッセージは比較的すぐに返される。 『ある程度はな』 『法の執行があることは聞いてた。 あんな風に身内が引っこ抜かれるとは思ってなかったがなあ』 (-272) 2023/09/19(Tue) 1:01:23 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノメッセージは、ゆっくり間を置いて返ってくる。 表現が合っているのかわからなかったから。 『選ばれる理由とか』『基準?とか』 『そういうのは』 『わからない、のよね?』 『私の家族が、捕まったの』 (-277) 2023/09/19(Tue) 1:16:55 |
路地の花 フィオレは、メモを貼った。 (a9) 2023/09/19(Tue) 3:50:10 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ少しの間をおいて、 『一部はわかる、後はわからんかった』 『だが今となれば方向性はわかってきたな』 『フィオレの気に入ってたやつはどいつだったか』 全てを把握していなくとも大体はわかっている、敢えて聞いたのは己のため。 『幻滅したか?言わなかったこと』 (-291) 2023/09/19(Tue) 4:16:41 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡髪触るの、好きなの?と聞いたことがあったような気がする。 だから、あなたがそうやって触る時。自分から髪を巻きつけたりしたものだ。 さらさらとした髪質は、そうしたってすぐ解けて広がったから。 「っん……あ、ぁっ…」 断続的な甘い声が、あなたの傍で響いている。 指の沈んだ秘部をしばらくそうしていると、包み込むような柔らかさに変化していく。 かといって緩いわけでもなく、中に入ったものを抜こうとすれば吸い付くような。 「ん……うん」 はあ、と息を吐いて。 少し呼吸を整えた後、押し付けられた性器に手を伸ばす。 自分の手できもちよくなってもらうのも、好きだから。 下着の上から、あなたのそれを指先で責めていく。 あなたがまだ、自分でも責めたいのなら。 好きなように体勢を変えてもいいと。 口付けの合間に、また囁くのだ。 (-292) 2023/09/19(Tue) 4:18:12 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ『まさか』 『幻滅なんてしないわ』 『ただ、ちょっと拗ねてるだけ』 それほど気にしているわけでもない。あなたが隠していたことについては。 『警察側の…ニーノって子。それから、カポ・レジームも』 (-293) 2023/09/19(Tue) 4:20:16 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「本当に愛されてんなあのガキと老害」 「片方今のうちに好感度下げておいてやろうか」 『なるほどな、概ね予想通りだ』 それぞれと顔見知りであることは知っていたし、仲のいいことも程々に。 それでも男は貴方の身の回りを隅々までは把握していない。 貴方が伝えてくれる分だけ、その知識として持っている。 『これ以上裏で起きてる事を知りたいってんなら部下でも金を貰う。 俺は少しだけ隠れた便利屋でね、関係者と話が出来た』 『だから起こることを知っていた。 こんな言い訳で信用できるかは知らんが、機嫌は直してくれ』 自分は誰かと違って突き放す方法は取れない。 だからできるだけその心が癒されていればいいと思う。 大切な人たちが居なくなってる中で傍に居る事もできない自分ですら、近いうちに慰めに行けなくなるかもしれないのだから。 (-298) 2023/09/19(Tue) 5:08:41 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「……、ん、……」 ぴちゃぴちゃと、滲む愛液をかき回す音がする。 肉と肉が触れ合い重なり合って、体温と鼓動が交じり合う。 浅く優しく、推し引きするよう前後していた指で、 奥底に、奥に、その刺激をさらにかきたてていく。 充血し熱を持っていく女の体を、ぎゅう、と一度強く抱きしめて。 「、フィオ」 触れられる感触に、息が弾む。 口づけの合間に意味を持たない言葉が挟まり、口づけがそれをまた塞ぐ。 手さぐりだけでお互いの性器に、体のあちこちを探り合ううち、 ベッドに敷かれたシーツがひだが重なるように乱れていく。 そこに、女の体をまた深く組み敷いて。 「……」 ──言葉は少ない。 覆いかぶさって、自分の体であなたの両足を押し開いて、 体重を深くかけながら、奥へ、奥へと沈むように。 さらりと、耳元の髪を、かきあげる感触がして── ふと、あー、と熱のこもる声がして。 「アレねえわ」 ──言葉がようやく出てきたかと思ったら、片手落ちの報告だった。 (-300) 2023/09/19(Tue) 5:53:13 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ『ニーノは可愛い弟みたいな存在で、アレは私たちのお兄さんだったから』 『逮捕される謂れなんて、アレはともかくニーノには』 『ないはずなのに』 ずいぶん長い付き合いがあるようだ。強い思い入れがあるように感じるだろう。 『いくら?』 『これ以上、大事な人を奪われたくないの』 『ルチアーノのことも、そうよ』 『知ってることがあるなら、知りたい』 ちゃんと教えてくれるなら、機嫌を直してあげる。というのはちょっとずるいかな。 (-355) 2023/09/19(Tue) 12:11:48 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオアジトに顔を出さなかった日。 あなたにひとつのメッセージ。 『食事会、ありがとう』 『あの時はゆっくりお礼も言えなかったから』 『ラスクもパスタも、すごく美味しかった』 『ロメオさえよかったら、作り方を教えて欲しいくらい』 こんな状況下で送られた他愛もないそれは、いつもの彼女らしくもあったかもしれない。 (-371) 2023/09/19(Tue) 12:52:06 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ『仕方ない、つけておいてやる。払えよ』 そう言って公務員の給料二ヶ月分ほどのあまり安くはない金額が告げられた。直ぐに払えとは言わなかった。 『黒眼鏡はほぼあいつの自業自得だ、気にするな』 『ニーノは』 『騒動に巻き込まれる前に保護の目的で検挙された。 法の執行役として働かされているなら止めるためにもだ』 『納得しろとは言わん、だがそこに悪意はなかった。 それだけは保証してやる』 『俺はなあこうして派手に嗅ぎ回ったもんで。 もしかしたら狙われてるかもしれん、覚悟しておいてくれるか?』 (-374) 2023/09/19(Tue) 12:59:58 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ『どーいたしまして』 『作り方なら教えるよ。 あんたの時間が空いてたらいつでも』 ほどなくして、返信。 すぐに送られてきた。 『アジト来ないから心配した。大丈夫そうだな』 そう送ってから、少し間を置いて。 『何かあったら俺の事使ってください』 『頼るでも頼むでも 言われたら応えるんで』 そんなことも、付け足した。 (-377) 2023/09/19(Tue) 13:20:17 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「……良かった…」 返信を見て、身体から力が抜ける。 保護されたのなら、あの子が理不尽な目に遭っていないのなら、それ以上のことはない。 『本当に安心した』 『悪意に晒されたわけじゃないことが分かったから、それで十分』 『アレには、自分から聞きに行ってみるわ』 自業自得、だなんて。心当たりがないわけじゃないし。 ちゃんと揃えて払うわ、と打ち込んだのち。 最後のメッセージで手が少し止まって。 『……出来るなら、ちゃんと逃げてね。私、ルチアーノがいなくなったら泣いちゃうかもしれないわ』 約束はしてくれないだろうから、見えないところで祈るだけ。 (-378) 2023/09/19(Tue) 13:30:12 |
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