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![]() | 【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+33 闇谷 揺れる視界の中で拒絶を聞いた。 当たり前だ。 彼には想い人がいるのだから。 自分はそれを知っていて、 応援する気持ちさえあるのに。 どうしてこんな、人の気持ちを踏み躙るようなことをしているのだろう? 「……っ、ごめん、ぁ、ごめん、ごめんなさ、」 謝罪を繰り返す間も、責め立てる動きは緩まない。 押し返そうとする腕を掴み、自重で押さえ込む。 どうすれば抵抗する人間を組み敷けるのかは知っていた。かつて、襖の隙間から何度も見たのだから。 「ぅう、ぁ、……ッふ、うぇ……」 顔をぐしゃぐしゃにして、大粒の涙を零して、ひたすらに欲を追い求める。 早く、早く、終わってしまえ。 意図的に抽出を強め、残る熱を焚き付けた。 肉壁が収縮する箇所を、何度だって無遠慮に穿つ。 「…………ッあ!」 全身が大きく脈打った。 自分が再び達したことを、すぐには気付けなかった。 (+34) 2021/09/23(Thu) 18:00:41 |
![]() | 【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ 喉元、痛みが走って。わずか、じん、と脳が痺れる感覚。 「……強がりが上手だな、リョウ」 少年の首から不意に外された手。 するりと肌の上を滑って、左胸にひたりと当てられる。 ト、トッと指で薄い胸を叩く。脈打つ音と同じ間隔、逸る鼓動を教えてやるように。 あるいは、何事かを考え込んでいるときのように。 (-283) 2021/09/23(Thu) 19:29:16 |
![]() | 【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ 唐突に。ぴたりと指の動きを止める。 人差し指を浮かせ、感情を隠した口から単調な声を吐く。つまるところ、普段の調子。 「お前の欲しいものは分かった。手に入るといいな」 言って、あっさりと少年の腕を退け、あしらい。床に足を下ろす。 彼が抵抗したのならば、ベッドに叩きつけるくらいのことはしたろうか。 のちに引き摺らない程度の、侮りすら窺える力だったろう。 立ち上がると、ずっと低くにある小さな頭へ手を置いた。これまでのどんな時より、自然なしぐさで。 それから「風呂に入れよ」と、場違いの言葉と掌を浮かせて出入口へ向かう。かちゃ、きぃ、ばたん。内鍵をまわし、扉を開け、閉めた音。 纏わせたままの上着だけを残して、男は振り向かなかった。 (-284) 2021/09/23(Thu) 19:32:46 |
![]() | 【墓】 7734 迷彩 リョウ>>29 廊下 「ぁ、……」 脇の下に腕を滑り込まされた瞬間、僅かに肩が跳ねる。 しかし背後から引き剥がされれば、素直に身体を委ねた。 ようやく顔を上げる。 最もいてほしくなかった姿が、目の前にある。 「うああぁ……、ぅぐ、えぇ……」 かけられた上着を手繰り寄せた。膝を抱え、白い生地で目元を覆う。 自分が泣く立場でないことくらいは理解できる。 それでも溢れる涙を隠そうと、歯を食いしばった。 (+35) 2021/09/23(Thu) 19:41:17 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 ![]() (c15) 2021/09/23(Thu) 20:36:54 |
![]() | 【墓】 7734 迷彩 リョウ>>31 廊下 名前を呼ばれ頭に手を置かれれば、びくりと体が震えた。 恐る恐る、赤く腫れた目を見せる。 しかし、視線は合う前に下へ戻ってしまう。 「……」 俯きながら、穏やかな音を耳に入れる。 貴方の言葉は、少年には少し難しかった。 「……うん」 だから、咀嚼したのは最後の一言だけ。 叱られるのは怖いけれど、 このまま許されるのはもっともっと恐ろしい。 少年は膝を抱えたまま、貴方が戻って来るまで待ち続けるだろう。 (+37) 2021/09/23(Thu) 20:51:59 |
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