45 【R18】雲を泳ぐラッコ
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| [見えぬものを 慮る能力は著しく劣るが 目に映るものを観察する能力は低くない。 脳裏に焼き付けるように見つめていると 哀しげに顰められた眉が 俺の返答に解けていくように感じられ >>2:*34 けど、それもすぐに 気怠そうな雰囲気に飲み込まれていく。 >>2:*37] … ああ 勿論、 …………おやすみ [眠りに就く許しを求める声に >>2:*39 こくりと頷いて 不慣れな挨拶を付け足すと 伸ばした手で、軽く頭を撫ぜた。] (*0) 2020/10/05(Mon) 10:42:25 |
| [胸中には大きな波紋が広がっていた。 眠気に抗いながら 念を押すように残された呟きが、 >>2:*37 凝り固まった懐疑心を さざなみのように洗い侵食して じわりじわり…と崩していく。 (まさか… 全て、本心だった…?) 無防備な姿をさらけ出し 寝息を立てる様子は >>2:*39 俺に身を委ねているように思えて、 見えぬ気持ちを代わりに伝えてくれているようだ。] (*1) 2020/10/05(Mon) 10:42:30 |
| [信じてしまって良いのか 揺り起こして問い質してしまいたい、が ぐっ、と我慢した。 無性に守ってやりたくなる 庇護欲を掻き立てられる様子の彼の その両胸には 自身が打ち込んだ針が鈍く光る。 紅色の繊細な文様に彩られた ふたつの突起は 腫れ上がっていて まだ相当に痛むに違いない。 その痛みでも引き止められぬほどに いや、むしろ痛みのせいで 疲労が増して 休息を欲しているのだ。 自然に目覚めるまで待つことくらい 俺もすべきだろう。] (*2) 2020/10/05(Mon) 10:43:08 |
| [そうは思うのに 胸中のざわめきは強くなるばかり。] …… 本当に、 いいのか? [留めて置けなくて 溢れてしまった小さな呟きに 返るのは寝息だけ。 長椅子の前に両膝を着き 起こさぬように そっと髪を漉きながら、 これまでの彼の言動を思い返して その中に答えを探そうとする。] (*3) 2020/10/05(Mon) 10:44:41 |
| [最も印象に残っているのは 思い浮かべるだけで 心揺さぶられて仕方ない、あの微笑だ。 >>1:*26 綺麗だと心からの賛辞を送り 両手で頬に触れた後のことだった、と思う。 >>1:*21 確か、この手で 貴方の美しさをもっと際立たせたいと 素直に伝えてしまった時も >>1:*16 柔らかい表情で頷いてくれていた。 >>1:*19 (俺に触れられるのは、嫌じゃ…ない?) そういえば、 怒りに我を忘れて 聞く耳を持っていなかったが 俺の腕や技術も買ってくれていた気がする。 自宅を訪れてくれた、あの日も。 そして、今日も。] (*4) 2020/10/05(Mon) 21:00:28 |
| [ (期待して良いのだろうか?) 甘い未来に気持ちが傾けば、 バランスを取るように 今度は、泪を溜めた表情と震え声が >>2:*23>>2:*25 脳裏を過った。 何故あんなにも辛そうで 怯えた様子だったのだろう?] ………… [分からないと言えば、もうひとつ。] (*5) 2020/10/05(Mon) 21:03:53 |
| [内蔵を傷つけられたり 下手をしたら死に至る針の混入よりも 肌を傷つけられることの方を 恐れているようだった。 針で貫いた時も痛みより 醜くなった、壊したと 見目の変化に酷くショックを受けていて >>1:*3 あれほどまでに返さないと 言い張っていた標本すら 相応しくない、と あっさり手放そうとしていた。 >>0:106 確かに、彼の美しさは 比類なき素晴らしいものだから 大事にしたい気持ちは、よく分かるけれど…… ──命よりも? じっと寝顔を見つめる。] (*6) 2020/10/05(Mon) 21:08:42 |
| [在原が標本を作り始めたのは中学の頃だ。
昆虫フェスで 二束三文で売られていた B級品と呼ばれる子らとの出会いがきっかけだった。
扱いが雑なせいで 鱗粉が剥げていたり 翅に体液染みができていたり。
(命を摘み取られたあげく これは酷すぎないか…!?)
補修の仕方を必死に調べて 少しでも美しく、元の状態に戻せるように 尽力したのが最初だった。] (12) 2020/10/05(Mon) 21:13:32 |
| [あの頃に比べれば 己の技術も格段に上がり、 このくらい敬意を払って扱ってやれよ…!と 手本として見せられるくらいの出来にはなった。
だが、 蝶の作品を売り出す時に インセクトブリーダーとしての通り名「AlberT」を 名乗らずに居るのは
────命を全うさせてやれなかった
という、後ろめたい気持ちが 拭い切れないからだ。] (13) 2020/10/05(Mon) 21:15:17 |
|
[この命への拘りは、男の生い立ちに起因していた。]
(14) 2020/10/05(Mon) 21:16:05 |
| [ぱらり……、ぱらり…… 大きな病院。 個性のない真っ白な病室でひとり 小さな手が熱心にページを捲る。 祖父が与えてくれた 古めかしい昆虫図鑑だった。 虫と一括りにするには あまりにも様々な色と形を持った彼らに すぐ夢中になった。 ほかのみんなとは どこか なにか ちがっている ”こんな”ボクでも いてイイんじゃないか? はっきりと自覚していた訳ではないけれど その多様性に 密かに励まされてもいた。] (15) 2020/10/05(Mon) 21:17:02 |
|
いつか、ほんものが見たいなー
[その思いで 命を繋ぎ止めるための たくさんの不自由と たくさんの痛みに耐えて。]* (16) 2020/10/05(Mon) 21:17:49 |
| [命と美しさ。 どちらも尊いものだけれど 優先順位をつけろと言われるなら 命に決まっている、と 自分は思う。 けれど、貴方は違うようだ。 どうしてなのか 何故なのか 理由があったりするのだろうか?] ………… [あの時も疑問は過ぎった。 >>1:6 けれど、 我儘な怒りに任せて 尋ねる機会を逸してしまっていて 俺は貴方のことを 何も知ろうとしていなかったのだと 思い知る。] (*7) 2020/10/05(Mon) 21:39:17 |
| [この青く美しい瞳が 再び開いたら────…
本当に、ずっと 俺の手の届くところに 居てくれるのかどうか?も含め
貴方のことを 色々と教えてもらおう。] (*8) 2020/10/05(Mon) 21:41:10 |
| [そんなことを考えながら 乱れていた金髪に指を通していけば 手入れが行き届いているのだろう するりと簡単に整って、艷やな流れを取り戻す。 ひとつ美しくなれば そうではない箇所 膝下で蟠ったスラックスが気に掛かり 眠りを妨げぬよう気を付けつつ 反対の足首からも鎖を外して レースの下着と、拘束具以外を取り除いていく。] ん…? [先程よりも、脚が重く感じるのは 眠っているからだけじゃない。 脱がしやすいように 手伝ってくれていたからなのだろう。 >>2:*9] (*9) 2020/10/05(Mon) 23:43:00 |
| [言葉どおり >>2:*6 全部見せてくれようとしていたのだと 期待してしまう自分も居る。 けれども、油断させるためという線を どうしても消せないのは (………きっと、これのせいだ、) チャリ、… 外したチェーンを持ち上げる。 こんなモノでは 貴方の体は繋げても 心まで縛ることは出来ない。] (*10) 2020/10/06(Tue) 0:10:48 |
| [椅子の上にまっすぐ伸ばした 白さと長さが際立つ脚を ぬくもりが移るくらいのゆっくりとした速度で 惜しむように撫で上げて
それから、レースの上を へその窪みを 紅の模様を崩してしまわないように 避けながら胸を遡り
俺にはある喉の突起を 探るように首を滑らせてから
最後にまた、頬をふたつの掌で包み込んだ。] (*11) 2020/10/06(Tue) 0:30:39 |
| [眠り姫に口づけて起こす絵本など 見たことも読んだことも まるで無いまま、虫に狂って育った男は]
ずっと…、居て、 俺と
[不器用に望んでから 下着とお揃いのレースの手袋を切なく見つめつつ 残った2本の鎖も外して
ただ、静かに その目が開いて また自分を見つめてくれるまで、待った。] (*12) 2020/10/06(Tue) 1:52:26 |
| (a1) 2020/10/06(Tue) 2:15:06 |
| (a2) 2020/10/06(Tue) 5:05:10 |
| [そうして、どのくらい経った頃だったか。 瞼がぴくりと動いて、 いつの間にか 祈るように組み合わせてしまっていた両手を 慌てて解いて身を乗り出した。 覗き込む俺の前で モルフォ蝶なんかより もっと美しい青い宝石が輝きを取り戻す。 >>*13 かかる吐息は あたたかい だけじゃなくて どうしてだか、 感じられて こく…と喉を鳴らしてしまっていた。] (*17) 2020/10/07(Wed) 18:36:32 |
| [さらに表情が綻び 惹かれて止まない微笑が浮かんだ。 >>*13 疲れの陰が薄れたからだろうか? 輪をかけて増した魅力に 囚われて 身じろぎひとつ出来ずに固まった。] …… っ、 [再び動きを取り戻せたのは ほっそりとした指先が、頬に届いた時だ。 妬ましいけれど 貴方が選び抜いただろう揃いのレース素材の品は 美しさを確かに引き立たせていたから 外さず、そのままにしていたのだが 自ら脱ぎ去って、直に触れてくれた。 >>*14] (*18) 2020/10/07(Wed) 18:39:27 |
| [そこに、届く言葉。 >>*15 幸せの洪水だ、──────溺れる。 けど濁流ではなくて、清らかで、温かくて、 つま先から頭のてっぺんまで とぷんと包み込まれて。 嬉しすぎて、まるで言葉が出てこないから 空気を求めるみたいに はくはくと唇を動かしてから漸く] … ほんとう、に? ああ、……絶対に離さない、 [ぎこちないながらも 喜びが色濃く滲んだ声を響かせた。] (*19) 2020/10/07(Wed) 18:41:05 |
| [撫でてくれる親指も 堪らなく気持ちよくて 眼鏡の奥の目を細めて享受していると、 今度は自宅に誘われた。 >>*16] 勿論 行く! … じゃ、なくて、 お邪魔させてもらうよ [ほぼ即答に近い形で応えてから 己のあまりの食いつきっぷりに 少しはにかんだ。] (*20) 2020/10/07(Wed) 18:43:24 |
| [今朝、ネットで必死に調べて ドイツにある会社の代表だということは もう知っている。 きっと、家もそっちの方に在るのだろう。 確実に2日以上 自宅を開けることになるだろうから 綺麗な子たち >>2:*38とはまた別の 飼育中のカッコいい奴らを どうするか、考えなければいけない。 昨日まで、あの家は 俺の世界の全てだったが、 でも、もう、 それは些細なことになっていた。 貴方の城に伺うということは いっしょに居られる上に 貴方のことを もっと、もっと、知れるということだから。] (*21) 2020/10/07(Wed) 18:54:07 |
| [なんだか、ものすごく 気持ちが急いて仕方なくなって]
なら、帰り支度をしないとな
[輪郭に添わされた掌に 名残りを惜しむように頬を擦り付けてから 立ち上がる。
傷を消毒できるエタノールなどを 鞄の中から取り出すと、 貴方の許可を得て 針を抜き、手当てを済ませ 衣服を身につける手伝いを積極的にした。] (*22) 2020/10/07(Wed) 19:14:23 |
| [まだ、扉が開かないと知れば 張り詰めていた気が ぷつんと切れて 今度は俺の方が眠り込んでしまっただろう。
なにしろ、7週間もの間 浅い眠りの中で 貴方を捕まえようとして出来なくて 飛び起きてばかりだったから
やっと、手に入れた存在を 離すまいと指を絡め、ぎゅっと握ったまま────…。]** (*23) 2020/10/07(Wed) 19:16:07 |
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