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![]() | 【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら……そう。 じゃあ、今のうちに小等部の無茶ぶりに慣れてもらおうかしら」 でも、自分の面倒を見てあげるのも忘れずにね。 そう釘を差して、また一つ冗談めかして微笑んだ。 イクリールの愛だって、間違い無くエゴの一種だ。 それでもこうして確かに互いを思い遣る気持ちがあって、 決して少なくない人々が、それで幸せになれるなら。 きっと、それで良いのだろう。 「うん……じゃあ、まず一つ。約束よ。 図書室には、きっとすぐ遊びに行くわ。 わたし、ルヘナにも会いに行きたいの。 お茶会だって、きっとみんなでしましょうね。 ブラキウムとも、みんなでお茶会をしようって約束したの。」 沢山の約束を、指折り数えて挙げ連ねて行く。 今度はきっと、約束を違えてしまう事の無いように。 そうして『みんな』で笑い合えるのが、 『わたしたち』の愛するギムナジウムの日常だ。 「────ねえ、シトゥラ。 わたしもあなたのことが、大好きよ。」 それを守る為なら、出来得る限りの事は何だってしよう。 ギムナジウムの子ども達は、決して一人ではない。 だからきっと、やろうと思ってできない事なんて 子ども達と、それを取り巻く世界には やはり何一つとして、ありはしないのだ。 (-92) 2021/06/05(Sat) 10:06:34 |
![]() | 【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「そうするといい。 それだけ相手に踏み込んで行ける度胸があるなら問題ないよ。 知ればできることがある。まずはそこからだ」 ブラキウムが何度手を引けるかの保障なんてどこにもないけれど、それでも大切な友人にみんなの事を頼まれたからせめて手の届く範囲くらいは伸ばせるうちに。 ブラキウムはもうあなたの顔も忘れない。 自らの罪も感謝も忘れないであなたが好きなもの知れる手助けくらいはできればいい。 「もちろん任せて。 これでも長年培ってきた実力はあるからね。 それに放っておいてなんでもかんでも好きだからでやられたらキリもないし」 加減も覚えてくれると助かるんだけどね。 冗談めかしてやっぱり笑う。 ちっぽけな子どもの願いも一人一人が集って願うことで大きな何かを動かしていける。 無駄なんて一つも無かったんだと、僕たちが証明しようじゃないか。 明日のギムナジウムはきっともっといいところになるよ。 (-93) 2021/06/05(Sat) 10:44:08 |
(a31) 2021/06/05(Sat) 19:58:59 |
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