人狼物語 三日月国

145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】


【墓】 充実 バレンタイン


『124ページ目、「太陽には烏、月には兎───
 ……“センセイ”もそうだったのかな』

少し考え事をすれば、
独り言みたいに頭のてっぺんから声が出る。
これだけは余計なお世話だな、とさらに独り言ちて。

さらに遡り、自分の両親のことも考える。
彼らだっていつか愛のもとに集まったはずなのに、
傷だらけになったり、いなくなったりするものだから。

『…… ─── ───』

バレンタインは、睡眠そのものはあまり好きじゃない。
けれど、夢を見るのは好きだった。
大抵は叶わないものだということを知っているからこそ、
それを不安に思う必要も、何も無いから。
(+12) backador 2022/05/07(Sat) 21:05:29