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人狼物語 三日月国

205 【身内】いちごの国の三月うさぎ


【墓】 瑞野 那岐

[ウェットテュッシュで拭い取られていく、
 自分の欲の名残を横目に見ていれば。

 拭いきれない溢れを、不意に彼が舌で追いかけて、
 舐め取って、口に運ぶから。]


  ……
ちょ
、っ


[ぶわ、と花開くみたい熱が顔に集まって。
 慌てて制止するように声を発した。

 多分、美味しいものではない。欲の塊。
 口に入れてしまった後じゃ、
 今更止めるのも遅いかもしれないけれど。

 手首の浮いた血管に這う白濁を舐めあげる仕草に、
 また煽られるみたいに熱が、灯る。]
(+29) 2023/03/22(Wed) 16:48:55