【墓】 瀬戸 海瑠[大丈夫、と力抜こう、という彼の言葉に従って、 息を吸って、吐いて…… ふたつの指が解けないまま一緒に奥へ突き進む。 掻き混ぜられなくとも、 指をまっすぐ進めていくだけでも、 くぷくぷと身体の中で音が鳴っている様だった。] ふぁ、あ……、 あ、 はいってる、 指…… [指で触れる自分の身体の中は生温くてぬるぬるで適度に柔らかくて、ちょっと内臓って感じがして…… 気持ちいいかはよくわからない。 でも二本の指に拡げられる感覚は、 名を付けるなら絶対に「快感」だ] んんっ、 あ、 はぁっ……、 出し入れ、 きもちいぃ あっ、ぁあ…… ……翡翠さんの、みたい [甘やかされて柔らかくなった身体が快感を訴えて震えるが、 奥へ沈められるのと一緒に身体を揺さぶられれば、 楔を埋め込まれている時みたい。 何にも覆われていない故か、あの先っぽを思い出したら、 熱に浮かされた様な呟きが漏れた] (+36) 2023/04/28(Fri) 15:21:03 |