人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【墓】 グルメライター ヤワタ

[もぞりと胸元で動く気配がして、髪に埋めていた顔を離す。
ちいさな声に滲む緊張に、「うん」と頷いた。]

 中で聞かせて。

[別の、と前置きがある。
そちらはまだ解決していなくて、
話そうとしていることは、彼女の中で区切りがついたということ。

それでも話すことに勇気が必要なことは、伝わる鼓動の速さが物語っている。

そっと腕を解いて、合鍵を持ったままの彼女の手を包んだ。]
(+38) 2023/03/13(Mon) 12:04:42