>>+55 ミズガネ
「…………、
辛いな
」
不死兎にだって感情はある。
人が悲しむ姿を見れば悲しいと思うもの。
本心を全て汲み取れなくとも、考えた末に、同調する事は出来る。
それでも優しく撫でる事だけを選んだ。
それ以外を構築するべきは、きっとこの兎ではないから。
>>+56 ダビー
「…………、!」
そしてその不死兎は耳を立て続けている。
後輩を撫でて、一度抱きしめた後……
「少し待っててね、」と残し、その場を離れるだろう。
向かうは素直で律儀で真面目で、
己のやるべき事を果たそうとした、彼の元へ。