【墓】 1年生 朝霞 純>>+144 [松本さんが、私の手を取る。>>+130 そして、伝えられる言葉>>+131 松本さんの胸の内にある、確かな想い。 私と向き合って、それを伝えてくれた、松本さんの誠実さ。 私はゆっくりと頷いた。 暖かいものが胸の内から溢れて、瞳から頬へと流れていくのを感じる。] よかった。 [松本さんが生きる意味を見出だして、津崎さんが彼を一番に想う誰かに出会うこと。 いつか、そうなることをどこかで望んでいて。 松本さんが生きる傍らに津崎さんが居て。 津崎さんを一番に想う松本さんが居る。 そんな未来を、今は願っている。 二人の関係に私は首を突っ込むことなんて出来ない、してはいけないけれど。 追いかけられなかった私が、追いかけることが出来た人に、傷つけた人に何かを願うなんて傲慢なのかもしれないけれど。 幸せになってほしい。幸せに生きてほしい。と。 そんな身勝手な願いは心の内に抱えたままでいさせてほしい。] (+148) 2022/09/15(Thu) 17:43:34 |