【墓】 厨房担当 那岐[続けたいのではないかと口にした時に、 伏せられた瞳に>>+229、やはり、 考えたこともあるのだろうと、どうしても悟ってしまう。 それはそうだろう。 一度は登りかけた階段。 降りていくのも、自分の足で降りていくことになる。 七年間の空白。 その間の彼の胸中にどんな変化があったのか。 きっと時間をかけて、今の考えに至ったはずで。 時に忘れられない夜を過ごしたことも、 あったのかもしれない。 それは、想像の中でしか補うことは出来ないけれど。 言葉にしない代わりに伸ばした両腕。 腕の中に、彼を閉じ込めて。 いつもは見上げていた視線が、今は、 彼を見下ろすように下方へと落ちる。] (+259) milkxxxx 2023/03/14(Tue) 12:02:19 |