人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 影法師 宵闇

>>G8 鬼走【3日目 夜時空】

続いた本題に、音が止まる。
別の何処か、あまりにも象徴的な話だったけれど
聞き返すよりも突いて出てくる言葉はあった。

「何処? 何処も見てませんよ、俺。いや──」

「──夢でも見てるみたいだ。
 ずっとここにいれたらさ、思い出せるんじゃないかと思って。
 忘れてしまった、なにか、大事なことをさ、」

「でもそれは、音にはならないもので」

思い出、とも違う。すこし近いけれど

「今の俺にはなくて、あの頃の自分にはあったものだ」

忘れてしまった。
(G9) 2021/08/15(Sun) 17:56:06