【神】 愛玩用 ドゥーガル>>a30 >>G18 「注文の段階で色々違ったんだろうね、僕達は。 同じ用途でも個性をつけられているという事なのだろう。 君はそつなくこなす事を求められて、そうなった。 僕は不出来を眺めて愛でるために、こうなっている。 でもねぇ、焦げたものしか作れないのも困りものだな、と、 此処に来てから少し思いはするから……」 少しエマやみかんの要領の良さに憧れがある訳だ。 まあ、満足はしているのでこのままだし、つまみ食いをすれば そんな事も意識の外に放り出されてしまうのだけれども。 頭も行動も思考もとことん不出来な男であった。 チーズを食ったら満足して、あとはもう何もしない。 モゴモゴと口を動かし飲み込んで、ふう。 もう殆どする事もないかと判断してエプロンを脱いだ。 「出来上がって配膳するのが楽しみだ。 皆、美味しいと言ってくれるといいねぇ。」 (G19) 2021/10/03(Sun) 22:53:48 |