人狼物語 三日月国

132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】


【神】 規律 ユス

>>G14 >>G20 ツルギ、アクタ

 当然のようにツルギの隣にいて、暫くじっと二人のやり取りを聞いていた青年が口を開いた。
 本当に感情の起伏が激しい奴だな、なんて内心思いながら。……あの美大生と足して二で割ればちょうどいいのかもしれない。と更に考えながら。

「そうか。お前は応援してくれるのか。有難く受け取ろう」

 全く有難く思っていないように淡々と答える。ツルギのようにまずいなともやめておけとも言わない。真実を言う義理などなかったから。

「であれば俺も返そう」

 そう言って自分にと用意された、けれどまだ開けてもいないコーラを36くらいの強さでアクタに投げた。

「もし万が一戻ってから会うようなことがあれば。その時にお前が名を馳せるような脚本家にでもなっていれば。叙々苑でも何処でも、お前の活躍に釣り合う分奢ってやろう。
 今はその程度。無償で貰える紛い物の飲み物一本分だ。何せ約束したはずの俺を主役にした脚本一つも書き上げていないのだからな」

 ピースサインを作って見せる新進気鋭の脚本家に、そんな言葉をかけてやった。
 嫌でも聞くことになるような大物になるのなら、これくらいの挑発なんてことないだろう?
(G24) 2022/03/11(Fri) 9:54:44