人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 巡査長 清和

>>G14 >>G34 花守

「……わかっていたよ、本気で言ってるってな。
 だからこそ、出来心だとも思った。
 ……俺じゃなくてもそう思ったんじゃないか?
 一足飛ばしでいきなり、あんなことをお願いされればな」

あの頃から清和にはこういうところがあった、
問題児たちとつるんで一緒にワルをする"コドモ"でありながら、
決定的なところでだけは、まるで"オトナ"のように振舞うのだ。

窘め代行みたいな事もやらされていたというのも、
あながち嘘でもなく、本当のことなのかもしれない。

「しかし、ふふ……俺のせいか。
 そうだな。なら、飲み込むしかないよなあ……このよくない気持ち。

 実際、"悪いこと"したとは思ってるんだよな、俺。
 縁ちゃんは結構悲しむだろうと思ってやったから。

 ……で、そこまで言うのならぼちぼちじゃなくて、
 ちゃんと挫けずに"良いことできる人"になったんだろうな?」

ルカさんのせい。と言われれば、ふ、と目を閉じて、薄く笑った。
次の瞬間、目を開いて花守を見るころには瞳の奥に存在していた、
ギラギラしたものは搔き消えてしまい、そこにはいつもの清和がいた。
(G35) 7_hertz 2021/08/13(Fri) 17:32:01