人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 影法師 宵闇

>>G56 鬼走【3日目 夜時空】

「ずっといるのは無理なことは、わかってますよ。
 ……ガキの頃にだって二度と戻れない」

乾いた笑いが零れる。それでも、そう思いたくなってしまうような
──まるで桃源郷のような夢見心地がする、夏の匂い。
優しい夢に弱い、だめな大人。

「……、……やっぱ、俺、ちょっと気抜きすぎてんのかも。
 今日も海ではしゃいじまったしな、ガキみたいに
 想像以上に居心地が良くて、楽しくなっちゃったかね」

客人の前で──信頼している鬼走の前だからか
お構いなしに煙草を取り出し、火をつけて煙を燻らせる。
なにか気を紛らわすものが欲しかった。
(G57) 2021/08/16(Mon) 9:12:01