人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 鳳 凛

─ 花巻庵の屋台 〜楓と〜─

[声をあげた楓を凛は見る。>>2:285

知っている。
あの時も、楓の祖母は気にすることはないと言ってくれた。
楓の父親も、楓だって、“おれい”を渡しに行ったとき、何もなかったように凛を祖母の元へ案内しようとしてくれていた。
花巻の家で、凛を拒絶していたひとは居なかった。

だから尚更、思ったのだ。

謂れのないことを、受ける必要のない悪意を、
彼らに向けるようなことはしたくない。

幼い凛には何もないから、せめて。]


──ええ、楓さんが…お祖母さんが…

そう思ってくれていること、知っていました。
お祖母さんも、気にすることはないって言ってくれました。

でも私が、嫌だったんです。

私が居ることで、花巻の家のひとが悪く言われてしまう事。
責められてしまう事。
(4) springkraut 2021/07/27(Tue) 11:18:48