人狼物語 三日月国

184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨


【人】 警備員 ジュード

 
 ── 夕方:北西の路地にて ──


 あっ、あ あアあありがとうございますっ!?


[気持ち悪い>>1:101、変態>>1:100、それらの言葉は
普段であればショックを受ける言葉だっただろう。
しかし今、それらの悪印象を気に掛ける余裕はない。

赤い布を口に巻いた彼女が、
此方を警戒したままでいながらも
ここを通り過ぎようとするような動きを見せてくれた。

その様子に男は逃げる事を許されたような気持ちになって、
怯えつつ、支離滅裂な事を口走った。]


 そっ、そう、ちがう、変態じゃないんですけどっ
 おれはへいきなんですっ、ガライカの、いきものだから

 でもっ、でもほかのひとは ──


[こわいけど、話にこたえないとひどいめにあうのかも、と、
男はかろうじて理解した言葉に対して早口に喋りながら
通り過ぎようとする彼女とは逆の方向へとじりじり後ずさる。]
(5) 2022/11/10(Thu) 1:01:17