人狼物語 三日月国

96 【第38回TRPG村】Purgatorium-煉獄-


【人】 聖杯のジン ナディル


『俺は……お前のためになにか願いたい。』

急に迷いが晴れたようにアルバリが笑うので
ますます面食らってしまった。
割合に長く生きていたつもりだったが、
そんな事を言われたのは初めてだったから。

「……我は…言わばただの道具だぞ?
、、、、、、、、、、、、、、
利用して初めて価値のあるものだ。

それに…、自分の為の願いを叶えられるほど
我は器用ではないぞ……?」

何をどう話せば伝わるだろう。

───いや、俺はアルバリに
、、、、、、、、、、、、、、、
何を伝えようとしているのだろう。

言葉を探しあぐねて、視線が泳いだ。


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(5) kintoto 2021/09/19(Sun) 23:42:41