人狼物語 三日月国

138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】


【人】 高校生 三國萌々子


  ずっと……。
  そっか、それなら、仕方ないね。

[まじゅには、私が見えないものを見てる時があった。
不思議に思っていたのだけど
彼女が見ていたのはこういった世界だったのかも知れない。
それに彼女が惹かれて、ずっと来たかった、と言うなら
私が挟める口は、どこにも無かったのかも。]


  ……ぅん。……うん。
  私は、……帰るよ。

  ──っ、わ、わた……私だって
  私だって、真珠のこと…
  ずっと友達だって思ってる!
  大切な、友達だって、そう……そう思ってる、からっ…!

[悲しそうにしていても笑ってくれていた彼女に対して
私はポロポロと涙をこぼして
今にも膝から崩れ落ちそうで。

早すぎる別れが私の胸をぐさりと刺して
それでも真珠が
もう片方の手を差し出してくれたのが嬉しくて……。

私はその手を。]
(9) 2022/03/22(Tue) 10:24:31