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人狼物語 三日月国

238 【身内】幽谷廊へようこそ


【人】 看護婦 清水 花枝

 
「いえ、申し出はありがたいのですけれど
 私も診療所の仕事の最中迷ってしまいまして…。
 雪が止んだら戻らなければなりませんし
 お代も必ずお支払いしますから。
 
 …ここは、華名村かなむらからは近いのですか?」
 
 
診療所のある村の名前を出して問いかける。
そんなに距離を歩いてはいないと思うけれど、小さな村だ。あんなに鳥居が並んでいるところがあったら知っていると思うのに、いつの間にか道を失っていたから雪に惑わされて思うより移動してしまっていたのかもしれない。
そんな事を思いながら、女性に問いかける。
もし誰かいたのなら、何の気無しに軽く頭を下げたりはするつもりだった。**
 
(11) 2023/12/19(Tue) 23:05:52