人狼物語 三日月国

137 【身内】No one knows【R18】


【人】 商人 J

[ 金属の仕込まれたブーツの底が市場の石畳を叩く。
燻んだ銀というよりも灰色の髪、襟の高い黒い衣服に身を包んだ男は、色の濃い眼鏡をかけておりその奥の瞳を窺い知ることはできない。

薄い笑みを浮かべながら男は歩いていた。
それは別に面白い何かがあるわけではなく、そうしていることが男の常であった。

市場にはよく足を運ぶ。
それは市場の動向を知るためであり、商品≠フ仕入れのためでもあった。]*
(11) 2022/03/13(Sun) 10:49:05