人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 半裸刑事 エロンボ♂

[ おしりの冷たさで目を覚ませば、僕はいつの間にか見知らぬ建物の中にいた
起き上がり、窓から外を見渡せば、見たこともない風景だ。少なくともあの海を臨む街並みとは別のものだ

昨日は確かに草むらで寝たはずだが……まさか自分が別の町の建物の中にまで転がり込むほどに寝相が悪いとは思わなかった

そんなことより、まずは状況の再確認だ

本部へ連絡を入れようとしたが、携帯電話が通じない
電波がないだけか、寝相の悪さで壊れたか、そういえば最近料金を払っていなかったような気もするが、まあそれはいいだろう
荷物は一式揃っているようだ
服はちゃんと着ているし帽子もあるし、もちろん下は何も装備していない、オールクリアだ



どうやらここは学校の教室のような場所だった
ここにじっとしていても仕方ないので、扉を開けて外に出る
扉の外は一直線の長い廊下になっていて、今出てきた部屋と同じような部屋が規則正しく並んでいる
やはりここは何処かの学校のようだ ]

さて…


[ この先何が起こるか分からない。突然常軌を逸した何かが目の前に現れることも想定しなければならない

僕は両手を真っ直ぐに上げ掌を天井に向ける。そのままゆっくりと円を描くように腰を回し始めた
こうすることであらゆる方向に意識を向け、防衛線を張ることができるのである ]*
(13) 2021/02/02(Tue) 12:54:16