人狼物語 三日月国

29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】


【人】 部隊長 シュゼット

>>307耳を触る手の温度はいつも通り低かったけれど
温かな耳の温度に混ざってか、
それとも、彼女の想いに影響されているのか。
段々と暖かくなっていくようにも思えた。
彼女の優しい手の動きは心地よく
硬く瞑っていた瞼の強ばりがだんだんと溶けていく。

彼女は、どんな顔をして撫でているのだろう。
そう思った僕は、薄っすらと目を開ける。
(……最初から、そんなつもりなかったんじゃないか。)

こんな顔をしているルークは、見たことが無くて。
驚きと一緒に、何か、満たされるような気持ちになる。]

  ………僕も、少しいい、かな。

[そう言って僕も自分の耳から左手を離し
ルークの頭にある、狐耳のような白い耳。
痛くしないよう、潰さないよう、撫でてみる。

僕の耳を撫でる彼女は今何を考えているんだろうか。
それが知りたくて、同じことをしてみたんだけど
撫でるのに合わせてたまに震える耳を撫でるうちに、
僕にはこれが、ここに居る、というのを確認するような
そんな行為のように思えてきた。

今、隣に居ることができていること。
それは、今への不安が大きくなってきている
僕にとっては、とても大きなことで。
ルークも同じように今を大事に思ってくれているなら
それはとても、素敵なことだと思った。]
(41) 2020/05/24(Sun) 16:52:29