人狼物語 三日月国

151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】


【人】 花火師 ヴェルク

>>38 >>39
……嫌だ

触れられた手と触れられる頬が熱い。
2つの温度が己の体温と交わり、心地が良くて。

無くなってしまうと言われても。あいつには生きて欲しいんだ。どうして見ないといけないんだよ。命が尽きる瞬間なんて見たって楽しくないだろ。嫌なんだ本当に。何したいって言われても分かんねぇよ。嫌だ、手伝いも要らない。おまえだって本当は行きたくないんだろ。殺したくないんだ、やりたくない頑張りたくないここにいたい聞きたくない見たくない知りたくない、


あ、………ぁ………………ぁあ、……

──弾ける音がした。それが何かは、理解出来ない。

「は、………………ぁは、は………………ふ、」

楽しい。楽しいから、きっと。殺さないと。


「…………は、…………あぁ………………」

大切なものは壊せって。そうだろ。


「……………………
キエを、殺したいんだ

スッキリした。やりたかったこと、思い出せて。


「早く、行かねぇと…………。……一緒に行こう、な?」

どう殺すのが楽しいだろう。考えるだけで、たのしい、


──シャトの手を握り返し、己に触れるレヴァティの手を掴む。
勿論、拒めば離すが…………どちらだっていい。

もし拒まないようであれば、とびきりの笑顔を見せて処刑室へと先導する。
力加減など知らぬように、握る力は増していく。


早く、早く。楽しい時間が終わっちまう前に。
なぁ、一緒に来てくれるだろ?そうだよな。2人とも。

混ざってく。本当の言葉、何だったっけ。まぁいいか、今は。これで。………、
(42) 2022/06/22(Wed) 3:25:58