人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 陽光の元で ニーノ

>>39 ニコロ

もちろん、隣に来てもらえることを嫌がったりはしない。
ただ場所が場所なのでいいのかなとは少しだけ。
尋ねても大丈夫と返ってくるのは見えていたから指摘はしなかったが。
それから片方に寄っているわけではない、或いは両方の色に染まった回答を得られたのなら、どこか安堵したかのような表情を浮かべた。

「なんていうか。
 ニコロせんぱいっていつも……
 ……いろんなことがはっきりしているから。
 だから今回もおんなじかなって思ってたんですけど」

「そうじゃないって知られて、良かったなって、今」

そんな返答を返すのは己も似たようなものだと示した証だ。
落ちていた視線をゆっくりと上げれば、目の前の墓石に向けた。
署などではあまり口にしない方がいいのだろう、それでも今は貴方しかいないので零す。
二つのラベルのどちらかを、目の前の現実へ貼り付けるわけではなかった貴方に。

「マフィアが居るから傷付いた人が居るの、知ってます。
 知っているのに、悪だって言い切ることはしたくない。
 上手に飲み込めなくて納得ができない、そんなときでも」

「捕まえなさいって言われたら捕まえるのが、
 警官の仕事なんでしょうか」
(45) 2023/09/15(Fri) 21:06:14