人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 法の下に イレネオ

>>44 テオドロ
>>47 アリーチェ

ぴんと伸びた背筋の一人と、冴えない雰囲気の大柄の一人。
知らぬ人が見れば年齢の多寡は逆に見るかもしれない。実際は男は今この中で一番年下で、その癖一番図々しい。
そして、身内・・に対しては素直でもあった。大きめのひとつを指さされればそれを素直に手に取ったろう。華奢な女性の手の下では大きく見えたのに、一回りも二回りも大きい自分の手の中では小さく見えるらしく、何度か容れ物の中に残ったものと見比べている。

「そうですね。」
「正直者が得をする世の中になってほしいものです。」

それは善良な一般市民に向けた言葉なのだが、この状況では「
素直にたくさん食べたいと言っている自分に大きいものを譲れ
」と言っているように聞こえたかもしれない。そう受け取られれば心外だという顔をするだろうけれど。

「食べ切れそうですか。」

聞きつつ、ようやく大口を開けて自分もかぶりついた。

#警察署
(49) 2023/09/16(Sat) 0:50:40