【人】 光学迷彩 もも[『わたしは壁。』 花かんむりを掛ければ立派な墓標だ。>>23] [ふわり。と、風が運ぶ様に花かんむりはわたしの頭上へ舞い降りた。こんな、幼児どころか小学生でも無いのに恥ずかし気も無く…。意表を突かれ、口元を痙攣らせたまま目を丸くして固まってしまう。そしてそれ、わたしたちを見る先輩の表情たるや…>>42。「ぐぅっ」と小さく呻く様な声を出してそっぽを向く。なんだか、とてつもなく恥ずかしい。不意打ちでしょ、これは…。] 「お揃いだね!藤堂さんも可愛いよ!」 [体温が急に上がり頬が赤くなる。] ん、そっスか。 [表情の無い声を作ったつもりだが、動揺は隠せなかった。唇は震えていたし、頬の高揚も引いていないのが感じ取れる。] … [いきなりはっとした先輩>>43。 そして、通り雨の様にその場から消えた。] ……なんか先輩忙しそうっスね。 如月さんも体育館に行くんだっけ? [それにしてもタピオカ美味しいなぁ。*] (50) 2020/06/17(Wed) 21:24:25 |