人狼物語 三日月国

139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】


【人】 灯集め ラキ

>>45 ミン

「灯火売りのアイツも、見ないうちに
 大層甘い言葉を吐けるようになったからな……
 今だけは猶更、逢わせないようにしなくちゃならないね」

いやいやお世辞なんかじゃない。そも、何か売れる立場じゃないから、褒め言葉は安心して受け取って?
そんな自嘲気味の、苦笑交じりの顔を向けて。

「ランタンは行く先を照らす道の標。
 導きたい方向に誰かを連れていくことだってできる代物。

 ……もしこの街を気に入ってくれたら、
 気が向いたときにはまた何度も足を運んでくれよ。
 いまレッヒェルンに売られてるランタンよりも、
 もっとずっと素敵なヤツを君に見せてあげるから」

手に持つソレをひたすら上機嫌に揺らして見せる。
溢れる愛着、それは言う通り、
彼自身の手で造った、さしづめ自信作といったところの証。

「勉強のやり直しは、それもまたいいね……
 ランタン以外のことだったら親父もうるさくないだろうし。
 それこそ──ランタンへの情熱が薄まったときにでも」
(55) 2022/03/24(Thu) 10:50:21