人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 狡兎 ツィオ

>>50 リカルド
「へえ、昔に比べたら随分と瀟洒な返しするようになったな」
・・
あのリックが、と思えば互いに背も伸びるはずだと嗤う。
舌が回るようになったのならばあの上司と付き合うこともまあ、
こいつにとって悪くはないことなのだろうと思った。

「見分を広げるためにも、また付き合いなよ。
 リックの言うところの、益体のない女付き合いにさ。
 全く嬉しくないだろうが、俺から見てもお前の顔は、
 商売女ほど忘れてた夢を思い出す顔をしているからな」

からかうように言うと、続く返答に目を細める。
成程、随分と腹芸も上手くなったな。
その可能性を誰より先に思い当っていて、
あれだけ冷静な指示を飛ばせるとは。教育の賜物か?

「……手を汚したやつが別にいるにしろ、
 恐らく、十中八九内部に手引きした奴がいる。
 可能なら。マウロより先にそれを見つけてくれ。
 内部に対してだけ、あいつに口火を切らせるな。
 ……口火を切ったやつは多分無事でいられない。
 適当な、死んでもいいやつを当ててくれ」

軽薄な笑みのまま、瞳の奥にだけ真剣みをにじませ言う。

「昔のよしみの範囲でいい。
 苦労掛けるな、Sig.babysitter」
(57) 2022/08/10(Wed) 15:06:49