【人】 北神 翡翠──海辺の旅館── [海岸から少し移動した所に、宿泊先の旅館はあった。 部屋に通されて一息吐く間もなく、先に風呂へ向かう事にする。 海の家で一通り全身洗い流してきたものの、隅々まで洗うには至っていない。 浴場の近くにはコインランドリーもあるそうだから、明日に備えて水着を洗っておきたかった。 二人で一緒に浴場まで向かい、男湯女湯に別れて入る。 入浴を済ませて出る時は、旅館の浴衣に着替えた。 洗い上がった水着を回収して、休憩スペースで いちご牛乳 を飲んでいると、風呂から出たばかりの君と合流する](ハァ…) [湯上りの君はいつも、肌がツヤツヤして、ほんのり赤らんで、色っぽいんだよな。 胸をきゅんきゅんさせながら、君にも飲み物を勧める。 君の水着も回収して、───濡れた水着は、部屋に戻って洗面所に干せば、明日までに乾くはず。 部屋に戻れば、そろそろ夕食だ。 時間になれば仲居さんがやってきて、手際よく夕食の膳を並べていくだろう] (60) 2023/04/24(Mon) 23:59:23 |