人狼物語 三日月国

151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】


【人】 花火師 ヴェルク

>>60 キエ
傾く体を、あの日のように支えることは無い。
君に触れる手は、君の手と重なるものだけで。

続く歌に、僅かに目が細まる。
きっと終わりが近いのだろう。
現に君の
殺意
に反して、首に添えられた手は動きやしない。


以前に触れた際には感じた熱も、今は失いつつある。
それが嫌で、君の手に重ねた手に僅かに力が込もる。


分かっている。……だから、早く。
殺さなければ。


>>59 シェイド
君に預けた銃を奪おうとキエの手に重ねた手を外したところで。

──ゴン!と己の頭に衝撃が走る。

その行為の意味とかそういうものはあまり理解出来なかった。
ただ、君の叫ぶ声が耳に響いて。
だからそれが銃だと認識出来ても、種の存在に気付けない。


何かを言う前に君が手を引くから、体はそちらに傾く。

キエは大丈夫だろうか。このまま倒れたり。
いや、それよりもこの状況はどうすれば。分からない。


狂気に侵されていたはずの思考は、君の行動で疑問で満たされた。
男は、動けずにいる。上手い言葉も言えないまま、目を瞬かせながら。
(62) 2022/06/23(Thu) 3:40:17