人狼物語 三日月国

184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨


【人】 警備員 ジュード

[殺さないでおいてもらえる、罪を赦してもらえる
それだけの同情の余地を得る為に

男は非合法なルートで仕入れた薬で心を塞ぎ、
憶病な己を偽って善良であるように努めた。

人並み以上に努力して、努力して努力したつもりで、
気を緩めず、無害であることを証明しつづけた。

かつて定められた責務とは別の役割がある事を願い続けた。


全ては、己の欲望生を肯定してほしいのために。


── そうして積み上げた日常も、今や崩れ去り。
成れの果ては無残にも、男が歩いただけの道に転がっている。
*]
(62) 2022/11/12(Sat) 6:35:05