人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 三橋 夕凪   


[薄暗くなりかけた教室。

 ふ、と後ろを振り返る。
 そういえば、先程まで一緒にいたはずの
 友人の姿も見当たらない。

 なにか暴力を振るわれたような痕もないし、
 おかしな薬を使われた様子もない。
 けれども何故こんなところにいるのか、
 急に心細くなって、トートバッグの紐を
 ぎゅうぅ、と両手で握りしめた。

 息をすう、と吸い込んで、一歩、足を踏み出し。


 聞こえた声>>65に、びくぅぅ!と、
 確実に10センチは飛んだ。 ]


   ……は、 あの、えっ、と、 

 
(71) 2021/02/02(Tue) 21:48:10