人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 鳳 凛

[彼との初対面は昨年の「夏祭り準備係」を決めるHRだった。
食券につられ、必要のない自己PRをしてまで立候補する人間は珍しかったのか、あるいは元々、風変わりな生徒と有名だったのかもしれないが、それ以来、結構何だかんだ学校では声をかけたりかけられたりしている。

とある雨の日に、凛が不法投棄された扇風機をどこからか見つけてきて、彼が居る美術室に運んできたことがあった。
錆びてボロボロだったソレを『未だ使えるから、』と奇麗に掃除して、彼に材料を借り上から塗装を施した。
向日葵のように生まれ変わった扇風機のスイッチを入れると、キチンと涼しい風が吹き、凛は幸せそうに髪を靡かせていた。

彼によってこっそり連れ込まれた捨て犬の存在も勿論知っている。>>50
凛はその子をポチと呼んで、可愛がっていた。]


だって、こう…ポチって感じ、しませんか?


[もし、別の名前がついていて、何故ポチと呼ぶのかと尋ねられたならば、凛はそう応えただろう。
外庭で野菜を育てる凛に、いつも美術室の窓からかかるのんびりした声は彼のもの。>>38

時折、収穫した野菜で簡単な料理を振る舞ったりもしているかもしれない。]*
(77) 2021/07/21(Wed) 9:08:54