人狼物語 三日月国

94 【身内】青き果実の毒房【R18G】


【人】 9949 普川 尚久

>>78 南波
 そんなに気になっていたらしい。視線はそのままあなたの口元に行った。少し上の方の並んだシアンを見て、それから居心地悪そうに顔を背ける。普川が人の目を見て話をすることは少ない。

「いやなことってそら、何……個人差だけどさ、
 普通の…常識で言われるようないやなことが、
 全然思い当たらんわけでも……ないだろ?
 ……それ通じない人って、言ってもなんも通じないし」

 普川は嫌なことの具体的な内容を言った方が、その嫌なことをされてきた人間である。いたいこと以外に具体的に述べる気は今のところなさそうだ。

「だからすり合わせは別に……そもそも、あのさ…?
 企画のメインの行動がまず、普通に嫌だから誤差と違うかな。
 するんでしょ靖史? ほんなら他も一口に一緒さ」

 こう言いながら、死ぬほど嫌そうなわけでも、やる気が全くなさそうなわけでもない。南波の言う通り、しょうがねぇなぁ程度のパッションのなさである。
(86) Vellky 2021/09/16(Thu) 7:08:50