人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  別に逃げてるわけじゃないけど。


[一段、階段を登る。
 久しぶりにまっすぐに、きみを見た気がする。
 時折咲く華にきみの横顔が照らされる。
 余計な感情が零れそうになって蓋をした。

 同じ階段、同じ花火、夏祭り。
 あのときと何も変わらないのに
 ふたりの距離は、開いたままで、

 もう一段、近づく。]
 
(86) 2021/07/25(Sun) 15:49:49