人狼物語 三日月国

75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】


【人】 徒然 シトゥラ

>>92 イクリール
「それもそうか。みんな、いい顔をしているいい子だから」

 覚悟を決めるか、と小さく息を吐けば
 皿に残っている食事に視線を移した

「今日はパンが美味しそうに焼けていたね。
 ……こんな時間に食べるのは、いつぶりだろう」

 撫でられれば身長の高い年長者はまるで子供のように
 手に頬を寄せ、言葉を紡ぎながら前髪越しに少女を見つめる

「小さくちぎって食べさせてくれるかな?
 昔から消化が……食事を食べる内臓の調子が悪くて
 ちょっとずつゆっくりでないとお腹がびっくりしてしまうんだ。
 自分一人じゃ――――できなくて」

 言葉の裏に見える自分の異常。
 あまり知識が無い子供にもわかりやすいように、説明をする。
 小さい少女にだから零せた弱みのようなものだった
(99) toumi_ 2021/05/26(Wed) 0:17:15