人狼物語 三日月国

184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨


【人】 娼婦 セツナ

 
「べとべと? 毒?」
 
 
>>96悲鳴をあげたかと思いきや。
物騒なことを口にする男を訝しむ。
どうして毒なんて纏っている?
見たところこの怯える男は、欲望を隠すための赤い布は身につけていないよう。
とすると、これがこの男の欲望?
だとするとうわあ、と思わずどん引いた。
よく考えればこれがこの男の、種としての特徴かもしれないと思い痛れたかもしれない。
しかし、今は非常事態。
そこまで冷静に考えつくことができず。
 
 
「毒浴びるなんて…変態…?」
 
 
その毒を自分で浴びている分には良い。
けれど、いつそれが「君もどう?」となるか分からない。
道を明け渡すという男に油断なく切先を向けながらじりじりと背を向けずに横を通り過ぎようとする。
此方に攻撃してくるなら許さない。
少しでもおかしい挙動を見せれば、その切先は彼の肌を裂くだろう。
 
(100) 2022/11/09(Wed) 20:54:53